採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

シェパーズパイ

2008-07-17 | +ふたりの日
ヤマモモ作業で忙しくしていたら、ダンナサマが何だか不満そう。
(構ってもらえないから?)
それではまあ、ご馳走を用意してごまを擂っておきましょう。
(最近ご馳走のレベルが下がってきて、2つ以上の素材が切ってあって組み合わさっていればもう立派なご馳走です。普段のメニューは推して知るべし・・・。「素材の存在感を前面に押し出した」という感じ?)

丁度、摘んできたキノコ(ヤマドリタケモドキ、ウツロイイグチ)を炒めたものが余っていました(育ちすぎやナメクジの食べ残しを無理矢理摘んできたので、ちょっと品質的に劣っていたのです・・・)。

あとうちにあるのは、タマネギ、人参・・・、これに挽肉を足して、久しぶりにミートパイなんてどうかな? 
でもホクホクのおいしいジャガイモがあることも思い出しました。

つい先日本で見かけたシェパーズパイなんてどうかしら。ミートパイの具の上にマッシュポテトを載せてオーブンで焼くものだそうです。
記憶にある限り一度も、食べたことも作ったことないけど、まあやってみよう。

■■残り物でシェパーズパイ
■今回の材料
〈挽肉だね部分〉
タマネギ
ニンニク
人参
牛挽肉
生ハムの残り
きのこ炒めの残り
ナツメグ・塩・胡椒
小麦粉(なんとなくぽろぽろだったので)
生クリーム(ちょっぴり残ってたので)

〈マッシュポテト部分〉
ジャガイモ
牛乳
バター
ナツメグ


■作り方
(1)タマネギ、ニンニクをFPで微塵切り、フライパンで炒める。
(2)人参も微塵切り、フライパンに追加。
(3)肉類もミンチ状にし、フライパンへ。
(4)キノコもFPで微塵切り、フライパンへ。生クリームも投入。適宜味付け。
ボウルにあけて半分とりわけ(後日別のものにする予定)小麦粉少々混ぜました。
(5)マッシュポテトなんて、記憶にある限り作ったことない気が。要するに潰すのよね?ってことでまずジャガイモを蒸かす。柔らかくなったら皮を剥いて、オーブンミトン(というか軍手を二重にしたもの)にビニールをはめ、手で握りつぶす。
(ポテトマッシャーもムーラン(裏ごし器)も持っていないのです。ムーラン欲しい・・・)
(6)牛乳、バターで適宜固さを調節。塩、ナツメグなどで軽く味付け。
(7)型にバターを塗り、肉種を平らに詰める。型と肉だねの隙間にローリエを差し込む。上にマッシュポテトを伸ばす。
今回固めのマッシュポテトだったので、掌の上であらかじめコロッケ状に平らにしてからそれを乗せていくと丁度よかったです。
(8)表面にフォークで模様をつけてオーブンへ。
(この暑いのにオーブン料理!)

でけた!

2008/7/14シェパーズパイ
2008/7/14 シェパーズパイとサラダ  


表面の縞模様が思いのほか綺麗・・・。
今回直線にしたけれど、波状にうねりをつけてもよかったかな。
 

2008/7/14シェパーズパイ
2008/7/14 シェパーズパイ断面  


挽肉よりきのこの分量の方が多いせいか、マッシュポテトにバターなどがあまり入っていないせいか、意外とお腹にもたれず、軽い感じでした。
そして思ったよりずっとおいしい! これはお芋の旨みが濃いせいかも。

今回のシェパーズパイの味の決め手となった思われるジャガイモは、こちらです。

2008/7/14シェパーズパイ
赤いおいも  

うらべにさんが育てた貴重なものを頂きました(隣にある細長いものはフキではなくルバーブ。こちらについてもまた後日ご紹介しますね)。

皮が赤くて、蒸かすとホクホクの黄色いお芋です。サツマイモとジャガイモの中間のような、栗のような、大変おいしいおいもなのです。
うらべにさまごちそうさまでした!
(品種は何というものでしょうか?)


