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秋のお彼岸なので、自家製黒ゴマと大豆で、おはぎを作ってみました。今回は小豆を水にひたしておかなかったので、この2種類です。今スローフードが見直おされていますが実際口に入るまでには、手間と時間がかかるのです。
でも自家製で作る作物はやはり味がちがいますね。てまえ味噌ですが。
私の住んでいる地方には、こんな昔話しがあります。
昔むかし旅人が一晩の宿を求めて、ある老夫婦の家の戸をたたきました。親切にまねき入れられた旅人は部屋で旅の疲れをとっていました。すると、隣の土間からこんな話し声が聞こえてきました。
ばあさん「じいさん今日はどのように、しましょうかねぇ。」じいさん「そうだな、はんごろしかそれともぶちこみにするか。」と言うのです。旅人はそれを聞いて人間の姿をした化け物が自分をどういう風に始末するのかの相談をしていると思い込みあわててこの場から逃げようとしました。物音にきずいた老夫婦が、話しを聞くと、旅人は「こんな所で化け物に食われちゃたまらん。」と言いました。
なんの事かと言いますと、はんごろしは、先のおはぎの様に、もち米などをある程度つぶした状態にする事で、ぶちこみとはうどんと具材とを一緒に煮たものです。と言う事で、老夫婦は旅人に何を作ってやろうかと料理の相談をしていたのでした。
これからは、郷土料理や方言も折にふれて、紹介していきたいと思います。
長野県 北信地区在住のFUKI