採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

アクアパッツァ

2008-06-19 | +ふたりの日


生まれて初めてのアーティチョークと一緒に、フェンネルの葉っぱも頂いたのでした(カイエさん、ありがとうございます!)。
もしかしてフェンネルも、調理するのは生まれて初めてかも。
南仏を旅行中、株の部分を買って生でバリバリ囓った記憶はあるけれど(あまり消化がいいものではないらしく、胃弱の母はこれで腹痛を起こしていました。鋼鉄の胃袋の私は何ともなし)。

フェンネルといえば魚料理らしいので、アクアパッツァに挑戦してみることにしました。
ウー・ウェンさん(でしたっけ)の本で見かけた、葉っぱを微塵切りにして餃子の具にする、というのにも惹かれたのだけれど・・・。

アクアパッツァも初挑戦。しかも考えてみたら食べたこともないです。
非常に心許ない気分になりつつ、あちこちネットで検索してみました。
結果、一応こんな作り方でやってみました。

■■アクアパッツァ
■材料
鯛(うろこ、お腹をきれいにしておく)とそれが入る鍋とフタ
ニンニク
オリーブオイル
水、白ワイン
オリーブ
塩漬けケッパー
ドライトマト
トビウオ干物を焼いたもの(patakoさんありがとう!)(本当はアンチョビを使うらしい)
生トマト
青森産冷凍ベビーホタテ(本来は殻つきアサリを使うらしい)
きのこ少々(本当は入れないのかも・・・)
セロリの葉
タイム(楽子さんありがとう!)
イタリアンパセリ
フェンネル

■作り方
(1)魚は綺麗に洗ってよく水気を拭く。お腹にセロリの葉・フェンネルを詰める。
(2)ケッパー塩漬けは塩を洗っておく。オリーブは半割にしておくとよいかも(今回は丸ごと)。ドライトマトはさっと熱湯でゆすぐ。トビウオ干物はほぐしておく。
(3)フライパンにオイル、ニンニクを入れあたため、ニンニクは取り出す。ここに魚を投入。両面の表面をこんがり焼く。(中はまだ生)
(4)ここに白ワイン、水を投入。魚が半分弱沈む程度。
 じゅーっといって、すぐまた沸騰してくる。
(5)ここに、オリーブ~フェンネルの材料を投入。フタをして魚に火が通るまで煮る。
 ・・フタをしないみたいなレシピもありました。フタを開けたままでは煮えなさそうだったのだけれど、もしや水の量が少なかったのかな。
(6)魚に火が通ればできあがり。


2008/6/1鯛
鯛とハーブ

鯛のおなかにはセロリの葉、フェンネルが入っています。

ダシになるもの
ダシになるもの(ケイパー、オリーブ、イタリアンパセリの茎、トビウオ干物)


じゅーという音にひるみつつも、ぐつぐつ煮て、出来上がり~。
出来上がりにはフェンネル、イタリアンパセリ微塵切りを乗っけました。

2008/6/1アクアパッツァ
初アクアパッツァ

本当は香り付け用のセロリの葉は盛りつけないのかもしれませんが、勿体ないので食べてしまうので盛りつけてます。

見た目はともかく、味は、初めて作ったけど、大成功!
(ていうか、本当はどんな料理か知らないのだけれど)

ドライトマト、ケイパー、オリーブなどからほどよい塩味が出て、魚に染みこんでいます。魚がおいしいのは勿論、スープがうまいのだ。パンを浸して食べたくなります。
結構大きな魚だったのだけれど、二人でぺろりと平らげてしまいました。

フェンネルは、生の時は甘~い香りがするのだけれど、こうやって火を通してしまうと、全然違う香りになる気がしました。甘さが消えて、とてもさっぱりした香りです。

ところで、このお料理をお店で頼んだら大変そうだ。
ナイフとフォークでどうやってまるのお魚をつつけと。イタリア人、どうやってお箸を使わず食べているのかしらん。


この日のワインはこちら。
アクアパッツァに少しワインを使ったため、開けてしまった都合上飲むことに。
白ワインって、さっぱりしておいしいから、半分とっておくなんて出来なくて、不経済よね~。