FPがあれば使う道具も比較的少なく、どちらかというと簡単なお料理かもしれません。
作ったあとでもう一度本をみると、挽肉の味付けにトマトも使っていたようです。
イギリス料理だからトマト味じゃないかも、と(根拠なし)今回は使わなかったけれどトマトバージョンもおいしそう。その場合、もっとスパイシーにしてもいいかな。

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ペクチンの謎

2008-07-17 | +ジャム・ピール(果物系保存食)
昨日勇んでペクチンを買ってきました。
アメリカ産の、56g入り粉末状ペクチンです。

SURE JELL というブランドの、PREMIUM FRUIT PECTIN (黄色い箱)です。


ペクチンペクチン
ペクチン  


作業工程は概ね把握。(日本語ラベルに説明がありました)
(1)ビン類の用意。
(2)フルーツ、レモン汁、ペクチン粉末を鍋に入れ、混ぜ合わせる。
(3)これを火にかけ、かき混ぜても泡が消えないほどまで煮立たせる。
(4)砂糖を混ぜ素早くかきまぜ、4分間煮立たせて火からおろす。
(5)瓶詰め・煮沸。

ふむふむ。砂糖を入れてからはたったの4分とは。
かなり短時間で作れそうだわ。早速作業開始・・・・

と思ったらそうもいかず。
外箱の日本語シールと、箱の中の英語レシピ、ペクチン1箱あたりのフルーツの量が両者で異なるのです。

カップとかポンドとか、色々単位が出てくるので、まず換算に苦労、で計算結果があまりに以外なので計算間違いかと何度も確かめてしまいました・・・。
衝撃の(?)計算結果は次の通り。

■いちごジャムの場合

箱についていたレシピ アメリカの1カップ250cc
日本の1カップ200ccで換算
英語

1 box pectin
5 3/4 cups crushed strawberries
1/4 cup fresh lemon juice
8 1/2 cups sugar

1 box pectin
1430cc crushed strawberries
60cc fresh lemon juice
(果実果汁の合計1500cc)
2125cc sugar

日本語

ペクチン 1/3箱
4 3/4カップ つぶしたいちご
3 2/5 カップ 砂糖
レモン果汁 果実1キロに対して1個

ペクチン1/3箱
950ccつぶしたいちご
約30ccレモン果汁
(果実果汁の合計約1000cc)
680cc砂糖
  ------------------
ペクチン1箱
3000ccいちごとレモン汁
2040cc砂糖

     フルーツの量が、日本語と英語で2倍も違います。
砂糖の量は概ね同じ。


■桃ジャムの場合

箱についていたレシピ アメリカの1カップ250cc
日本の1カップ200ccで換算
英語

5 lb. peaches (4cups)
2 lemons(1/4 cup fresh lemon juice)
6 cups sugar

1 box pectin
1575g 用意し、1000ccの刻んだ果肉
60cc fresh lemon juice
(果実果汁の合計1060cc)
1500cc sugar

日本語

ペクチン 1箱
1.5kg 桃を用意
レモン果汁 2個分
7 1/4 カップ砂糖

ペクチン1箱
1.5kg 桃
60ccレモン果汁
1450cc砂糖

     

桃ジャムの場合はフルーツの量・砂糖の量ともほぼ同じ。



英語の説明書きを読むと、「計量は正確に。作り方や材料を変更すると固まりません。砂糖を減らしたい場合はピンクの箱の、砂糖減量ジャム専用ペクチンを使用のこと」だそうです。

いちごジャムの日本語版なんて、全然違うじゃん!

何を信じてよいものやら。

日本語版は、砂糖控えめ用ペクチンの説明シールとの間違いかと思ったけれど、桃ジャムのレシピは英語版とほぼ同じ。ということはやはり間違いではなさそう。

日本語版のラベルを作った輸入商社が、日本のフルーツで試作してこの数値を出したとは思えないし・・・。

日本のいちごはアメリカのものよりもペクチン豊富?
いやそれは違うような。概して日本のフルーツは水分が多くてジューシーで、ペクチンや酸味は控えめのような気がするのだけれど。


あれこれ悩んでいたら、昨晩は作りそびれてしまいました。
今晩こそヤマモモジャム作ってしまいたいのに、どうしたものか。


乞ご期待。

(日本語とも英語とも違うテキトーな分量で、砂糖も減らして、で、固まらないに賭けるひと? は~い)

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ヤマモモゼリー

2008-07-16 | +お菓子(西洋)
ヤマモモピュレがたっぷりあるので、比較的フレッシュな味を楽しみたくてゼリーにしてみました。
ジャムにするにはゆるいけど、ゼリーにするには具だくさんなピュレなので、白ワインを追加。
真っ赤なきれいなゼリーになりました。

 
2008/7/14作ヤマモモゼリー
2008/7/14作 ヤマモモゼリー


果肉のつぶつぶ感もよく、果汁部分はつるりと滑らか。煮詰めていないのでフレッシュ感が残っています。
こういうジャムもよいかも!

