バスケ青春の詩

平成25年12月22日をもって33年9か月ほど勤務した仕事を定年退職をしました。これを機会にまた想いを綴ります。

執着心…チキンハートからイーグルハートへ

2012-05-05 03:52:22 | やっぱりミニバス!
平成24年5月5日 土曜日
 
「執着心…チキンハートからイーグルハートへ」


5月3日・4日と、外房地区のミニ連盟主催のミニバス交流大会がありました。

交流大会とはいっても、男子18チーム、女子27チームが参加したおおきな規模の大会でした。

初日は、千葉国体の時にバレーボールの会場になった大網白里アリーナという立派な会場で試合をさせていただきました。

男子はブロックを二つに分けて、それぞれトーナメント方式で勝敗を競いました。

うちは2勝し、初日のブロック決勝へ…

決勝では、東京の区大会1位の男子チームとの試合になり、

後半に追い上げて、引き分けでした。

競った展開の試合で、子供達は気持ちが切れることなく、あきらめないゲームをやりきってくれました。

しかし、まだ課題が多々あり…特に、あの時の一本のシュートを入れていれば、という場面が多々ありました。

一本のシュートをねじ込むという気迫に欠けるものです。


昨日の二日目は、一日目のゲームの1試合目の勝者8チームによるトーナメント方式で、

準決勝で初日に引き分けた、東京のチームと再び当たり…

前半をダブルスコアで離されましたが、後半残り1分で追い付き、

逆に1点差をつけて逆転しました…が、

ここからが、焦りによるミスの連続になり、

最後は、35対38で惜敗でした。


相手チームとの明確な違いはボールに対する執着心です。

ゴールに向かう、あるいはボールに執着する気持ちの部分です。

うちの子供達のルーズボールに対する反応は、どうしてもボールを見てしまい、

取りにいくとしても、逃げ腰で、手だけで拾いにいくもので…体ごと、体を張って取りに行くものではありません。

だから、相手のボールをカットしたルーズボールが、自分達のボールにしきれません。

相手に拾われ、カウンター気味にシュートを決められるパターンの繰り返しです。

気持ちは弱く、冷静な判断ができなくて、次を焦るのです。

熱き心はあっても、クールな判断と、まずマイボールにして、次を狙うというプレーがやりきれない…



そもそも、そのルーズになった原因は…

自分達のミスから生まれたルーズボールです。

なぜ、ミスになったのか?

それは、ボールを絶対に相手に渡さない!

ボールを絶対に自分達のものにするというか…

自分達のものにしてやる!…という気持ちに欠けてるものです。

だから、まず、ボールを自分達のものにして、

オフェンス動作に入ればいいものを…焦って

確実にボールをマイボールにする前に、ゴールに行こうとする…速く攻めないといけないという焦りの気持ちが、

その動作になり、ボールがしっかりとマイボールにする前に攻めようとするから、

しっかりとボールをピックアップする前に、いきなりドリブルを始めるから…

ボールをコントールできずに、相手にスティールされたり、ファンブルするのです。


自分達のボールは絶対に相手に渡さない!…という執着心があれば、相手に簡単カットされるようなパスやドリブルや、

相手ボールにしてしまうヴァイオレーションをしない意識が生まれるのでしょう。

ディフェンスもタイトにしつこく付いていますが、

手で止めようとしてファウルがかさみます。

絶対に抜かせない!…絶対にポジションを取らせない!

絶対に自分達のボールにしてやる!

自分達がされて嫌がるようなディフェンスをする!

予測、反応、後の先、サイドステップの最初の一歩…でコースに入り続け、

2線のカバーに誘い込み、2線が待ち受けることなく、こちらからシャットする…

そのディフェンスが、やりきれる者もいれば、まだやりきれない者がいる。

そこをやりきれないところを突かれて、待ち受けるカバーでファウルがかさむ。


それも、絶対にゴールをさせないという心というか…気持ちが前面に出た執着心! に足りないのです。


それが欠けているのです。


意識の問題です…ハートの問題だと思います。

焦る、ミスをする、ゴールを狙うプレーが雑になる。

まずマイボールにする、一瞬の今やるべきことができない。

今やるべきことを飛ばして、次を焦る…焦るというチキンハートなのです。

とにかく、今やるべきことをやる…まず、一瞬、しっかりマイボールにして、

クールヘッドで次を狙う気持ち…イーグルハートを培うことです。


何か活路が見えてきたようです。

徹底して執着心を意識した練習を繰り返していきます。