バスケ青春の詩

平成25年12月22日をもって33年9か月ほど勤務した仕事を定年退職をしました。これを機会にまた想いを綴ります。

向日葵(ヒマワリ)の心をもって…2013

2013-12-31 06:50:09 | やっぱりミニバス!
平成25年12月31日 火曜日

 
「向日葵(ヒマワリ)の心をもって…2013」


今年一年、皆様ありがとうございました。


今年の後半…9月半ば以降はメンタル面で最悪でした。

定年退職や再就職のことで、心がグツグツと煮えるようなキツさを味わいましたが、

今は、どうにか落ち着いています。

家族、そして私を支えていただいた多くの人達にご心配をおかけし、申し訳ありませんでした。

支えの言葉やコメントをいただいて、救われました。

本当にありがとうございました。

今は、自分なりに底までいきましたから、後は登るだけだと気づいたところです。


来年は私にとって、心機一転の年です。



次に向かって歩み続けて行きます。

「行かねばならない」と思うからしんどいのでしょう。

歩めることに感謝して、

ただ、追い込まれることなく、焦ることなく、日々を生かせていただければ幸いです。

とにかく、両親と義母の長寿と、カミさんと我が子達が健やかに生きてくれること…そのささやかな祈りを願いながら新年を迎えたいと思います。


柳のようなしなやかさで、明るい方に向かっていきたいと思います。

向日葵の心を持って…


皆さん、今年はお世話になりました。

良い年をお迎え下さい。

また来年もよろしくお願いします。

子供達に語り続けること…2013

2013-12-30 06:13:21 | やっぱりミニバス!
平成25年12月30日 月曜日

 
「子供達に語り続けること…2013」


私は、ミニバスはスポーツであるとともに、子供達の心身を健全に育む手段だと思っています。

特に心については、健全に育むために、子供達の心に語りかけることが大切だと思っています。

ですから、子供達のメンタルを鍛えるという考え方は私の価値観にはありません。

鍛えるというより、育むという言葉が適切だと思います。


私はかつて、内向的な子供の心を育むことにもミニバスを通じて携わってきました。

その子に対しては当然、その子の心のありようを見守りながら彼と語っていきました。

私は心を育む言葉が大切だと思っています。

もし私の文章が、 子供達一人一人にきめ細かい言葉をかけることではないと理解されたのであれば、私の言葉が足りなかったのかもしれません。

私は子供達一人一人が自分を活かし、仲間を活かすための言葉を語り続けることが、

コーチの役割であり、ミニバスにおける子供達の気持ちを前向きにする在り方だと信じています。

子供達一人一人に、きめ細かい言葉で語り続けることで、子供達の気持ちは前向きになり、自分だけでなく、 仲間に思いを致す心も育まれると信じています。

かの内向の子供も仲間として頑張ってくれました。

その仲間の子供達も、彼とともに試合に出ると彼にボールをまわしシュートさせようと全力で動くのです。

その彼は、その仲間の思いに彼なりに応えようとするのです。


そして私は子供達から感動をもらい、私の心も子供達によって育まれてきました。

これからもそうありたいと思っています。

自立と自律…2013

2013-12-29 07:50:37 | やっぱりミニバス!
平成25年12月29日 日曜日

 
「自立と自律…2013」


夢を語る前に、目標に向かって行動する前に、自分の身の回りのことに視野がいかない者は、

まず、自分の生活している足元を固めることこそが第一だろう。


バスケだけ真剣だけど、家に帰れば、ゲームして喰って、寝て…

そんな少年は「自立」できない、ガキでしかない。

「自立」とは、他からの従属から離れて独り立ちすること、他からの支配や援助を受けずに存在することをいう。

確かに少年は、親の援助なしには存在できない。

しかし、普段の生活の中で自分でやれることがあるだろう!

だから「自立」できない。

そんな少年に、夢を目標にして、それに向かって歩む資格などない。

まず第一に家庭は…少年の自由な振る舞いが認められる場所であるとともに、

家族として、やるべき事を行う責任がある。

特に、たかが少年のくせにバスケで疲れたといって、いっちょまえに殿様振る舞い。

親は働き、疲れて家に帰り…そして家のことをしている。

そのことが当たり前と思っているから、汚れた自分の衣類は、ほったらかし、喰ったら、喰いっぱなし…

生活できていることに感謝をしているのなら、それを行動で示せ!バスケ以外のことで自立できない、その少年は何様なのか?!


さて次に、少年は自分の身体能力の高さを自分でもよく知っている。

だからこそ地道に自己管理ができて、体調を万全に整えて試合に臨む。

それこそが、真剣にスポーツをする者の責任ではないのか?