よし、冷蔵庫まだ沢山あるヤマモモピュレ、煮詰めるタイプではなくて透明感のあるタイプのジャムにしてみよう! 乞うご期待。

(馴れない材料(ペクチン)使うと、失敗しそうな予感が・・・。いや、ビギナーズラックを狙うわよ☆)

コメント (2)
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ヤマモモジャム2008

2008-07-15 | +ジャム・ピール(果物系保存食)

びわコンポートの余韻に浸っていて、6/28にチェックしておいたヤマモモのこと、すっかり忘れておりました。
その記事にコメントを頂いてハッと思い出し、7/10夕方、見に行ってみました。

真っ赤な実が鈴なり!
摘まなきゃ!

せっせと摘んで持って帰りました。

ヤマモモジャム作りは今回が初めて。
7/10と7/12に摘んで、いろいろ試行錯誤した結果、次のような作り方がよさそうです。

(写真はクリックすると拡大します) 

           

2008/7/10

鈴なりのヤマモモの木。
実は木からもぎます。落ちたものは私は使いません。
なるべく真っ赤で、しかも大きい実を摘むのがよさそうです。
赤黒く熟していても、小さい実は渋みが強い気がします。

2008/7/10

ツブツブがキラキラして、ビーズ細工のボールのようです。クリスマスツリーみたい・・。
摘みながら美しさに感動してしまいます。

2008/7/15

でも、果実表面はヤニのようなものでべとべとして、指がとても汚れます。手袋をするとよいのかもしれませんが、熟し具合など触って分かるのでやはり素手がいいと思います。

2008/7/10

7/10の収穫。
洗ってザルにあげて干します。

2008/7/15

こんな巨大な実も!
(私の手の幅は、指のつけ根部分で約7cm)

3本あるうち1本だけ数個しか実っていなかったのですが、その木にこの巨大ヤマモモが。
1個で口いっぱいになりました。種もやや大きめ。

今度豊作の年には摘果してしまおうかしらん。そうしたらみな巨大・・・。

2008/7/14

枝についていたなり口に、緑色の部分があってやや渋いので、そこは包丁の角で取ります。

それを電子レンジにかけてしばらく加熱。

2008/7/12

とても目の粗いザルで漉します。
FPで粉砕したらどうか、など色々試しましたが、このザル(カゴ)が一番早いです。
7/12はダンナサマが手伝ってくれました。

2008/7/12 へらで何回かこすると、綺麗に種だけになりました。感動だ!

針金を編んだザルも試しましたが、パンチングメタルなど、交差がないものがよいと思います。編んだザルは細かい繊維がびっしりひっかかって、後で洗うのがとっても大変。
2008/7/10 最初はサクランボ種抜きはどうかと勇んで試してみたのです。

が、サイズが大きくて装置にはまりません。
果肉を少しナイフで削ったらどうかと試してみたのですが、種の射出口が大きすぎ、種に果肉がほとんどくっついたまま穴を通り抜けてしまいます。
ヤマモモの種はサクランボより小さいのです。オリーブ種抜きならうまくいくのかなあ。
2008/7/10

宛てにしていた種抜きが無効とわかったもののザル漉し方式はまだ思いつかず、7/10の段階では包丁で一個ずつ、果肉を剥き取っていました。
時間がたっぷりある時はこれでもいいかも。でも果汁がたっぷり出て手指がびしょびしょになり、手湿疹に染みてそれが結構辛いです。
やはり漉す方式がお勧め。

2008/7/11

浅い鍋に半分ほど入れ、砂糖を入れて煮詰めて行きます。
スモモや林檎などと違って果汁自体にはとろみはつきにくく、いつまでたってもツブツブ部分とサラサラの液体の混合物、という感じです。
この液体を煮詰めるのにかなり時間がかかるので、通常のジャムよりも少量ずつ煮るとよいと思います。

