バスケ青春の詩

平成25年12月22日をもって33年9か月ほど勤務した仕事を定年退職をしました。これを機会にまた想いを綴ります。

ステイ…2012

2012-05-11 05:50:17 | やっぱりミニバス!
平成24年5月11日 金曜日
 
「ステイ…2012」


バスケットボールのオフェンスプレーは、パス&ランで常に動き続けることが原則ですね。

『止まったら死ぬんじゃ!』 です。

ゴール下でのコンビネーション・オフェンスにおいても、

ボールとプレーヤーは、川の流れのごとく連続して動き続けることで、

攻撃のためのスペースを作ることができます。

仲間のために、動き続けるのです。

その一方で、仲間を活かし、なおかつ自分を活かすために、一瞬ですが止まるプレーがあります。

それを、そこにとどまるということから…、「ステイ」と言います。

ステイすることで、路傍の石状態になり、ディフェンスの動きを止めるのです。 

近くの味方のオフェンスプレーヤーが、ステイしている仲間のわきを擦(コス)るように動くことで、

ディフェンスプレーヤーを、そこでそぎおとすのです。

これをスクリーンプレーと言いますよね。

つまり、流れている動きの中で、あえて「止まる」という動作は、

逆に、すごく大事な意味があるのです。

止まることで、仲間が活かされ、

次の一瞬に、動き始めることで、

自分も仲間のために活きるのです。

自分だけが活きようとするチームは、チームとして成り立たないと思います。

仲間のために、なおかつ自分のために為すべきことを、

一瞬の判断で行うことができるチームこそが、真のチームだと思います。

バスケットボールは、その差が勝敗の結果として明確に出るのです。

仲間を活かし、自分も活かす、「ステイ」は社会生活でも役に立つ考え方だと思います。