深堀大三郎の生涯マナビスト

自然や街を歩いて観察するのが大好き、歩いて歩いて楽しみたい。
また、お城の石垣を眺めると力が湧いてくる。

「あきんどは”さんずの川”をわたるな!藤本義一さん・・・」

2012-11-01 10:09:44 | Weblog
藤本義一さんが亡くなった。
同い齢だった。
何回か、講演も聞かせていただいた。
低音だが、マイクに良く通る声だった。


最初に知ったのは、やはり、イレブン・ピー・エムだったと思う。
大阪に出て、関西のお笑いとテレビのお色気に心を癒されつつ、
ほんとうに、関西が好きになってしまった。
どうやら思うに、義一さんの影響があったような・・・


のめりこんだのは、滋賀県大津での講演会からであった。
同い齢なのに、ハッとするようなきれいな白髪。
ぐっとひきつけられる低音の語り口は、正に、一対一で話しているようだった。
そして、近江商人の話は、圧巻だった。


以後、何回か講演会に参加させていただいた。
なかでも、印象に残るのが、あきんどは「さんずの川」をわたるな、だった。
勿論、「三途の川」ではない。
あきんどが、常に、心がけなければいけない三つの掟みたいなものである。


金貸さず。
役つかず。
印鑑(はん)せず。

厳しいようだが、商人として、奥深い意味があることを認識しなければいけないと。
これは、「人間の目を見抜く」ことを教えているものと思っている。


しかし、いい人は、はやくいってしまうなあ。









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