2008/7/11

種を漉し取った段階ではかなり歩留まりがいいなーという印象なのだけれど(廃棄率20%位かな?)、液体部分を減らそうと煮詰めると、とてもちょっぴりになってしまいます。

なんだか勿体ない・・・。ペクチンで固めたい気分にもなります。
せめてものペクチンの足しに、と赤いスモモを少し混ぜてみたりもしました。

2008/7/11作ヤマモモジャム

最初は真っ赤だったけれど、煮上がりは紫色になります。ビタミンCでも添加したら、赤っぽくなるかな?邪道かな?

2008/7/13作ヤマモモジャム 7/13には5鍋分煮ました。うち2回はいぐりすももミックス。
7/13-1:ヤマモモのみ5個
7/13-2:スモモミックス5個
7/13-3:スモモミックス4個
7/13-4:ヤマモモのみ5個
7/13-5:ヤマモモのみ1個
(計15個)
2008/7/11作ヤマモモジャム 味は、針葉樹のような樹脂の香りがして、少し渋みもあって、赤ワインのような大人の味だと思います。



7/10,12と、それぞれ梅ザル2枚分摘んで作業しました。
そしてたまたま、以前注文したスモモ(いぐりスモモ)もこの頃届いたのでした。
おかげで週末は怒濤のジャム作り。

目を△にして作業していて、土日ともダンナサマにあれこれ指示を出していたら(ヤマモモを漉すお手伝いとか、おかずのひと品を準備してもらったりとか)、昨晩、「もうジャム作りはしばらくお休みね」と。
私が忙しくしていてそれに巻き込まれたのがどうも不本意だったようだ。
「折角の週末なのに夫婦の時間がさー」とか小さい声で言っていたような気も。

でも平日は、仕事とはいえ、夜ごはん、何時まででも連絡なしに待たせても、何とも思ってないじゃんか(言わなかったけど)。ぷん。

(このジャムがお金になったら私の家庭内の立場ももうちょっと上がるのでは)

まあ小さめの瓶もなくなったことだし、しばらくお休みにしましょうかね。
(といいつつ、今日(7/14)もちょっぴりだけ摘んでしまいました。コンポートにしてみようかしらん。コンポートはジャムじゃないし・・・)


ひみつ収穫の成果は・・・・。
(こんな大々的にザルに並べて秘密も何もないけれど。でもザル2枚だとあれかなーと思って、盛り上げるようにしてザル1枚におさめました)

いちおう非難を封じるためにも美味しいごはんも用意しておきました。

2008/7/14ひみつ収穫
2008/7/14ダンナサマに内緒の収穫  
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バジルペースト

2008-07-14 | +野菜系保存食

バジルを一鉢、ベランダで育てています。
例年うっかりしてすぐ花を咲か枯らしてせてしまうのです。
しばらく前、花穂がついていたので、ああ、今のうちかも、と大幅に葉っぱをむしってバジルペーストにしました。
ほとんど丸裸にしてしまったのに、その後またじゃんじゃん葉っぱが育ってきました。

大切においておくよりも、沢山葉っぱを摘んだ方がいいみたい!

かなり茂ってきたので2回目の収穫です。

2008/7/11
2008/7/11 バジルの葉収穫  

結構な分量がとれました。
バジルの隣の鉢のパプリカは今年はアブラムシだらけ、でもバジルにはアブラムシはつかず、感動です。

バジルの株はまたもや丸裸になってしまいました。

2008/7/11
2008/7/11 2回目の丸裸バジル  

■■バジルペースト2008(2回目)
■材料
バジル
ニンニク
オリーブオイル

カシューナッツ、湯むきアーモンド

■作り方
(1)バジルの葉っぱは、収穫後、湿らせたキッチンペーパーで一枚ずつ拭きます。
(これが結構大変。でも洗わない方がいいみたい)

(2)ナッツ、ニンニク、オリーブオイル、塩をまず細かめにスティックミキサーでペースト状にする(松の実がないので今回はカシューナッツ、湯むきアーモンドを使用しました)。

(3)フードプロセッサに移して、さきほどのナッツペースト、バジル、オイルを入れ粉砕。
バジルは極微塵切り、という風になり、全行程スティックミキサーで作った時とは少し違う感じ。味はどれくらい違うのかな?(私に違いがわかるのかな?)


