深堀大三郎の生涯マナビスト

自然や街を歩いて観察するのが大好き、歩いて歩いて楽しみたい。
また、お城の石垣を眺めると力が湧いてくる。

「つれづれなるままに(19)”梅川の像”」

2009-01-19 05:38:00 | Weblog
昨日、尼崎で会合があり行ってきた。
JRの尼崎駅周辺も随分と開発されてきれいになっている。
駅近くが会場だったので、ゆっくりと参加することが出来た。
集まった人は、約60名くらい。
始めてお会いする人もあって、名刺交換も盛んだった。
駅の構内に近い、陸橋のところに「梅川の像」があった。
実は、この駅の約2Kメートル位の所の「広済寺」に眠る「冥途の飛脚」(近松門左衛門作)のヒロイン「梅川」の像と説明がある。
人間国宝吉田文雀さんの指導で、文楽人形のイメージで製作したという。
昨夜の雨はやんだ多分


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2 コメント

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梅忠 (乱鳥)
2009-01-19 23:26:13
梅忠の『封印切』と『恋飛脚大和往来』は数え切れないくらい 楽しんだ演目の一つです。
上の乱鳥ボタンを押していただけましたら、私のブログの芝居感想が出てきます。
ブログで封印切と検索していただけましたら、台詞の一部もUPしています。

上の写真は 『封印切』の花魁姿の方だと思われます。道行きの場では、梅忠共に 日本手ぬぐいを髪に巻き、雪道を駆け落ちします。

私は本当はコメントを入れずにおこうかと迷っていました。
というのは、この芝居を好きな方ならおわかりかと思うのですが、尼崎市の真意が把握できなかったためです。
心中ものに対する教育的配慮だろうか?それにしては花魁だし・・・。
或いは予算不足で梅川だけをつくったのだろうか?

いずれにしても切ないこのドラマを知っているならば、梅川独りにはしなかったのではと悲しい思いでいっぱいになりました。
近松も墓場の影から、臍を噛む思いではと思うと、涙してしまいます。

しかしながら、こういった事実をマナビスト様のブログで 初めて知ることができました。
もしこのブログでめぐりあえねば、私はこういった事実を知らずに一生を過ごしたことになります。

ありがとうございます。
心より感謝いたします。

私は近松作品も好きです。
こういった事実を踏まえ、近松に道行きの場となった奈良の地から、黙祷を捧げました。

静かな時を過ごさせていただき、ありがとうございました。


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梅忠「封印切」 (深堀大三郎)
2009-01-20 07:01:54
コメントありがとうございました。
この梅川の像は、昨年も見て気になっていたのです。その時は、昨年亡くなった同僚と立ち話をした場所で、ゆっくり眺めることも無く過ごしてしまいました。と言いますのも、僕には乱鳥さんのような知識が全く無かったからです。ただ、この尼崎のこんなところにと言う気がかりはありました。今年はひとりでゆっくり見て来ました。そして、「今も人の心をとらえてはなさない」云々の説明もピント来ないままブログに書きました。それが乱鳥さんのおかげでその一部が分りかけてきました。ありがとうございました。
乱鳥さんのブログでの「恋飛脚大和往来『封印切』」のご感想も読ませていただきました。
自分の常識の無さに恥ずかしい思いをしています。少しでも勉強して行きたいと思っています。
よろしくご指導のほど重ねてお願い申し上げます。
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