自分を活かすための体調管理という地道な努力をすることで、チームを活かす責任を果たすことができる。

真剣にスポーツをする者は、チームに対してその責任がある。

その責任とは、自分で自分の体調管理ができること、そしてその努力を継続していくこと…その努力をする責任が少年にはある。

これを「自律」という。

「自律」とは、自分の考えに従って行動すること…自分で、あるべき自分を創っていくことをいう。

もし、体調管理のやり方が、少年なりにあるのなら、それは、それで正しいだろう。

問題は、それを継続する努力を、自ら考えてやろうとしているのか?

自分以外の、誰かがそれをしてくれるのか?

自らやろうとしないのであるならば、自律できない単なる部員でしかない…アスリートではないのだろう。

それ故、「自立」も「自律」もできない者に、夢を語ることも、目標に向かって行動する資格もない。

なぜなら、「自立」できなければ、社会という荒波で一人立ちできないからだ。

なぜなら、「自律」できなければ、体調を崩し、怪我をし、目標を手にすることなどできないからだ。

自分だけが特別だと思わないことだ。

不慮の事で、悔む想いをしたくないのであれば、「自立」し、そして「自律」することだ。

やっぱりミニバス!…2013

2013-12-28 07:13:23 | やっぱりミニバス!
平成25年12月28日 土曜日
 
「やっぱりミニバス!…2013」

だいぶ以前に、「つうふう」の足を引きずりながら、ミニバスのコーチングをしました。

所用があり、二週間ぶりに子供達に会いました。

練習前に、子供達を集合させて、いつものように並ばせたときは、

思わず、子供達の顔をひとりひとり確認するように見ていきました。

「聴く姿勢は!」と言いながら、ピシッと気合いを入れなおし。

私の心は、ワクワクでした。

「よし! 子供達の輝いた瞳を見るために、今日も、しっかりいくぞ!」と自分に言い聞かせて、練習開始です。

常に、気持ちは、「練習は試合のごとく」

技術を向上させるためには、ダラダラやっても身にはつかないよ。

自分を常に、向上させようとする、もうひとりの自分が、目標を手にさせるんだよ。

この土日の練習から、スピードを意識させ、練習ごとに設定している、タイムを1秒縮めたり、

タイマー・ブザーの意味を、 「スタートの合図のブザーではなく、そのブザーがなるまでに、シュートにいく、スピード・ドリブル!」というように考えること…として意識を変えさせました。

考える意識の視点を変えるだけで、今までの、スピード・ドリブルとは違う速いドリブルが生まれていきました。

スピードを生むためには、どうすればいいのか、「ロスをなくすこと!」、「ボールを落とす位置!」、「低く、強く、速く、前に!」

パス・レシーブからのシュート・タッチの速さ。

スピード・ドリブルの走るコース!

トライアングル・パスでの正確なキャチッィングから、パスだしの速さ、

コーンをカッティングしていく走りの意識。

DFは仕掛ける、攻勢的なDFを!

ひとつひとつ、ひとりひとり、その都度プレーを止め、全員を集合させ、説明し、

もう一度やらせ、できなければ、また、くり返し、できるまで…

意識していることに、「よし!」とほめて、

出来ていくことに、「よし!」とほめて、

出来たときに、「それ、それ、OK! OK!」と手をたたいて賞賛します。


子供達は、自ら意識を変えていき、そこに向かっていきます。

その姿は「つうふう」の足の痛さを忘れさせてくれます。

といいつつ、無意識に、足を動かした瞬間に、 ピキーンと、痛みが全身をつらぬく…

「コーチ、大丈夫?!」

いやぁ…やっぱりミニバス!

子供達は、感動と元気をくれます。

スポーツとゲーム…2013

2013-12-27 10:06:40 | やっぱりミニバス!
平成25年12月27日 木曜日

「スポーツとゲーム…2013」


スポーツには個人競技とチーム競技があります。

個人競技はプレーヤーという言い方と、アスリートと呼ぶ言い方があります。

それは自分との闘いを制して、相手よりもタイムや得点で優位に立ち、勝ちをえるものです。

まず自分と闘うのです。

そして自分を越えていくことに、スポーツとしての楽しさを覚え、相手の記録を上回ることで勝利の喜びを手にします。

相手に負けたことの悔しさよりも、自分が自分を越えていけば、その次の自分の目指す目標を設定してそこに向かって行くことで、辛くてもスポーツの楽しさを感じるのでしょう。


一方、「ゲーム」という言葉は、勝敗を決めるためのルールや環境または他人との相互作用を元にした活動で、それによって知的に、もしくは身体的に楽しむのために行なわれる活動とあります。

他人との相互作用で勝敗を決することを目的とするという意味では、主としてチーム競技を言うのかもしれません。


ただし、チェスや将棋などの個人が直接対戦する知的ボードゲームもゲームといいますが…。


とにかく、チーム競技の基本は、仲間によるチームが一つになり、相手のチームがいることで、ルールに従って競技を行い得点だけではなく、そのプレー自体を楽しむのでしょう。