(4)電子レンジで簡単に消毒したびんを冷ましておきます。少しオイルを注いで、びんを傾けてくるりと回しオイルをガラスに馴染ませておきます。こうするとペーストを入れたとき気泡が入らなくて滑らかに充填できる気がします(バジルペーストにオイルが少なすぎなのかな?)。
ここにバジルペーストを7~8分目ほど入れ、更に表面にはオイルを張っておく。

(5)作業に使ったフードプロセッサの容器には、たとえゴムベラを使ったとしてもまだバジルペーストがいっぱいついています。そのまま洗うと、油分が多いので大変なことに。
ごはんやジャガイモ、パスタなどをこの容器に入れてよく混ぜると、容器は綺麗になるし、おいしいおやつは出来るし、一石二鳥です。

出来上がり~。

2008/7/11
2008/7/11作 バジルペースト  

今回使ったのはトルコのオリーブオイル。
250mlビンが空になりました。
 
2008/7/11
2008/7/11 バジルペーストに使ったオイル  

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2008びわコンポート

2008-07-10 | +ジャム・ピール(果物系保存食)

びわコンポート作り、7月4日をもって完全に片づきました。
まだ疲労がとれません・・・。

今年は初めてネットを張ってみたのだけれど、やはり効果があった気がします。
例年だったらカラスにじゃんじゃん枝ごと持って行かれるのだけれど、今年はそれが少なかったです。その代わり、スズメなどの小鳥がつつきに来ていました。
小鳥は、おいしい実1個をかなり徹底的に食べる(ほとんど皮だけの空洞になってしまいます)ので、枝ごとさらっていくカラスに比べてかわいげがあります。

ま、母によると、鳥のおすそわけをちょっと頂く、という心がけでないとだめだそうです。どんどん欲張りになっていく自分が怖いかも。

2008/7/15びわコンポート
2007/7/15 出来たものは箱に入れて積み上げてあります  


作業中の写真はないので(両手べちょべちょのため)すが、昨年の孤独な皮むきの様子はこちらです。

来年のために注意点を書いておきたいと思います。
(独り言みたいなもので、読み物としては面白くないのでごめんなさい)

■木のそばでの作業
(1)蕾の頃(お正月頃)、摘房するとよい。
(2)春頃、摘果もするとよい
(3)色づいてきたらネットを張る
(4)収穫はなるべく昼間に。夕方摘むとまだ青みがかった実も摘んでしまう。
(5)一房のなかでも色づくのが早いもの、遅いものがあるので、よく着色したものから摘む。
(6)収穫用のバッグには内側に箱をはめておく。柔らかいかばんだと、木を降りるときにあちこちぶつけて、びわに傷がついてしまう。
(7)剪定鋏を使って房から切り離す際に、すぐ皮むきすべきものをよけておく。
軸が折れてしまったものや、鳥に少しつつかれたものなど。
こういう傷ものは、その日に皮むきすれば大丈夫だが放置すると腐って全体が使えなくなるので。

■家での作業(皮むき~瓶詰め)
(1)準備しておくもの
 ・ミネラルウォーター
 ・果糖
 ・ビタミンC(晒すときの色止め用)
 ・びんのフタ
 ・WECKのびん用ゴムパッキン
 ・びん入りレモン果汁
 ・スパイス類(シナモン、クローブ、カルダモン)
 ・新聞紙(皮むきの際敷いておくため)
 ・白ワイン
(2)1バッチ(2.5リットル鍋一杯分)4時間程度見込む(今年正確に時間を計ろうと思って忘れました)。
(3)むいたビワを入れる用と手をゆすぐ用、水を張ったボウル2個用意するとよい。
(4)シロップは鍋の半分用意する。むいたビワが最後盛り上がる程度で、シロップの量が瓶詰めに丁度良くなる。口径の大きい瓶ほどシロップが多めに必要。
(5)シロップを煮立てながらびんを洗う。やや多めに洗っておく。
(6)皮むきが終わるしばらく前に、弱火で火にかける。オーブン点火(びんの消毒)も始める。
(7)びわの鍋はちゃんと沸騰する(細かい泡が出てくる)まで煮る。煮方が浅いと、出来上がりビワがぷっかり浮いてしまう。
(8)瓶詰めまで終わったら、翌日分を洗っておくとよい。
(9)皮むき~瓶詰めは、中断なく作業する。シロップから顔を出したビワが茶色くなってしまい、その色は元には戻らないため。

