バスケ青春の詩

平成25年12月22日をもって33年9か月ほど勤務した仕事を定年退職をしました。これを機会にまた想いを綴ります。

酷暑の中の練習…

2012-07-31 05:06:29 | やっぱりミニバス!
平成24年7月31日 火曜日
 
「酷暑の中の練習…」


日本列島、酷暑が続いています。


ニュースでは、『猛烈な暑さが続いています…』と報じていました。


猛烈…と表現される暑さなど、私の世代の人達が中学や高校くらいの頃には聞いたことなどありませんでした。


熱中症も最近の言葉?…あったのは、熱射病の言葉だったと思います。


熱射病は、外にいて直射日光に当たっていたらなるようなもので、室内にいれば大丈夫でしたよね。

それが、熱中症は屋内でもなり、命も落とすかもしれない重態なものです。


私達の世代の部活動では、水は飲んではならない、グラウンドでウサギ跳びや、100周駆け足などの練習は、根性!…という青春時代の当たり前の練習でしたよね。


そこにはトレーニング理論などありませんでした。

とにかく、根性!一本でした。

しかし現代の酷暑の中で、そんな練習をしたら、体は持たないし、間違えれば死に至ります。

また、今は、トレーニング理論も確立され、科学的に立証され、効率的で効果的な練習がされています。

例えば、練習中に給水することは、大事なことです。


先日のミニバス男子の練習でも、体育館は暑さで気だるくなるような、蒸した空気の中での練習でした。

気の抜けた、集中しない状態で練習に臨むのが目に見えてわかります。


数年前の私なら、子供達を一喝し…『やる気がないなら帰れ! お前たちが帰らないなら、俺が帰る!』と言って練習に集中させていました。

それでも、集中が切れるので、常に怒鳴りまくっていました。


今は、集中できていない、走らないのが明らかに見えていても、怒鳴ることはやめました。

例えば、スリーメンなり、ファイブメンなりで、タイム内に走り切ることが出来ないとき、

しかも明らかにそのメンバーに、走り切るのにチャレンジしないのが見えているなら、往復ダッシュなどのペナルティーをさせています。


ペナルティーをするのが嫌だから、一生懸命に走るというのも、確かに、走り切るための、ひとつの動機付けだと思います。

しかし、そのペナルティーを課すやり方も、私の本意ではありません。


ですから、タイム内に入ることが出来なかったとしても、その暑さの中でメンバー全員が走り切ることにチャレンジしているのが見えていたら、ペナルティーを課すことはしません。

要は、子供達自身がその気だるくなるような暑さの中で、自ら全力で走ることの意味を知り、自らの気持ちでチャレンジして欲しいのです。

やらされている練習ではなく、子供達自身が立てた目標に向かうのは、コーチではなく自分達なのだということ自覚させ、

コーチは、その目標を子供達が手にするために導いているだけなのだと話しています。

気だるくなるような暑さの中の練習では、こまめに給水し、うなじの首筋を冷たいタオルやアイシングをさせながら…


走る!…という練習をしています。


この酷暑の夏の練習や練習試合をやり切れば、目標を手にすることが出来る子供達になっていると信じてコーチをしています。


そしてミニバスでバスケを好きになって、次に繋げていくこと…それが、ミニバスのコーチである私の務めだと思います。

出会い…神様からのギフト

2012-07-30 05:18:45 | やっぱりミニバス!
平成24年7月30日 月曜日
 
「出会い…神様からのギフト」


テレビでは、ロンドンオリンピックの放送が真っ盛りです。

日本の選手の活躍に一喜一憂です。

普段は目や耳にしない競技の選手がメダルを取れば…マスメディアは集中的に報道しますね。

女子重量上げの三宅選手も、そんなひとりです。

親子鷹の二人三脚で活躍する選手が多いですね。

やはりDNAなのでしょうか?


