採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

初アーティチョーク

2008-06-10 | +ふたりの日
生まれて初めての、生アーティチョーク!

2008/5/31アーティチョーク
アーティチョーク  

実はブログのお友達のカイエさんに(おねだりして)頂いてしまいました。海外旅行先の市場で見かけたりはするものの、さすがに電気ポットでは茹でられないサイズだし、アーティチョークづくし、みたいなお料理のあるレストランは高いし、という訳で、ほとんど食べたことがなかったのです。
ピザのトッピングとか、お総菜コーナーの油・酢漬けでちょっとだけ食べたのが記憶の全て。
ガクを外しながらつけ根をシガシガと囓る、というのも、一体どんな感じのものかと不思議に思っていました。

念願の生アーティチョークに大感激。カイエさんありがとうございます~!

いろいろ料理法を検索してみたのですが、まず初めはシンプルに料理して味を確かめないと、という訳で、茹でることにしました。
たっぷりのお湯で30分茹でるらしいのですが、検索したら圧力鍋を使う、というのが何件も出てきたので、そちらにしてみました。
(実はパソコンを見ていたらお料理の時間が足りなくなった・・・)

加圧5分、蒸らし5分で丁度茹で上がりました。

圧力鍋のフタを空けると、何だか変わった香りが。野草系のグリーンな匂いがします。

2008/5/31茹でたところ
小さい方のアーティチョーク


ガクを剥がしてつけ根を囓ってみます。
思ったより囓り取れる部分は少ないです。
丁度カニのお腹側に、三角形の部分がありますよね(フンドシというのかな)。メスガニのフンドシをパキっと折り取ると、ごくわずかに内子が入っているのだけれど、それに似た感じです。

味は、野草のような青っぽい味がほのかにします。
例えるなら、タケノコではなくて、もっとデンプン質の・・・、何だろう。芋とか豆系統のホクホク感が少しあります。

ずっとガクを食べ進むと、ご本尊に到達。
ハートというのでしたっけ。

2008/5/31小さい方茹でたところ
小さい方のアーティチョーク


左がパカっと外れたガクの最後の部分。右が花びらや雄しべ・めしべが生えている土台のところ。
雄しべは針状で痛いので取り除く、とあちこちで見かけましたが、このサイズの蕾の場合、上の写真の左右、どちらもそのまま、丸ごと食べることが出来ました。
雄しべも柔らかく、全く気になりませんでした。

そしてこちらは大きな蕾。
剥いていくプロセスは同じですが、ガクのつけ根の柔らかいところは更にすくなく、全てのガクが固くて丈夫です。
そしてハートがこちら。

2008/5/31大きい方
大きい方のアーティチョーク

こちらは、雄しべの部分を取り除く必要がありました。少し食べてみたのですが、チクチクして喉に刺さる感じなのです。
これを取り除いてしまうと、何だかとても薄べったい小さな円盤状のものが残るだけ。非可食部がこんもり山になっているのに比べると、拍子抜けするほどの小ささです。
小さい方の蕾の方が、蕊や中心部に近いガク全部食べられて、可食部の比率が高いかもしれません。

食べてしまうのが勿体ないわ・・・。
でも、柔らかくしたバターを少しだけつけて、ぱくっと食べてしまいます。
ソフトで滑らかで、でも少しホクホクもしています。皮を剥いて柔らかく茹でた空豆を少しスモーキーにしたような味です。
酸味のあるオイル漬けとはまた全然違う味だと思いました。

おいしい~。

お腹いっぱい食べるには、一体何個のアーティチョークが必要だろうか・・・。
(満腹になるまで食べるものではなくて、季節感を大切に味わうためのものか)
カイエさん、本当にご馳走さまでした!


