バスケ青春の詩

平成25年12月22日をもって33年9か月ほど勤務した仕事を定年退職をしました。これを機会にまた想いを綴ります。

子供達の成長に丹精を込める…生き甲斐として

2012-04-30 01:46:55 | やっぱりミニバス!
平成24年4月30日 月曜日
 
「子供達の成長に丹精を込める…生き甲斐として」


今日はGWの、最初の三連休の最終日です。

昨日のミニバス交流大会も3戦して3勝しました。

子供達は試合を体験して多くを学び、たくましくなっています。

今日は、試合の課題を明らかにして、またひとつ成長するための練習を行います。


丹精を込めて、子供達の成長に携わっていきたいと思います。



さて、『丹精』とは、『丹誠』とも書き…タンセイまたは、タンゼイとも読みます。

その意味は…、

1 飾りけや偽りのない心。まごころ。誠意。丹心。赤心。

2 心を込めて物事をすること。


心を込めるから、私心がなく、自分の生き甲斐を求め、その生き甲斐にひた向きに生きて行く。


自分に誠実に、自分のために…といってエゴではなく、

誰かに生かされていることを認め、それに感謝して生きる。

それはまた、他の誰かを生かしているのかもしれません。

だから、自分のために、他の誰かのために生きて行くのだと思います。

自分の人生を丹精を込めて生きるのです。

真心を込めて、自分の人生を仕上げていく…

自分の生き甲斐に、丹精を込めていく。


それが、私にとってはミニバスを通じて子供達の心を育んでいくことなのです。

老獪?、老快?…老快な生き方

2012-04-29 02:32:52 | やっぱりミニバス!
平成24年4月29日 日曜日
 
「老獪?、老快?…老快な生き方」


人はみな、いずれは人生を終える時を迎えます。

その時を迎えることを知りながら、それをずっと先のことだと思って生きていると思います。

しかし、昨年の東日本大震災や突然に夭逝した長女のことがあって、『死』は身近なものだと感じました。


それは…今、そこにあるのかもしれない。


ただ、人が一番恐れているのは、終(つい)の時ではなく…

そこに向かって老いていくことにあるのでしょうか?

老いていく自分は、実感できるものだから、

死は、いずれ訪れるものと知っているだけで…

それがどんなものかは、生きている限りわかりません。

それは、頭でわかっている観念だから…

生きている間には、体験しないことです。

一方で、老いていく自分は老いを体験していくのです…

若い頃の自分と老いている自分が、実感としてわかることだから、

老いることの刹那さを実感し…老いたくないと思う性だと思います。

それは真実です。

痴呆になり介護されて、人様に迷惑をかけてまで生きていたいとは思わないのです。

けれど、そのように思うのは…

自分が自分であることが、しっかりわかっているからで、

痴呆という状態が、どんな自分なのかわからないなら、

そうなったら、生きたいとか、死にたいとか…わからないのでしょう。

とにかく、老いて行くことは、正直つらいことだと思います。

できる限りミニバスのコーチを続けて、子供達の成長に関わっていきたい…

しかし、いつか身体が自分の思うように動かない時が、

水が徐々に熱湯に変わっていくことに気づかないように…

気づかないうちに老いの身体になっていくのでしょう。

それが、生きとし生けるものの自然の摂理というもの、

これは、自然の生命現象なのだから…

それに抗っても仕方がないと言いつつ、

若さへの執着というのも、人の性(サガ)でしょう。

老いている今の自分を認めたくないとしても…

老いているからこそ、豊かな人生を歩めるのかもしれません。

若さという、生に執着するから、老獪な年寄りになっていく。

老いることは、智恵を蓄えている人になっていくという思いを持つことが大切だと思います。

そのためには、智恵を蓄えるために老いてなお…できることをしていくことが大切だと思います。

それが、あるべき『老いる』ということではないでしょうか?

老いるということは、きわめて豊かな経験を積み重ね、人としての厚みを増していく…

これほど充実した人生はないではないか!