■疑問点
(1)びわの保存は常温で、食べる直前に冷やして、とあるHPで読んだけれど、冷蔵庫に入れた方が味が落ちない、という話も聞きました。
確かに常温においておくと、酸味が段々無くなって、果肉が水っぽくなっていくような気もする。
入れられるだけでも冷蔵庫に入れた方がいいのだろうか?
どなたかご存知の方、教えて下さい。

(2)これまでいつも、水・果糖・レモン汁(・スパイス)でシロップを作ってきたけれど、白ワインコンポートもおいしいのではないかしら。白ワイン・水・果糖・レモン汁。
来年は白ワインも買っておこう。

(3)スパイスはいつもシナモン・クローブ・カルダモンのホールを煮出しているけれど、何か目先の変わったものはないかな?
バニラってどうだろうか。
びわ風味は弱めだから、バニラは強すぎるかな。

(4)今年白ワインを買いそびれ、手持ちのトカイワインを少し加えたものも作ってみた。でもトカイワインは、白ワインの味というよりもブランデーの味に近いような??
余り合わなかった気がするけれどどうだろうか。
(でも、母はスパイス入りもスパイスなしも気づいていないみたいだし、トカイワインだか何だかなんて、更に気づく可能性は小だな。気楽でいいともいえるけど、ちょっと張り合いがないような・・・)

(5)この時期ダンナサマが出張に行ってくれるとすごく楽。
ダンナサマへ:来年は泊まりがけの出張予定、この頃に入れてね。

(6)小さい小鳥はどうやらネットの中に入り込んでつついている模様。
とりわけ大粒で、明日摘もうと思っているいい色具合の実をつつかれると悲しいものがあります。そういう房だけでも、袋かけしてみてはどうだろうか。
三角コーナー用のネットや不織布とホチキスか何かで簡単に出来ないかな。
新聞紙を貼り合わせたものでもいいらしいけれど・・・・。


■2008年びわコンポート記録

6/21
(土)
(1)プレーン(びわ、果糖、レモン汁、水)--7個
(2)スパイス(プレーン+シナモン、クローブ、カルダモン)--4個
(3)スパイス--2個
6/22
(日)
(1)プレーン--5個
(2)プレーン--?個
6/23
(月)
(ひとやすみ)
6/24
(火)
(1)スパイス--7個
(2)スパイス--5個
6/25
(水)
プレーン+コアントロー--7個
6/26
(木)
(ひとやすみ)
6/27
(金)
(1)スパイス--3個
(2)スパイス--3個
6/28
(土)
プレーン--7個
6/29
(日)
(1)スパイス--6個
(2)スパイス+トカイワイン--5個
(3)スパイス+トカイワイン--2個
6/30
(月)
(ひとやすみ)
7/1
(火)
プレーン--5個
7/2
(水)
スパイス+トカイワイン--5個
7/3
(火)
(ひとやすみ)
7/4
(火)
(1)スパイス--4個
(2)スパイス--5個


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トマトソース

2008-07-08 | +野菜系保存食

ある日曜日、私はびわ剥きで忙しくしていたのですが、ダンナサマはなんだかぼんやりしています。そこでちょっと手伝ってもらうことにしました。
といってもびわ関係ではなくて(こっちは多分不器用なダンナサマには無理)、つい買ってしまった箱山盛り完熟トマトの処理。
トマトソースにしようかと思って。

湯むきしてから適当にミキサーにかけることも考えたのだけれど、湯むきの説明をするのが面倒で、一番頭をつかわない裏ごしにすることにしました。

土鍋にヘタをとった2つ切りトマトを入れ、しばらく電子レンジに。そしてくたっと煮くずれてきたところを裏ごし。

2008/6/22トマト裏ごし
2008/6/22 トマト裏ごし用セッティング  


この裏ごし網は、お正月の栗きんとんのさつまいもうらごし用に新調し、ひとまず我が家に置いてあったもの(年末実家に持っていくの忘れないようにしなくては)。
実家には既に1個あるのですが、それの目があまりに細かいため、労働者(父とダンナサマ)から労働環境改善の声が上がっていたのです。