うちのそば、荒れ地っぽいところが結構あります。
アーティチョークこっそり植えて、いつの日か、どんぶり1杯分食べてみたいなー。
あとオイル漬けも作ってみたいものです・・・。


おまけ。

この日はアーティチョークがメインだったのですが、その他のおかずは・・・。

2008/5/31ミネストローネ

具だくさんスープ。
白インゲン豆を別鍋で煮たのだけれど、からうっかり目を離し、煮崩してしまったのが悔やまれます・・・。

2008/5/31ビーツサラダとタコマリネ

ビーツサラダとタコのマリネ。タコの上にかかっているのはやはりカイエさんから頂いたフェンネルです。
奥のチーズは「さくら」。

2008/5/31クリームパスタ

生麺タイプのパスタ。(乾麺が何キロもあるっていうのに生麺買っている場合じゃないのに~)

生クリーム、すり下ろしたパルミジャーノチーズ、黒胡椒、ゆで汁少々で麺を和え、レモンの皮、ディルをトッピング。
レモンの香りが生クリームの濃さを和らげてとてもさっぱりおいしかったです。 


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6 コメント

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どれも美味しそうです (かず)
2008-06-11 14:56:26
アーティチョーク、大きいのは可食部分が少ないですね。うちも毎年何キロも処理しますが、いつも残骸を見つめてため息が出ます。
でもアーティチョークの美味しさは他では味わえないものなので、せっせとガクを剥く日々です。
イタリアにはガクを少し剥くだけで殆どが食べられる品種や、生食出来る品種など色々あるので、日本でもそういう品種が出来ないかと思ってしまいます。

タリアテッレ(フェットゥチーネかな?)も美味しそうに出来てますね。
うちは、バター・チーズ・生クリーム・レモンの皮・レモンジュースで作りますが、ご家庭で作られる時はお好みのハーブを加えるのも良いですね。
特にディルでしたら、より爽やかな香りに仕上がるでしょうねぇ。
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カールドン (うらべに)
2008-06-11 22:35:14
お久しぶりでございます。
アーティチョーク、贅沢ですね!
我が家にはそっくりのカールドンがありますが、アーティチョークに比べると小ぶりです。
食べてみようか・・・と毎年思うのですが、花が見たくて咲かしています。
庭で越冬していますから、丈夫ですよ。
ジャバラも売っているんですね。
和歌山でジャバラポン酢買ってきましたが、ごく一部地域の物と聞いたんですけどね。
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一皿に何個 (●かずさま~Fujika)
2008-06-12 20:06:26
かずさんのブログのアーティチョーク料理拝見しました。思わずひと皿に何個分?と数えたくなりました。
剥くのは大変だしごみもいっぱい出るけれど、あんなに贅沢に食べてみたいものです。
結構珍しいものが売っていることもあるこちらの直売所でも、これはまだ見たことがありません。やっぱりそこいらに種まいてしまおうかなー。

クリームのパスタにレモン汁も入れてしまってよいのですね。今回は皮だけ、おそるおそる、という感じだったのです。次回はバターとレモン汁も足してみます。
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食べるのは葉柄 (●うらべにさま~Fujika)
2008-06-12 20:18:42
パソコン直ってよかったですね~。突然クラッシュだなんて、想像するだに恐ろしいです。
カルドン、検索してみました。綺麗なアザミのような花なのですね。
どうやら食べるのは葉の付け根部分および葉っぱの中心の葉脈のようです。
http://osteriaarietta.at.webry.info/200806/article_11.html
http://buongustai.exblog.jp/5533814/
これなら花にも影響ないし、試食してみては~。味を教えてくださいませ☆

じゃばら、うらべに家に植えせんか~?そちらは少し寒いのかもしれませんが、真冬にビニール袋でもかぶせてあげると結構大丈夫かも。

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私も来年は… (patako)
2008-06-19 22:09:26
秋に種まきしたアーティチョーク、なんとか無事育ってます。来年には1個か2個とれるかな~。わくわく。

カルドンの方は前の家に植えていて、何度かつぼみを食べたことがあります。アーティチョークと違って萼が小さいので、すごーく食べにくかったですが、最後の台座のところは似たような感じでしたよ。葉っぱを食べるものとは、ちらっと聞いたことがありましたが、こんな固いのどうやって…と思ってました。軟白させるんですねー。ああそれを知っていれば…。
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いずれ大豊作 (●patakoさま~Fujika)
2008-06-20 10:25:16
お庭にアーティチョークあるのですね!2年目以降は毎年結構な収穫があるそうなので、すごく楽しみですね!カイエさんも去年は何本も株があって、大収穫だったみたいです。
http://caie.exblog.jp/5618143
http://caie.exblog.jp/5676160
山ほど採れたらオイル漬け作ったりとか、色々楽しめそうですよね。

カルドンのつぼみは食用にしない、と書いてあるところもありましたが、食べにくいだけで食べられるのですね。ということは、野生のアザミも・・・。
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