平成24年5月10日 木曜日
「チームであること…2012」
チームとは、バラバラに集まった個人がひとつの競技をするためにまとまったものです。
競技以外では、何も関係のない人達が、何か大切なものを共有することで…つながっていくのだと思います。
言いたいのは、そこで出会った仲間は、運命的に出会った、チームになる彼らであり、彼女らなのです。
よく言いますよね。
部下は上司を選べない…と、
部下になった同僚どうしも同じです。
その出会いから、チームは作られていきます。
色んな個性が集まって、互いを知っていくのです。
意気投合する者もいるでしょう。
一方で、どうしても気に入らない者もいます。
それがチームです。
チームは仲良しクラブではありません。
その個性がぶつかって、チームになる壁をブレイクスルーしていきながら、チームになっていくのでしょう。
そこには、コーチさえ作ることのできないところがあります。
そこを作るのはメンバー自身です。
なぜ同じチームのメンバーになったのか?
…ではなく、
このチームのメンバーになり、チームとして何を目指すのか?
そのメンバーとして何をするべきか?
そのことをメンバー自身の全員が共有することです。
それの核になるのはキャプテンでもいいし、
このチームでしか、自分の夢を実現するしかないと真剣になっている者でもいいのです。
チームとして目指すものが違うという意識のメンバーの集まりでは、メンバーのあいだにそれぞれ温度差があるチームです。
それではチームになることはできないでしょう。
そもそも、そういう者が、そのチームに入ったことが間違いなのです。
バスケがしたいから、このチームに入ったのであれば、
このチームの目指すものをメンバーが共有することです。
そして、それを自分のものにすべきです。
『君たちは頑張ってね…私は私のやりたいバスケをするから』では…チームにはなりません。
バスケをしたいのならば、チームのメンバーになることです。
このチームでプレーしたいから、このチームの一員として、
自分もそこでプレーしたいから…メンバーになることを選らんだのであれば、
そのチームはいかにあるべきか?
そのためにメンバーとしての自分は何をするべきか?
それを自覚して、チームの目指すものを明らかにして共有することです。
確かにバスケがしたいから…このチームに入ったというのも正解でしょう。
問題は、その次のステップです。
チームのために自分はいて、自分の夢を実現するためにチームがあるのです。
その意識を誰かひとりでも忘れたら、誰かひとりでも弱気の心になったら、
チームの目指すものを手にすることはできないでしょう。
それでは後悔するだけです。
今は、チームの目指すものを共有して…そこに向かって行くことです。
いついかなるときも、チームの目指すべきものをメンバーは忘れてはならないのです。
スポーツをする者は勝負の結果や、チームの状態や、自分の肉体的なことや精神的なことで落ち込むことは…常にあることです。
それでも、そのチームのメンバーである限り、チームの目指すべきものに向かって行かなくてはならないのです。
あなたは、そこでバスケをすることを選らんだのですから!