やや粗めを買ったのだけれど、トマトソースにはまだ細かすぎる程度。
そもそも種だって入っていてもいいかなーと思っているので、皮だけとるだけでもいいよ、といっても、初心者のダンナサマは●●正直に綺麗に漉してくれました。

みなさんご存知かもしれませんが、裏ごしのコツは、時々網を洗うこと。
細かい繊維が目詰まりして作業効率が落ちるのです。へらで押してもなかなか落ちて行かないわ、と思ったら洗うとよいと思います。お試しを!

さすがに漉しただけあって、とても滑らかなピュレがとれました。

2008/6/22トマト裏ごし
2008/6/22 裏ごしたトマト  


ここまでくればあとは簡単。
テフロンのフライパンで時々かきまぜながらぐつぐつ煮込みます。複雑な味になるかな、と思ってドライトマトを刻んだものも少し入れてみました。
これはビワ作業の片手間で出来るので楽チン。

でもビワの瓶詰めに多少手間取り、少々煮詰めすぎてしまったかな?
ま、薄めることはできるし、瓶も節約できるしいいことにしよう。

ボウルに満タンのトマトピュレ、こんなにちょっぴりになってしまいました。

2008/6/22作トマトソース(トマト、ドライトマト)
2008/6/22作 トマトピュレ(裏ごしトマト、ドライトマト)  

種のない見事なトマトピュレ☆
(自分の作業ではないとはいえ)苦労して裏ごしたので、勿体なくて開けられません・・・。
トマトのオフシーズンになったら使おうかな。

もう一度くらいトマトソースを作ってみたいものです。
少しでも裏ごしを楽にするにはどうしたらいいかな?

(1)皮以外の部分をフードプロセッサでピュレ状にし、それを裏ごす。繊維がほぐれて漉しやすくはないだろうか。
(2)粗い目のザルでまず漉し、その残り粕を裏ごし網で漉す。
(3)もっと粗い目の裏ごし網を買う。
(4)皮は湯むきし、果肉はFPでピュレ状にし、裏ごし抜きで種ごと煮詰めてしまう。

(4)が抜本的解決ってやつだな。
でもこれで済ますと、「ボクはあんなに丁寧にしたのに~」と言われそうだな。
とすると、

(5)ダンナサマがひまそうなときに、また頼む。


これが一番よいかも。ふむふむ。
一度苦労を知っているので普通にお願いしてもだめだろうな。「ちょっとそこ座ってみて」「はいこの木べらを持って」という送電線方式はどうだろうか。
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フェンネルのパスタ

2008-07-07 | +ふたりの日
アーティチョークと一緒に頂いたフェンネル(カイエさんありがとうございます☆)、一部はアクアパッツァに、残りはどうしようかと考えていました。

フェンネルといわしと松の実のパスタってなかったかしら?
うろ覚えだしそもそも1度も食べたことがないものをイメージしつつ、作ってみることにしました。

でもイワシのかわりにとびうおの干物(patakoさんありがとうございます☆)のオリーブオイル漬け(前日焼いてほぐしてオイルに浸しておいた簡易版)、松の実のかわりにピスタチオ。

「#」を2回すると別の音になるのではなかったかしら?
こうまでアレンジすると一体何のつもりだか自分でもよくわからなく・・・。

ま、いっか。

とびうおオイル漬けとフェンネルを軽く炒め、ピスタチオナッツ(ミルで細かくするほか、いくつかは荒く刻む)を投入、オリーブ数個、ドライトマトも1枚入れたような気もします。
ゆで湯で適宜水分を調節し、パスタをあえて出来上がり。

どんなのが出来たかというと・・・。
 
2008/6/3フェンネルパスタ
2008/6/3 山盛りフェンネルのパスタ

二人分150gを一枚のお皿に無理やり盛り付けてしまったため、何だかてんこ盛りで素敵じゃありませんね。

写真は冴えないのだけれど、とびうお干物のプリプリ感と極上のうまみ、ピスタチオナッツのぽりぽりした感じ、そしてフェンネルの独特の香り(火を通したので甘い香りではない)、あいまって、これまで食べたことがない複雑なおいしさでした。