老獪よりも、老快に生きたいものだと思うのです。

GWのバスケの予定

2012-04-28 01:44:24 | やっぱりミニバス!
平成24年4月28日 木曜日
 
「GWのバスケの予定」


さぁ、GWです♪

私自身は、色々と所用がありますが、

このGWは、我が娘、息子…そしてミニバスの子供達はバスケ三昧になります。
(^-^)b


まず娘は、28日(土)に山梨QBでホームにて山梨学院大学と練習試合
…それ以外は練習と地元の催しに参加します。

息子は、毎年恒例の京王電鉄杯が、府中のトヨタスポーツセンターで、28日(土)から30日(月)まで試合です。


ミニバスは、28日(土)が地元の定例の交流戦、

29日(日)は佐倉市での交流試合に招待されました。

30日(月)は練習…

3日(木)・4日(金)は、大網白里交流大会に参加、

3日(木)の夜は大網白里大会の参加チームの指導者の方々と懇親会〓で…マイミクさんとご一緒するので、楽しみです。

5日(土)は成田市のチームと練習試合…

6日(日)はホームにて練習試合です。


バスケ三昧のGWです♪

ミニバスの保護者の皆さんの協力なしには、やりきれません〓

保護者の皆さん、ありがとうございます。
m(__)m


ミニバスチームの当面の目標は、5月13日(日)から始まる千葉市ミニバス交歓大会です。

子供達のモチベーションを上げていきます!

今年度の抱負…ミニバスの子供達へ

2012-04-27 03:55:34 | やっぱりミニバス!
平成24年4月27日 金曜日
 
「今年度の抱負…ミニバスの子供達へ」


以下の内容は、うちのクラブで毎月子供達に練習スケジュールを主体として配布している「ナイスシュート!」に、

今年度の男子コーチの抱負として掲載するものです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『うちのミニバスも今年から学年横割から、学年縦割りチームとなりました。

下級生にも試合経験を積ませるために、

そして、試合で練習のごとく動けるための気持ちの持ち方を創るために、

練習試合の機会を増やしていこうと思います。

私はミニバスのコーチをしていて思っていることのひとつに、

子供達が卒会するときには、練習試合と公式戦を含めて、

通算勝率を少なくとも約6割ほどにすることをコーチとしての目標にしています。

この6割という勝率は、、子供たちが勝つことによってスポーツの楽しさを知り…

それとともに、4割の負けを経験することで、負けることの悔しさを知ることができ…

この負けることの悔しさが、6割の勝率につながっていくと思っているからです。


しかし、私は子供達に試合に勝つことは求めません。

試合に勝つことが目的ではないと語っています。

『勝つことをねらうな! 

しかし、勝つことをあきらめるな!

そして、負けることを怖れるな!

大敵を怖れるな!
小敵を侮るな!

練習は試合のごとく!

試合では練習でやったことを出し切れ!

自分達の全力を、その試合に出し切ること!