ゲーム自体の目的が勝敗を決することにあっても、ゲームをすること自体が楽しいことが前提であることは間違いないと思います。


楽しいゲームをするために、肉体的に辛く苦しい練習を行うのです。


そこのところでは、チーム競技であっても、今の自分を越えていく…自分を越えていくことで、明日の自分を実現する喜びを味わうという意味では、個人競技もチーム競技も共通しています。


そういう“個”が集まって、全力で、集中して、仲間のためにゲームが出来れば、これほど楽しいことはないでしょう。それがスポーツ…楽しいというスポーツだと思います。


やがてスポーツであるゲームが楽しいと思えるようになっていけば、練習自体も、自ら全力で自分を追い込むことができるようになっていくものと思います。


コーチの意識、プレーヤーの意識…2013

2013-12-27 05:38:57 | やっぱりミニバス!
平成25年12月27日 木曜日
 
「コーチの意識、プレーヤーの意識…2013」


ミニバスのコーチをしている私は、子供達にはプレーヤーとして持つべき意識について、

『勝つことをねらうな! 負けることを怖れるな!  大敵を怖れず... 小敵をあなどらず...

自分を活かし、仲間と一体となって、全力プレーをすること!

練習は試合のごとく行い、試合は練習のごとく行う。

試合では練習でやったことを出し切ること!

相手のゴールをねらい!

自分のゴールを守る…攻める気持ちで守る!

その気持ちを意識し、クールヘッド(冷静な判断) ホットハート(熱い心) ワイドビジョン(広い視野)

コーチから教えられた知識と技術をもとに…自分達で考え、自分達でプレーする。

そういうプレーならば、楽しいバスケは実現できる!』 …と言い続けています。

これは徹底して語り続けていますから、子供達の意識として根付いていると思います。

一方、コーチとして持つべき意識は、『勝つことをねらうのです。勝敗にこだわるのです。

コーチの責任は、プレーヤーの全力プレーを導き出し、結果を出すのです。

「勝利」という結果を…

子供達が全力プレーをした結果が、負けであった場合…子供達はよくやったのです。

しかし、コーチはその負けから学び、更なるチーム力を向上させるための練習を創造し、練習を行い。

次の試合では、勝利という結果を求めてコーチィングするのです』

さてここで分かるように、プレーヤの意識と、コーチの意識は「勝敗」について違うところにあります。

プレーヤーは、やはり勝ちたいです、負けたくはありません。 しかし勝ち負けは、結果なのです。

対戦する相手も勝をねらってきますから、私達に自分達のプレーをさせてくれないでしょう。

当然です、相手のプレーヤーも勝敗に関しては同じ想いで来てますから。

ですからプレーヤーは結果を頭において結果を意識してプレーしてはならないのです。

ひたすら考えるのは、ボールに集中し…相手のゴールをねらい、自分のゴールを死守することです。

そこには勝敗への想いはなく…必死にプレーするのです。

プレーヤーが勝敗を意識してくるのは、接戦の場合では、残り1分程度になったときころでしょうか。

ここでコーチの判断が必要になってきます。

勝っているチームのコーチは、チームの勝利を手にすることを判断し、

逃げ切るために…ディレイからローペースの展開で、時間を使い切るようにプレーヤーに指示します。

そのコーチの指示で、プレーヤは、勝つことにこだわったプレーをするのです。

プレーヤは、勝敗にこだわることなく、全力プレーで攻めることができるのに、

勝つことをねらうな全力プレーを意識しろ!…とコーチから言われておきながら。

しかし、それがコーチがチームを勝利に導くために果たすべき責任なのです。

以前のミニバスの練習ゲームで同じ状態がありました。

子供達の中で葛藤が生じました。

そこで私は子供達に、練習終了後のミーティングで、 コーチの意識とプレーヤーの意識について語りました。

『君達プレーヤーは常に、全力プレーをしなければいけないよ。

ただ、コーチはチームの勝利を意識しているんだ。それが、コーチの責任だからね。

君達は練習でやったことを出し切るようにプレーをする。

コーチは、チームとしてどのように攻めて、どのように守るかについて…コーチは全体を示して、

あとの細かいプレーは、君達が、自分達で考えてやるんだ。

だけど、最後に勝敗に関わるプレーならば、
チームとしてどのようにプレーすべきかは、コーチが判断をすることなんだ。

ボールをキープするのか、あえて攻めるのか…そういう最後の指示は、コーチがするんだよ』

子供達にとっては、理解することが難しいことだと思います。

いずれにしても、どんなに大差で勝っていようと、どんなに大差で負けていようと、

最後の試合終了のブザーが鳴るまでは、その一本をあきらめないでプレーすることです。

その一本が次の試合に繋がるのは間違いありませんから。

どんなに大差で負けていても、最後にシュートで終わったなら、私は盛大な拍手をして、子供達をベンチに向かえてやります。

それがバスケというスポーツの特質のひとつだと思うからです。 最後まであきらめない!