白ワインラベル
この日の白ワイン  


ところで今回使ったオリーブはこちら。
1050g入りの巨大瓶ですが、つい買ってしまいました。

タジャスカ種という小粒のオリーブで、種が大きく果肉が薄く、食べでがないタイプです。
こんなにあるのでタプナードでも作ろうかな、と思っていたけれど、種から身を外すのが大変でしかも身が薄いので量を稼ぐのが大変そうです。大量に種を外す作業をしなければいけないかと思うと、ちょっと躊躇しています。

でもおいしいオリーブです。南仏のニースでよく突き出しに出てきたのもこの品種だと思います。

オリーブの瓶タジャスカ種
札幌で買ったオリーブ  

以前は新宿にあったトルコ食材店で真空パックのオリーブをよく買っていました。
その後経営が変わってその商品を置かなくなってしまい、最近はオリーブ難民状態。種抜きは味まで抜けてしまっていて好きではないし、どこに行けば手頃な価格でおいしいのが売っているのかしらん・・・。
トルコのは、塩がきつめだけれど、結構肉厚で、使い手もあってよかったのにな。

みなさんはどこで買ってらっしゃいますか?
ネットで探してみようかな。

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22 コメント

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美味しそー (patako)
2008-06-19 22:25:30
焼きあごも、まさかケイパーやオリーブなどの舶来品と一緒に煮込まれるなんて思わなかったかも…幸せなヤツです!
ちなみに干物を焼いたものじゃなくて、焼いた飛び魚を干したものなんですよ。

美味しそうなオリーブですね。私は以前はギリシャのカラマタオリーブの缶詰を通販で買ってましたが、最近はご無沙汰です。美味しいオリーブ食べたいけど、この辺の店で手に入れるのは不可能です…。
鉢植えのオリーブが育ってくれるのを気長に待ちます…。
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Unknown (okimuff)
2008-06-20 06:46:03
美味しそうですね。私がかつて作ったアクアパッツァ
もっとシンプルで、味も感動的ではありませんでした。こちらは豪華ですね。
オリーブ、そのまま食べるときはいいですが、料理に使うとき(ドレッシングソースに入れたいので)種をはずすのホントに大変ですよね。買ってみたら種がすっかりぬけているのあり、それはとても便利でした。
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アクアパッツァ (かず)
2008-06-20 08:24:37
東京の「アクアパッツァ」の日高シェフが20数年前、おそらく日本で初めて紹介した料理ですが、
その際、アサリやオリーブ、ケッパー等入れられて紹介したのが日本のスタンダードになった様ですね。

本来、水・ドライトマト・ニンニク・オリーブオイルだけで調理する料理で、シンプルな魚の旨味を水によって引き出す事が出来たら成功です。
ご家庭でされる時はお好きなものを入れれば良いのですけどね。

食べる時はおおまかにナイフ・フォークで食べて、残りは手で食べるのが基本です。上品に食べても美味しくないですね。

オリーブ、びっくりしました。
うちで使っているものと全く同じオリーブです。
地中海沿岸で採れる種類のオリーブで、このオリーブを搾ったオイルは黄金色の最上のオイルになります。
肉厚はないですが、味は良いオリーブですので宜しく付き合ってやって下さい。
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自家製オリーブ☆ (●patakoさま~Fujika)
2008-06-20 10:33:22
あ、この時使ったのは、干物の方のあごだったのです。前の晩焼いたものをこのために1匹残しておいたのでした。でも焼きあごのほうでもよかったですね。
あごって、本当にさっぱりしたよいダシが出ますよね~。
このあともう一品、あご干物でおいしいものを作りました。こんど記事にしますね!絶品だったのですよ~。