その全力が出し切れたと思えれば、

バスケは楽しいと思えるはずだ。』


一方、私はコーチの責任として、チームを勝利に導くため、勝つことをねらいます。


子供達全員が、仲良しグループではなく、切磋琢磨し、仲間のために全力を出す。

上級生と下級生が同じチームになった学年縦割りチームだからこそ、

チームは最上級生のためだけにあるのではなく、

チームの子供達全員が、このチームで出会った、この仲間を一生のかけがえのない宝物にして欲しいと願い…

そうするために、『全力チーム』を編成し、

チームとして最大限の力を出し切れるように試合に臨むことを信条にしています。


子供達が、「自立し自律する」という目的を達成し、

ミニバスをやってきて本当によかった!と思って卒業してくれるように、

構えることなく、そのままの自分で子供達と接していきたいと思います。』

保護者の方へ~ミニバス応援団…2 012・その3

2012-04-26 02:08:35 | やっぱりミニバス!
平成24年4月26日 木曜日
 
「保護者の方へ~ミニバス応援団…2012・その3」


昨日の続きです。
最終章です。


●保護者の協力

子どもたちが活動していくには、保護者のみなさんの協力が必要です。

保護者の一生懸命な応援や協力が、子どもたちへの励ましとなります。

毎日の練習や大会等への送迎や引率・お世話等の協力は必要であり、ありがたいものです。

しかし、大事なことは、活動団体の考え、指導方針と合うことが大切です。

重要なことは、「子どもたちの成長に一番いいこと」を出来るようにすることです。

保護者の自己満足のためや…、大人同士のつながりのためにするのではありません。

当番制にしたり、必ず一役を押しつけたりしていることはないでしょうか。

保護者の中には、積極的に活動に関わりたいと思っていても、いろいろな事情でできないばかりに、子どもをやめさせてしまうことがあります。

子どもが犠牲になってしまうことがあっては本末転倒です。

子どもが主体であり、あくまでもサポーターであることを忘れてはなりません。

大人同士で考え、話し合い、お互いにカバーできる組織にしていくことが大切です。

ただし、忙しいから、余裕がないからといって無関心では、子どもが
かわいそうです。

現実は難しいかもしれませんが…、機会を見つけ、子どもに「気にかけているよ」「関心を持っているよ」ということを表現してあげることは必要です。

表現のしかたは、いろいろな方法があると思いますので、

今できるやり方からはじめてください。

共通の話題として聞いてあげる姿勢を取ることは、子どもにとって気にかけてもらっている…ということがわかり、

大いに励みとなり、喜びにつながります。


●活動組織と指導者

<活動組織>

1 指導理念がしっかりしている

2 子どもたちへの指導方針がしっかりしている

3 子どもたちが楽しく活動している

4 子どもたち主体の活動運営である

5 指導者間での考え方が一致している

6 指導者・子ども・保護者でコミュニケーションがとれている


<指導者>

1 子どもが好きである

2 情熱がある

3 子どもの良さを賞賛できる

4 礼儀正しく、モラルを持っている

5 忍耐力があり、子どもの目線でみれる

6 子どものレベルを知っている

7 寛容である


●指導者との信頼関係

自分の子どもをゲームに出してもらえない、正しく評価されていないことに対し、

指導者の考えや評価が、おかしいと不満に思ったことがありますか?


親であるからこそ、自分の子どもの可能性を信じ、

そのような気持ちになると思います。

所属する前に、指導方針や考え方等を確認することが大切です。

また、活動団体側も説明会のような機会を持つべきです。

その時に疑問や不安があれば質問し、納得した上で所属した方がよいと思います。

また、必要に応じ指導者等とコミュニケーションをとることをお勧めします。

一方的に判断するのではなく、指導者の考えにも耳を傾けてみるようにしましょう。

…以上です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ここに書かれていることは、あるべき姿だと思います。

現実的には厳しいことかもしれません。

しかし、ミニバスは子供達が主役であることに間違いないことです。

子供達が、頑張る自分のために、そしてチームの仲間のために、

また、礼節ある人となるために、行っていることなのです。

保護者の方へ~ミニバス応援団…2 012・その2

2012-04-25 05:46:41 | やっぱりミニバス!
平成24年4月25日 水曜日
 
「保護者の方へ~ミニバス応援団…2012・その2」


これも昨日の日記と同じく、2年前に書いたものです。

あらためて、保護者の皆さんにお読みいただきたいと思い、少し編集して載せました。


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以下の内容は、千葉県ミニバス連盟から保護者の皆さんへ、『ミニバス応援団』と題して配布しているパンフレットに書かれているものです。