特に個人競技では、多いようですが…団体競技の球技でも、カエルの子はカエルというのも結構います。

バスケにもいますね。

DNAもあるでしょうが、生活の環境も大きく影響することも間違いないようです。

そして、それ以上に影響するのが、出会いだと思います。

指導者との出会いは、夢を手にすることが出来るか、否かを左右するとても大きなものです。

それは、子供達が選べることが出来ない、まさに人生のタイミングだと思います。

ミニバスのコーチをしていて思うことは、ミニバスで好きになったバスケを続けていき、

中学生になってバスケを続け、もっとバスケを好きになっていけるか、どうかは、そこで指導者となる先生との出会いが…、

大げさにいえば、その出会いが、本人の人生も左右するものでしょう。

大学でバスケを続けている息子も、中学生の時に出会ったバスケの顧問先生を、バスケ選手を目指すことを人生の目標にしてくださった恩師だと はっきりと言っています。

ミニバスでのコーチとの出会い以上に、身体能力が一気に成長する中学での指導者との出会いは、本人が選べるものでは出来ませんが…

それは、まさに神様からのギフトのようなものかもしれません。

まさにチーム一丸!

2012-07-29 05:51:23 | やっぱりミニバス!
平成24年7月29日 日曜日
 
「まさにチーム一丸!」


昨日の練習試合…3戦して3勝でした。


夏の県大会で準優勝した、同じ市内チームとの試合で、結果を出すことが出来ました。

子供達は、気持ちが入ったプレーをやり切りました。


あとは、そのあきらめないバスケを公式戦でやれるメンタルです。

昨日の子供達と保護者とコーチの懇親会では、保護者と本音で話すことが出来ました。


子供達は、自分達で目標を定めました。

保護者の皆さんとは、いかなるチームにしたいのか?

思いを共有出来ました。

とても有意義な時間を過ごすことが出来ました。

これから、子供達が目指す目標を実現させるために、コーチとして全力を尽くしていきます!

走り切る、あきらめないバスケを出来るチームを作っていきます!

全力で…、自分を活かし、仲間のために、頑張るバスケが出来るチームを、子供達と保護者とコーチが、まさにチーム一丸となっていきます!

練習試合!

2012-07-28 04:13:12 | やっぱりミニバス!
平成24年7月28日 土曜日
 
「練習試合!」


厳しい暑さ…酷暑が続いています。

今日も酷暑になりそうです。

そんな中、今日は練習試合です。

体育館はサウナ状態になると思います。


今日の練習試合は、先日の夏の県大会…サマーフェスティバル大会で悔敗した後の最初の練習試合です。

相手チームは、そのサマーフェスティバル大会で準優勝した、同じ市内のチームと、サマーフェスティバル大会でベスト4になったチーム…この両チームとは市内大会と練習試合で対戦しています。

市内のチームとは勝ちがありません。

練習試合をしたチームとは勝っています…が勢いは相手チームにあると思います。


今回の課題は、リバウンドルーズをマイボールにするスクリーンアウトと、ゴール下を制する気持ちのこもったプレーをやり切ることです。

たとえマイボールに出きなかったとしても、ボールを見ているだけではなく、ボールに向かうプレーをやって欲しいと思います。


その一点が、今日の練習試合の課題であり、目標です。


そして今日の夜は、コーチと保護者と子供達との懇親会です。

これも楽しみですが、美味しい酒になるかどうかは、今日の練習試合によるでしょう。


どうか美味い酒が飲めますように!

元気玉!