生のオリーブを塩漬けにするには、石灰でアク抜きしたりとか、なんだか難しい技が必要なのではありませんでしたっけ?(記憶違いかな?)
いずれ自家製オリーブ漬け。ひゃ~、羨ましいです~。
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尾頭付き (●okimuffさま~Fujika)
2008-06-20 11:04:54
お久しぶりです~。お元気でしたか?
アクアパッツァ、尾頭付きの魚を使うせいか、ご馳走に思えます。やはり尾頭付きの魚で以前ホイル蒸しを作ったのですが(http://blog.goo.ne.jp/fujika_0000/e/a0ae848c27473d5d6beb684934d4f4f0)、それよりも短時間で出来るので、二人分だったらこっちが楽そうです。
それに、ケッパーやドライトマトなどからいいダシが出ますね。濃厚なうまみでした。

オリーブの種をとるよい方法、この前TVで見ました。
まな板の上にオリーブを置いて、さらに上に小さいまな板を置いてオリーブをゴロゴロ転がすのです。そうすると種の周りが柔らかくなって比較的とりやすいです。
転がしにくいときは、指先で1個ずつ揉むようにしています。こちらは時間はかかりますが、しっかりくっついたのを無理やり引き剥がすのに比べたらまだ楽かな、と思います。
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タジャスカ種 (●かずさま~Fujika)
2008-06-20 11:15:04
本来とてもシンプルなものだったのですね(沖縄料理のマース煮に通じるものがあるような)!
それならいつでも作れそうな材料です(技術の比重が高くなるけれど)。また作りたいなーと思います。

オリーブ、やはり☆ お店のひとが業務用だから普段は売っていないのですよ、と言っていました。記事読み返すとなんだかけなしているみたいですが、おいしいオリーブですよね。種もしばらくしゃぶってますよ~。
当分楽しめると思うと嬉しいのです。

タジャスカ種のオリーブオイルも薦められたのですが、つい他のブースで買ってしまい(それはトスカーナのもの)今回は買いそびれてしまいました。次は買ってみなくては!
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こんばんは♪ (カイエ)
2008-06-20 23:11:04
遅くなりましたが
アーティチョークとフェンネルで紹介してくださってありがとうございます♪
アーティチョークも堪能してくださったようで
なによりです。
フェンネルを使ったアクアパッツア、
具沢山ですね~!
これだけでおなか一杯満足しそうです。
私もよくアクアパッツアは作りますが
他の人の作ったのは食べたことがないんですよ~。
よくお醤油入れて和風にしたりもしてます。

オリーブ、イナウディの取り扱いのなんですね~。
おいしそう♪

近年は知人の取り扱っている皺黒オリーブばかりなんですが(↓です。
http://www.hariki.net/product/index.php?ca=5&id=1181844586-690971
久しぶりに他のも試してみたくなりました。
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Unknown (okimuff)
2008-06-20 23:20:49
オリーブの種のとり方、良さそうですね。有難うございます。ケッパーやドライトマトですか、ポイントは。私が使ったのはミニトマト、ニンニク、パセリ、アサリでした。それに鯛ではなくいさきでしたし。
Fujikaさんのを参考にして、また挑戦してみたいです。
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鋼鉄っていうより (kazuharu)
2008-06-23 10:09:25
どっちかっていうと、チタン製の胃って気がします。
ちなみに、1歳半にして、枇杷を10個以上食べても平気なうちの娘も、そっちの住人のようです。
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見かけはディルと似ている (●カイエさま~Fujika)
2008-06-23 13:35:59
アーティチョークもフェンネルも、ご馳走さまでした!
このあとフェンネルをもっと探求してみたくて、地元直売所にフェンネルという名前で売っていたもの(これまでは見かけませんでした)を2把も買って帰ったら、なんと両方ディルでした。
気づかない私も私だけど・・・。
葉っぱが細くてしんなりしてるなーとは思ったのよね。
育てている人が勘違いしているとしたら教えてあげなくては。用途はちょっと違いますよね。

オリーブ情報ありがとうございます。
なんと有名なニオンス産ですね。美味しそう~。
でも、200g約2000円は高級ですね
この大瓶は(液体も含めてかもしれないけれど)約1kgで3000円。お買い得でした。
ニオンス産のお買い得大瓶ってないかな~。
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