そこから大事だと思うところを抜き書きしてみました。


●バスケット大好き

親なら誰もが、自分の子どもに大きな期待を持つのは当たり前のことです。

また、自分ができなかった夢を、つい子どもに託してしまうこともあります。


しかし、子どもには子どもの夢があります。

元気に何かに熱中している子どもたちにも、時には、「やりたくない」「休みたい」という気持ちになることもあります。

それをなかなか言い出せず、悩んでいる子どももいます。

親として、子どもの気持ちが弱っているときに励まして…やらせることや、少しがんばって乗り越えさせる試練も大切だと思いますが、

無理が重なり、結局やめてしまうことになっては残念です。

やりたくなるまで休んでもいい、他のことをやってみるのもいい、

再び、その何かをやりたくなったら戻ってくればいい、

そういう気持ちに余裕を持って子どもをみてください。

例えば、その何かがミニバスであったなら…、

最終的にバスケが好きで、長く続けていけることを大切にし、

生涯にわたってバスケットボールを楽しみ、関わり続けていける人を増やしていくことが、大きな願いです。


●大切なこと

自分の子どものチームに勝ってほしいという気持ちは、親ならだれでもが持っているものです。

しかし、つい応援に熱が入ってしまい、子どもたち以上に勝てば喜び、負ければ悔しがり、

つい審判や相手チームに対して、野次や文句を言う大人の姿が見受けられ、

子どもたちが、決まり悪そうにしている光景があります。

大人は、つい感情にまかせ興奮するのではなく、冷静に、コントロールされた気持ちでいることが大切です。

勝利至上主義になって、手段を選ばず、勝とうと思えばいろいろな方法があると思います。

しかし、子どもたちが勝敗をうまく自分の中で消化し、処理できるようにさせてあげることが大切です。

子どもたちには、勝って嬉しい、負けて悔しいという気持ちを持ち、次の目標に向かっていってほしいと思います。

勝ちは成功経験に、つながり、子どもが伸びる力となります。

しかし、成功経験はゲームでの勝利だけでしか得られないものではありません。

いろいろなことからも学ぶことができます。

そして負けたときに学ぶことも、たくさんあるはずです。

勝っても、負けても次の目標へ向かっていく糧にできるように、

大人はその手助けをしてあげることが必要です。

もし、指導者の中に勝利至上主義に走り、勝敗だけにこだわっているようであれば、

保護者の方が、しっかりした考えを持ち、指導者と話し合える場を持ってください。

以上です。
明日も続きます。

明日は…
●保護者の協力
●活動組織と指導者
●指導者との信頼関係 …です。

保護者の方へ~ミニバス応援団…2 012・その1

2012-04-24 01:17:26 | やっぱりミニバス!
平成24年4月24日 火曜日
 
「保護者の方へ~ミニバス応援団…2012・その1」


これは2年前にも書いたものです。

あらためて、保護者の皆さんにお読みいただきたいと思い、少し編集して載せました。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

以下の内容は、千葉県ミニバス連盟から保護者の皆さんへ、『ミニバス応援団』と題して配布しているパンフレットに書かれているものです。

そこから大事だと思うところを抜き書きしてみました。

特に、ミニバス保護者の方にかかわらず…

普通の保護者のみなさんにも参考になると思います。


●自立をさせよう!

試合会場に行くと、よく見かける光景ですが、チームの応援の場所取りや飲み物、着替えなど…、

何から何まで親が準備をしてあげて、子どもたちは言われるまま、準備をされたものを使うだけです。

いつも準備されているから、感謝の心が育たず、それが当たり前と思い…

「ありがとう」のことばさえ言えない子どもがいます。

手助けが子どもたちのできる能力を育てず、奪ってしまっている場合があることに気づいてください。

ミニバスケットボールでは、自分で考え、判断し、責任をもって行動できる自立したプレイヤーを育成しようとしています。

誰かにやるように言われたから、やるのではなく、自分自身が「やった方がよい」、「やりたい」と思い…

行動することが大切なのです。


●ゆっくり成長を見守ろう!