イワシだと、もっとソフトな感じになるのかな?脂分のないトビウオと違ってイワシ自体の脂分もあるし、また一味違うのだろうな~。。イワシバージョンも食べてみたいものです。生をさばかなくてはいけない、というところがちょっと大変かもしれないけれど。


フェンネルっておいしいかも、と探究心が沸いてきたところ、地元の農産物直売所にフェンネルという札が☆
数年通ってますが、初めてです。
まあ!新しく作るようになったのね、と勇んで2把も買って帰ったところどちらもディルだったということが判明しました。

いくらフェンネルに慣れないとはいえ、ディルは見慣れているはずなのに。気づかなかった自分が情けない・・・。
それにしても、育てている人や売っている人が気づいていないとしたら教えてあげたほうがいいかも。
ディルとフェンネルって使い方違いますよね。

2把も買ってしまったものだから、このあと何にでもディルを入れなくてはいけない羽目に陥ったのでした・・・。好きだからいいけどさ。

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この頃のきのこ

2008-07-03 | +きのこ
梅雨とはいえいまひとつしっかり雨が降らない日々ですよね。
なのできのこもいまいちです。
でもたまに雨がふるとナワバリをパトロール。

(写真はクリックすると拡大します) 

2008/6/24ウツロイイグチ?

多分ウツロイイグチだと思います。

やった!食べ頃!と思ったら・・・

2008/6/24穴がぽっかり

ぽっかり穴が・・・。

でもここまでしっかり穴があいていると、ウジ虫はいなくて逆にきれいなものです。

カサはほぼ無傷。食べました。

2008/6/26ヤマドリタケモドキ

こちらはヤマドリタケモドキ。ほぼ無傷だしカビにもやられてません。

収穫して母と一緒に食べました。

2008/6/24アンズタケ

かなり大きいアンズタケ。

2008/6/26アンズタケ

アンズタケはこうやって列状に生えています(写真左下~右上)。

1個見付けたら駆け寄らずあたりを見回すとよいです。

2008/6/26アンズタケパスタ

アンズタケが沢山とれたので、普段オムレツばかりなのですがクリーム系のパスタにしてみました。
でも、キノコがころころしているので、麺とばらばらな感じ。リゾットなどの方が一体感があっていいかも。


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生食用かぼちゃ

2008-07-02 | +野菜
うちの最寄りの農産物直売所に「サラダカボチャ」というものが売っていました。

この直売所は、比較的オーソドクスなものが多く、たまに紫と白のまだらの茄子とか、黒い大根、ビーツなどが出ますが、1シーズン限りで終わってしまうことが多いです。
お客さんの消費傾向に合わないのかも。
店員さんとおしゃべりしていたら、ビーツゆでてみたけど泥臭くって食べられなかったとか。料理法をよく知らないと確かにそうかなー。おいしいビーツだったのになあ。


さて、サラダカボチャはこちら。
 
2008/6/28サラダカボチャ
2008/6/28 サラダカボチャ

未熟果のようですよね。
断面は・・・。


2008/6/28サラダカボチャ
2008/6/28 サラダカボチャ断面

とてもみずみずしいです。

・ほんとに生のままスライスして
・お醤油ベースの即席漬け
・パスタを茹でるときに一緒に茹で、バジルソースで

と色々試してみました。
即席漬けが一番おいしかったかな~。
生でバリバリ食べられないこともないけれど、多少漬けた方が青臭さが抜けるような気がします。少し塩をまぶしてしんなりさせ、マヨネーズであえるという手もあるかな。
茹でた場合、種部分が少し煮くずれ易い感じでした。
グリルやフライパンで焼くのも試してみればよかった・・・。


茹でたのを食べて確信したのですが、この味は、まさにズッキーニ。
(ということはズッキーニも即席漬け出来るのね、きっと)

ズッキーニの場合、種が生長してしまった太いのよりも、細い方が重用されますよね。ということはこんな種ばかりのかぼちゃより、細いズッキーニの方が格が上では??
まあ、丸ズッキーニ同様くりぬいて肉詰めするという手もあるけれど・・・。

うーむ。

どうもビミョーな存在意義の野菜です。きっと来年は販売されないな・・・。

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