2012-07-27 05:46:15 | やっぱりミニバス!
平成24年7月27日 金曜日
 
「元気玉!」


元気玉…ドラゴンボールの悟空が、地球の元気という”気”を集めて元気玉にし、相手を倒すのですが、


子供達自身が、地球だけではなく、宇宙の元気をその小さい体にいっぱいに詰め込んだ、ひとつの元気玉だと思いました。


昨日のような酷暑の体育館で、午前中にウォームアップから、ラントレを、前向きに、一生懸命にやり、汗をいっぱいに滴らせながら、

ひとりひとりの子供達がバスケの練習に取り組んでいる姿は、コーチが暑いといって音をあげてはいられません。


コーチが語る言葉を真剣な眼差しで、滴る汗を拭おうとすることもなく目と耳と心で聴いています。

スクリーンアウトのチェックがなかなかやりきれない仲間に、コーチが何も言わなくても、他の仲間が教えて、教えられている子も、それを受け入れてやろうとしています。


コーチは、淡々と練習を指導していましたが、心は感動でいっぱいでした。


子供達を元気玉にするか、否かは、コーチの子供達に向かう姿勢と気持ちが決めると思います。


午前中の酷暑の体育館で、バスケを学んだ子供達は、夕方からの練習に疲れを知らずにまた走り続けていました。


子供達の元気玉は無限のエネルギーですね。

改革するために…

2012-07-26 02:50:50 | やっぱりミニバス!
平成24年7月26日 木曜日
 
「改革するために…」


これはミニバスのことではありません。


改革というのは、新しい風を呼び込むことです。

それは、時として全てを吹き飛ばす嵐のような風を必要とするかもしれません。

しかし、その覚悟なくして改革は成し得ないのは確かでしょう。

また改革のために過去から学ぶことは大事なことです。

…しかし、改革という名のもとに過去に戻ることは間違いだと思います。

それは、改革ではなく、退化でしょう。

過去の栄光は、その環境の中だからこそ成し得たことを知るべきです。

新たな環境の中で改革することを知り、そのために過去から学び、環境に適応した新しい態勢を描き、それを実現する体制を作り上げ、中長期の計画を立てて実行する。

過去の栄光に捕らわれていて、その権威にある人がいる限り改革を成すことは出来ません。

しかし、そのことを権威ある人にもの申すことが出来る人は、今の体制の中にはいません。

なぜなら、その体制を作り上げたのは、その権威ある人だからです。

その体制を改革するために、新たな風を吹き込んでも、そよ風程度では改革することは望めないでしょう。

だからこそ、嵐のような大風を外から吹き込むしかないのです。

過去に戻ろうとする過ちに気づいていても、その体制の中にいる人では出来ません。

旧態依然に戻ることは、改革とは言いません。

改革するために、嵐のような大風を吹き込んでください。

それは、その組織が今の環境の中で生き続けるために必要なことなのです。

新たな気持ちで…

2012-07-25 01:48:35 | やっぱりミニバス!
平成24年7月25日 水曜日
 
「新たな気持ちで…」


先日の土曜日… ミニバスの夏の県大会のサマーフェスティバル大会で、気持ちの見えない、ボールにも行こうともしないバスケで逆転負けを喫した子供達。


帰りの車では、悔しさの、「く」の字もなく、試合をやり切った疲れもなく、くだらない話しで騒ぎながらいたそうな!?


練習試合で試合をしたチームは、相手にリードを許しながらも、あきらめないバスケで食らいつき、見事に逆転勝ちをおさめた。


あのような、ボールに食らいつく気迫と、ひとりひとりがゴールに果敢に向い、ゴールを攻めて守るしつこいくらいのディフェンス!

それだけの試合をやり切ったなら、勝ち負けではなく、そのプレーに拍手をおくったのは間違いない。

技術のことではなく、気持ちの見えない試合には、子供達に対して言うべき言葉もない。

さらに、市内大会でベスト4を争ったチームが…この大会で勝ち上がり、3チームがベスト4に入り、

そのうち1チームは準優勝を飾ったことは天晴れなこと…同じ市のチームとして嬉しいことだ。


コーチとして、がっくりしていても始まらない。

子供達自身の気持ちが、上に向かっているならば…気持ちを上げながら、克服すべき課題は見えているから、

やるべき練習を創造して、個人のスキルとチーム力を上げて行こう!

子供達を信じ、コーチとしてあきるめることなく、気持ちを切り替えて、新たな気持ちで、この夏を越えて行きたい!

越えた先の、子供達の成長を信じて…

それには、保護者の前向きな支えも欠かすことはできないことを付言しておきたい。

忘れてはならないこと…

2012-07-24 04:47:23 | やっぱりミニバス!
平成24年7月24日 火曜日
 
「忘れてはならないこと…」


人にはそれぞれに忘れてはならないことがあると思います。


あなたの忘れてはならないことはなんでしょうか?