親として、自分の子どもが、ミニバスケットボールに向いているのかどうか…

見込みがあるのかどうかなど、気になるのは当然です。

しかし、低い年齢であればあるほど、その先の可能性は不確定なものです。

可能性のある子どもはたくさんいます。

よい指導、よい環境をいかに子どもたちに与えていくかが大切です。

それを大人が勝手に、子どもの将来を決めつけてしまい、やめさせたりしてしまうようなことがあります。

やるのは子ども…、主人公は子どもであり、スタープレイヤーになるだけが価値があるのではありません。

子どもたちが、ミニバスケットボールをやりたいという気持ちが一番大切です。

大人だけの考え方で決めつけるのではなく長い目でゆっくりと、子どもたちの成長を見守りましょう。

ミニバスケットボールの技術や技能を身につけるのが目的ではなく、

ミニバスケットボールを通して、人間づくりをすることが目的であることを認識し、

子どもたちが、ミニバスケットボールを楽しみ、生涯にわたってバスケットボールが好きであってほしいと願っています。

練習のねらい…コンディショニング

2012-04-23 06:02:18 | やっぱりミニバス!
平成24年4月23日 月曜日
 
「練習のねらい…コンディショニング」


みなさん普通に「練習」という言葉を使ってますよね。

『さぁ、今日は○○時から練習だ。頑張るぞ!』…のように、

ところで、この練習ってなんでしょうか?

なにわかりきったこと言ってんの!?

