バスケ青春の詩

平成25年12月22日をもって33年9か月ほど勤務した仕事を定年退職をしました。これを機会にまた想いを綴ります。

自分達の試合

2012-05-01 04:46:53 | やっぱりミニバス!
平成24年5月1日 火曜日
 
「自分達の試合」


今日から五月…風薫る季節です。

GWも中休みですね。

さて、ミニバスも連日の連戦で、さすがに私もお疲れモードです。

ここらで休養し、GW後半、4連休のうち三日間の試合に備えたいと思います。


ここまでの試合で思ったことですが…、

オフェンスのチームスタイルがある程度出来上がってくると、

これをさらに向上させなければならないのですが、

しかし同じチーム内で、AチームとBチームに分かれての5対5のスクリメイジでは、

チームスタイルの確認で終わってしまいます。

自分達のチームスタイルがあるのであれば、他のチームも、独自のチームスタイルを持っています。


問題は、他のチームとゲームをしたときに、いかに自分達のチームスタイルでプレーできるかにあるのでしょう。

何回も対戦しているチームは、お互いのチームスタイルがわかっているので、

そこのプレーの特徴を研究し、対応策を練ってきます。

その対応策をやられて、自分達のチームスタイルを崩されるのは…

まさに、相手チームの思うつぼです。

自分達のチームスタイルが、崩されたから、パニックに陥ることで自分達の試合にすることができなくなるのでしょう。


バスケ教本には、オフェンスプレーの原則が書かれています。

●5人のプレーヤーのコンビネーション
(コミュニケーション)

●連続性…川の流れのごとくボールと人が動く。

●スペースィング…スペースを作る、スペースを探す。

●パッシングとパス&ラン

●ゴールに向かう姿勢と気持ち


チームスタイルのフォーメーションにこだわり続ければ、相手の思うつぼのままゲームは流れていくでしょう。

そんなときは、原則に立ち返ることが大事だと思います。

特に、強引ではなく、強い気持ちを持ってゴールに向かう姿勢と、

実際のプレーとしてカットイン、ドライブイン、インサイドでのポストプレー、

…などを5人がひとつになって行うことでしょう。

このときに注意しなければならないのは、

5人の個人がバラバラになっていないこと

5人で何をやるのか、意思が通じていなければ、チームとしてはまとまらないのは間違いありません。

ひとりが勝手に突っ込んでもダメだし、

ひとりが勝手に入らないシュートを打ってもダメでしょう。

そんなプレーは、仲間を活かすものではないもので…

大事なのは、自分を活かして、仲間を活かすプレーだと思います。

そこで自分は何をするべきか考え判断し、仲間のために行うことでしょう。

そこに必要なのは、コミュニケーションであり、その意思を通じ合わせる司令塔となるプレーヤーが必要です。

チームスタイルを造るためには、

この原則によるプレースタイルの習得をねらいとして練習したはずです。

まず、そこに立ち返りプレーすることを意識することが大事です。

焦ることなく、冷静になって、

しかし、心は熱くゴールに向かい、そのために、広い視野を持つことです。


一方、ディフェンスは、基本はマンツーマンディフェンス。

ひとりひとりの1線のディフェンスが、しっかりとできること。

負けないゲームをまず意識すること。

それにはディフェンスから、そしてチームディフェンスで攻勢的にゴールを死守することでしょう。

自分達が練習で習得したものを、相手チームがじゃましようとするときには、原則の基本に立ち返ること

そこから自分達のペースをつかんでいくこと

その気持ちを常にもって試合に臨めば、自分達の試合をすることができると思います。

相手チームのチームスタイルにあわせたプレーでは、ゲームは相手の流れになっていくのは当然です。

そうすると…、焦る、何をしていいかわからなくなる。

自分達のチームスタイルでプレーできないから、結果はついてこない。

結局は、オフェンスもディフェンスも、まずチームとして練り上げた基本に立ち返って、

自分達のプレーに集中することです。

強い気持ちで、5人がゴールを死守して、

5人がゴールに向かうこと!


それを忘れずに、全力を出し切ること!

今は、自分たち同士でスクリメイジをしています…だから、自分たちのプレーができるのです。


違うチームとやったときに、少し自分達の思うとおりにいかないと、相手のリズム、相手のペースにはまってしまう…

そんな時こそ、原則という基本に戻り、相手のペースをブレイクして、自分達の流れに引き戻すことです。

今は、そんなメンタルな弱さにあふれています。

これを強くしていかない限り…今のままで終わるでしょう。

『それでいいのか?』

では、どうすればいいのか?

とにかく、コーチとしては、これを乗り越えるために多くの試合をこなすことだと思っています。

経験を積んで、自分達の試合ができる冷静さと熱い気持ちが必要なのですから…


そのために、連休後半の試合で自分達の試合にしていくメンタルを練っていきたいと思います。