思い出、記念日、勉強のこと、何かの誓い、スケジュール、練習でならったこと、気持ちで攻めること、仲間のこと…

いろいろあると思います。


私の忘れてならないこと…というよりも忘れられないことは、長女のことです。

長女が逝ってから、昨日で一年と二カ月…昨日は月命日、前日寝る前までは心に思っていたのに、目が覚めたら普段の月曜日でした。

仏前を見て思い出しました。

しかし、月命日がふっと記憶から消えていても娘のことは、以前にも増して心に現れます。

忘れられるわけがないのです。


ミニバスのコーチをしながら、子供達のこと…怪我をしないで欲しい、病気にならないで欲しいという思いは強くなりました。


親御さんの我が子に対する深い思いは、ミニバスのコーチとして、一番大事な、忘れてはならないことだと、今、心から思うのです。

チーム競技の大切さ…

2012-07-23 00:17:31 | やっぱりミニバス!
平成24年7月23日 月曜日
 
「チーム競技の大切さ…」


私が小学5年のころだったと思います。

ある日、友達と、遊びで野球をしていて、疲れて先に家に帰ったところ…

親父から、 『お帰り、早かったな』と言われたので、

『はい、疲れたから帰って来ました。』
〔親父は、昭和一桁生まれの、典型的な雷オヤジで目上の人に対する言葉使いも躾られました〕


そう答えた途端に、『戻れ! 仲間のところに戻れ!』と一喝され、泣く泣く、訳もわからずに友達のところに戻りました。


野球も終わり、家に帰って、親父に説教されたことを、はっきりと覚えています。


『たとえ遊びの野球だろうと、仲間がいるから野球のチームになるんだ! お前の勝手で抜けたらチームにならないだろう!』


チーム競技における個人の責任の大切さを親父から叩き込まれました。



さて、ミニバスも同じです。

私は、練習試合を組む時は、子供達の参加状況を確認して全員が参加できるならば、練習試合を組みます。

特にレギュラーメンバーが欠けては練習試合になりません。

練習試合の日時が決定してから、実は家の用事がてきたので、子供を欠席させます…で終わり。

『それは仕方ないので、家のことを優先させてもらいます。』
〔たかがミニバスでしょう!〕


私から言わせれば、されどミニバスなのです。

レギュラーメンバーになったら、チームに対する責任を持つのです。

確かに、今の子供達は習い事もあり、そちらを優先させなければならないでしょう。

だから練習試合を組む時に確認しているのです。

その確認をしてから、事情ができたから欠席します!?


事情にもよりますが、基本的に押さえて欲しいことは、チーム競技における個人の責任の重さです。

特にレギュラーメンバーなら なおさらです。

安易に休めると思われているなら、練習試合を組むことは出来ません。

何故なら、自分達チームのことではなく、相手チームに失礼だからです。

相手チームは、うちのレギュラーメンバーのチームと試合をするために練習試合をしてくださるのです。

練習試合に来てみたら、呼ばれたチームから…

『すいませんが、レギュラーメンバーが揃いませんでした…申し訳けありませんが、中学年以下も入れて、なおかつ今日来ているレギュラーメンバーを連続して出していいですか?』と言われたら、


相手チームは、内心…はあぁ~?と思いながら、いいですよと言うでしょう。

それが安易に続く…そういう考え方を親御さん達がされているなら、

それは違うと思うし、子供に遊びではない、チーム競技をさせているならば…

チーム競技における個人の責任の重さを教えて欲しいのです。


うちのチームは、全国大会に出場 することを目標にしているチームではありません。

ひとつひとつの試合を、あきらめないでやり切るチーム、そして、子供達が自立し、自律できる心を育むことを目標にしたミニバスクラブです。

自分を活かし、仲間のために、全力で、集中してバスケをプレーし、

そこから大切なことを学んで欲しいのです。

勝つためのチームであろうと なかろうと、チーム競技をしている者にはチームに対する責任…

さらに、相手チームに対して、全力でプレーする責任があると思うのです。

そのことを子供達に教えることは、親なり、子供達の育成に関わる大人達の務めではないでしょうか!?

脱力感…

2012-07-22 06:41:50 | やっぱりミニバス!
平成24年7月22日 日曜日
 
「脱力感…」



今から愛知県の豊田市に向かいます。

WJBLのサマーキャンプを見に行きます。

もし、あの時…という言葉は虚しいものですが…

昨日のサマーフェスティバル決勝トーナメント初日に勝ち上がっていれば、

今日の決勝トーナメント最終日の子供達の活躍を祈念しつつ、後ろ髪を引かれる思いで、愛知に向かうことだったでしょう。

しかし、昨日は負けてしまいました。

気持ちが見えない、ボールに行かないプレーの連続で、逆転負けを喫しました。

負けたのは、コーチの責任でしょう。


しかし、そのための練習を繰り返し、それが試合前には、やりますという気持ちを見せながら、

試合が始まると、次を焦り、自分達のプレーをやり切ることが出来ない。

今回ほどコーチとしての無力感を感じたことはありません。


いっぱいの脱力感を抱えながら、WJBLのサマーキャンプ…娘が懸命にプレーする姿を見てきます。