『そんなのプレー技術を向上させるためでしょう!』

確かにそうですよね。

でも、それはひとつの練習の目的ですよね。

私が言っているのは、そのプレー技術を向上させるために行うことが練習ならば、

その練習は、何を行えばいいのか?…ということです。

ここに、コンディショニングという言葉と考え方があります。

コンディニショニングとは、

公認トレーナー教本では、『スポーツのトップパフォーマンスを上げるために行うこと』…とあります。

まさに、これが練習のねらいだと思います。

もう少し、わかりやすく言えば、

練習とは…、
『スポーツの競技力を向上させることを目的とし、

その取り組みにおいては…

能力の向上を基本として、

克服又は修正すべき課題などに応じて、

ねらいとするところや、やり方を創造していくもの…

これによって、競技における心技体のパフォーマンスを向上させることであり、

そして、目標とする試合に向けて、心と体と技の準備をし、本番で最高のパフォーマンスを発揮するために行うこと。』


その具体的なことは…

①体力トレーニング。
…技術を習得し、発揮するためのフィジカルを養成するトレーニングで、

ウェイトやスプリントやランニングやリズム感、バランス感を養う各種トレーニングがあります。


②技術的なもの。
…体力トレーニングとで練り上げたフィジカルをベースにした、ファンダメンタル・スキルやチームスキルを向上させるものです。


またチームの戦術や戦略を練り、そして使うこと。

このため、プレーヤーの相互理解をねらいとした内容のドリルを創造し…行い、

これにより、チームパフォーマンスという、チームコーディネションを向上させること。


さて、試合の相手は全部が全部、同じプレースタイルのチームはないでしょう。

自分達のチームも含め…100のチームがあれば、100通りのチームパターンがあるはずです。

そのための練習をしようとすれば、100通りの練習が必要ですが、そのような時間はありません。

限られた練習時間で、最大の効果を得ること。

このためには、コーチもプレーヤーも「常在試合」を徹底して意識し、

特に、プレーヤー自身が、チームメイトと供に、あらゆるプレーの形を考え、創造し、表出し、試行し、共有することです。


ゴールを攻める、また、ゴールを死守するためには、互いに仲間を活かすこと。

そのチームの中で、自分は何を行うのかを、仲間同士で共有することが大事だと思います。


それを意識した練習を創造していくこと。

それがコーチの役割です。

試合が終わるごとに、勝ち試合でも、負け試合でも、課題は必ずあるはずですから。

次の試合に向けて、その課題を克服し、チーム力を向上させる取り組みを、

コーチとプレーヤーが一丸となって行うこと。

そのモチベーションを上げることも、コーチの責任だと思います。

練習は、ウォームアップをすることではありません。

常に「常在試合」を意識し、コンディニショニングを整え上げるために行うものなのです。

指導の要訣( ヨウケツ) …2012

2012-04-22 04:02:08 | やっぱりミニバス!
平成24年4月22日 日曜日
 
「指導の要訣(ヨウケツ)…2012」


要訣(ヨウケツ)とは
①肝要な秘訣。
②大事な奥の手。
③奥義。

もっと分かりやすい意味としては、

「それを行う要領(やり方)のうち、最も重要な事項をいう。」…とあります。

特に自衛隊の幹部自衛官は、すべからく指揮官…であるとして教育されます。

指揮する者を育成するために、そこには「指揮の要訣」があります。

それは以下のように書かれています。

『指揮の要訣は、
●部下を確実に掌握し、
●明確な企図のもと、
●適時適切な命令を与え…

その行動を律することにある。

この際、部下に対し、その能力を十分に発揮できる余地を与えることが必要である。』


さらにこの内容の解説として、以下のように述べています。

『これは、指揮の要訣を簡明に記述したものである。

「部下に対し、その能力を十分に発揮できる余地を与えることが必要である。」…とあるが、

そこには、部下の地位・能力及び状況に応じて…という前提があることは、もちろんである。

ここでいう余地とは、部下が与えられた命令の範ちゅうで、

部下に、行動できる自由裁量の余地を与えること、

それによって、組織の硬直性を避けるもの、

ただし、細事に拘でいせず、として…部下まかせの行動を意味するものではない。

その結果の責任は、あくまでも指揮官にあることは申すまでもない。』


さて、この指揮を指導に読み替えて『指導の要訣』とした場合には…

指揮と指導は似て非なるものです。


指揮とは…、

命令という強制力、

統御(トウギョ)という心を動かす感化と教え導く…教導、

そして、効率的かつ効果的に部下が活動できるための管理からなるとされています。


一方、指導とは…指揮のうち強制力としての命令ではなく、

感化教導と管理からなるものだと思います。


そのようなことを踏まえて、指導の要訣とは、以下のような事になるのでしょうか。

●部下を確実に掌握し

→ 選手の身体能力、理解力、耐久力、向上心、性格、生活態度、育った家庭環境、生い立ち、バスケへの想いなど

これらをノートにして、最終的にはコーチの
知識として、ひとりひとりを掌握すること


●明確な企図のもと

→ 指導したいことを明確に選手に伝える。

技術のこと、メンタル、教養、モラルなど、

そして、コーチの考え、コーチの価値観、コーチが求める人としてのあり方など

これらを、具体的にわかりやすい言葉にして、しかも簡明に表現して、選手に伝えること。

コーチは多くの経験から、抽象的な表現をしがちですが、

それでは、選手達の理解の仕方が異なってしまうでしょう。

そのため、語る言葉は、選手の立場に立って、全員が同じ意味として理解できるものでなければならないのは明らかです。


練習のねらい・目的、今回の試合の目的など、選手がしっかりと理解できるように伝えることをしなければ…

指導する者としては失格だと思います。


●適時適切な命令を与える

→ タイムリーにレベルに応じた指導を行うことでしょう。


そのために、選手個々の能力を上げていき、チーム能力を向上させることです。

選手個々の能力には違いがあります。

その個々の能力を向上させるには、選手自身が自分の能力を他と比べることなく、

昨日の自分を越えるように自分を向上させる意識と努力を継続させること

自分を越えていくことで、選手自身の能力が向上し、チーム能力も向上すること


そのためには、指導する者が、指導する能力を磨かなければならないでしょう。

それは、常に敏感に選手の気持ちや、身体の異常などに心を配り、誰よりも早く感じるくらいの心懸けが必要だと思います。

また、たくさんの知識を持ち、その知識をひけらすことなく、チームや選手の適性にあったことを取捨選択して指導し、

それ以外は、自分の引き出しにしまっておくことが大切でしょう。

さらに、常に選手達を集中させることは、もちろんですが、

そのような中で、選手達を激励する、

そして指導者自身が熱中することが大事だと思います。

さらに、選手達に希望を持たせることも…

希望があれば、多少の苦しみも耐えられはずだと思うからです。


指導者として、選手達にハッキリと目標を示し、

それを持たせて、やる気が出るような助言をすること。


また選手を信じること…

選手は、自分は「信じられている」と思えば、その想いに必ず応える責任を自覚し、

そのための努力をすると思います。


その努力は、必ず結果となることを…、指導する者として信じてやること。

忍耐強く指導し、あきらめることなく信じることが、選手達を成長させるのではないでしょうか。

そして大事なのは、選手自身が自ら考えて、行う意欲を持つことです。

やらされてやるのではなく、自ら求めてやる意識と姿勢を教え導くことです。


そして最も大切なことは、『最後まで絶対にあきらめない』ということを徹底すること。

ひとつくらい、集中できないプレーがあっても仕方ないと思わせない…

自分を越えて行こうとする自分に対する厳しさ。

同じ目標を共有する仲間に対する熱い想い。

それを求めた指導に心懸けなければならないと思います。


以上が、私が思う『指導の要訣』です。

人生という時間・・・2012

2012-04-21 03:20:04 | やっぱりミニバス!
平成24年4月21日 土曜日
 
「人生という時間・・・2012」


以前に『象の時間、ネズミの時間』という記事を書きました。

私は、この「時間」という観念に興味を持っています。

自分が子供の頃は、一年が過ぎるのが、すごく長く感じました。

やっとその年の暮れになってクリスマスや正月が、来るのがワクワクドキドキして、待ち遠しい感じであったのを覚えています。

いつの頃からか、一年の経つのが早いこと、速いんですね。

先日も、以前に書いた記事を思い出しながらいつ頃書いたか、探していたんですが…

自分では、昨年、書いたつもりだったのが、先一昨年に書いていたのです。

これには、正直驚きました。

その記事は、つい最近書いたような気がするのです。

しかし、その記事を書いて、3年が経っていました。

この時間の早さ、遅さの感覚は、まったく、主観的なものです。

客観的にいえば、刻まれる時は、すべての人の寿命にとっては同じです。

50歳過ぎで亡くなろうが…

100歳で大往生と言われようが、その人が刻んだ時のリズムは同じです。

ただ、現実に生きた時間のリズムの回数の長短に差はあります。

その時間のリズムの中で、寿命を使い切ったと思えるかどうか…

それは、本人しか分からないことでしょう。

とにかく、早い時間、遅い時間というのは、思い込みという観念のものです。

しかし、それは子供達には理解出来ないでしょう。

大人になるにつれて感じるようになるのです。

主観として感じるものですから、やはり、人々にとって、時間には早い、遅いということがあるのです。


嬉しい時間は早く過ぎ、辛い時間は抜け出ることのない闇のような、長く遅い時間なのでしょう。

その時間の積み重ねを様々に感じつつ生きていること

生きられていることが、「人生」という現実です。

それでも、時は刻み続けられていくのです。

早い遅いはあろうとも、止まることはないのです。


寿命をまっとうする限り、時間は刻み続けられる。

「人生」における時間は…人それぞれが、それぞれに感じるものです。

しかし、今の人達は、客観的な時間を人生だと取り違えていると思うのです。

そうして、何日までに何をする、何年後までに何をする。

時刻を先取ることで、人生を生きている。

この人達にとって、人生とは予定なのです。

そうなるかどうか、わからない…予定なのです。

この予定に振り回されて、時間が無いと嘆くのです。

しかし時間は無くなることはないのです。

それは「人生」という時の流れに対する考え方です。

予定を立てることが、無駄だとは言っていません。

予定は、その人にとっての人生の夢に成り得るものだから…

夢の実現に向けて生きることは、有意義な人生に違いありません。

しかし人生は、「今」という時の積み重ねであり、

その「今」のありようは、人様々です。

予定どおりに行かないことを嘆くよりも、それが人生なのだと思い知ること、

技術の進歩で、距離を移動する時間がかからなくなった。

要は時間が短くなり、その短い時間に合わせた予定を立てるようになり、

また時間が無くなったと焦り、あくせくと生きるようになる。

そうやって、忙しい忙しいと生きていたら、寿命が尽きる時が来ていた。

人生の時間は有限です。

無限にあるものと思い、予定を立てて生きていく。

寿命が尽きることを知りながら、

それは、ずっと先のように思っている。

寿命が尽きる瞬間というのは、今、ここにあるのかもしれない。

だから、「今」という
人様々にある…その時を大切にすべきだと思うのです。