採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

シェパーズパイ

2008-07-17 | +ふたりの日
ヤマモモ作業で忙しくしていたら、ダンナサマが何だか不満そう。
(構ってもらえないから?)
それではまあ、ご馳走を用意してごまを擂っておきましょう。
(最近ご馳走のレベルが下がってきて、2つ以上の素材が切ってあって組み合わさっていればもう立派なご馳走です。普段のメニューは推して知るべし・・・。「素材の存在感を前面に押し出した」という感じ?)

丁度、摘んできたキノコ(ヤマドリタケモドキ、ウツロイイグチ)を炒めたものが余っていました(育ちすぎやナメクジの食べ残しを無理矢理摘んできたので、ちょっと品質的に劣っていたのです・・・)。

あとうちにあるのは、タマネギ、人参・・・、これに挽肉を足して、久しぶりにミートパイなんてどうかな? 
でもホクホクのおいしいジャガイモがあることも思い出しました。

つい先日本で見かけたシェパーズパイなんてどうかしら。ミートパイの具の上にマッシュポテトを載せてオーブンで焼くものだそうです。
記憶にある限り一度も、食べたことも作ったことないけど、まあやってみよう。

■■残り物でシェパーズパイ
■今回の材料
〈挽肉だね部分〉
タマネギ
ニンニク
人参
牛挽肉
生ハムの残り
きのこ炒めの残り
ナツメグ・塩・胡椒
小麦粉(なんとなくぽろぽろだったので)
生クリーム(ちょっぴり残ってたので)

〈マッシュポテト部分〉
ジャガイモ
牛乳
バター
ナツメグ


■作り方
(1)タマネギ、ニンニクをFPで微塵切り、フライパンで炒める。
(2)人参も微塵切り、フライパンに追加。
(3)肉類もミンチ状にし、フライパンへ。
(4)キノコもFPで微塵切り、フライパンへ。生クリームも投入。適宜味付け。
ボウルにあけて半分とりわけ(後日別のものにする予定)小麦粉少々混ぜました。
(5)マッシュポテトなんて、記憶にある限り作ったことない気が。要するに潰すのよね?ってことでまずジャガイモを蒸かす。柔らかくなったら皮を剥いて、オーブンミトン(というか軍手を二重にしたもの)にビニールをはめ、手で握りつぶす。
(ポテトマッシャーもムーラン(裏ごし器)も持っていないのです。ムーラン欲しい・・・)
(6)牛乳、バターで適宜固さを調節。塩、ナツメグなどで軽く味付け。
(7)型にバターを塗り、肉種を平らに詰める。型と肉だねの隙間にローリエを差し込む。上にマッシュポテトを伸ばす。
今回固めのマッシュポテトだったので、掌の上であらかじめコロッケ状に平らにしてからそれを乗せていくと丁度よかったです。
(8)表面にフォークで模様をつけてオーブンへ。
(この暑いのにオーブン料理!)

でけた!

2008/7/14シェパーズパイ
2008/7/14 シェパーズパイとサラダ  


表面の縞模様が思いのほか綺麗・・・。
今回直線にしたけれど、波状にうねりをつけてもよかったかな。
 

2008/7/14シェパーズパイ
2008/7/14 シェパーズパイ断面  


挽肉よりきのこの分量の方が多いせいか、マッシュポテトにバターなどがあまり入っていないせいか、意外とお腹にもたれず、軽い感じでした。
そして思ったよりずっとおいしい! これはお芋の旨みが濃いせいかも。

今回のシェパーズパイの味の決め手となった思われるジャガイモは、こちらです。

2008/7/14シェパーズパイ
赤いおいも  

うらべにさんが育てた貴重なものを頂きました(隣にある細長いものはフキではなくルバーブ。こちらについてもまた後日ご紹介しますね)。

皮が赤くて、蒸かすとホクホクの黄色いお芋です。サツマイモとジャガイモの中間のような、栗のような、大変おいしいおいもなのです。
うらべにさまごちそうさまでした!
(品種は何というものでしょうか?)


FPがあれば使う道具も比較的少なく、どちらかというと簡単なお料理かもしれません。
作ったあとでもう一度本をみると、挽肉の味付けにトマトも使っていたようです。
イギリス料理だからトマト味じゃないかも、と(根拠なし)今回は使わなかったけれどトマトバージョンもおいしそう。その場合、もっとスパイシーにしてもいいかな。

コメント (4)
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ペクチンの謎

2008-07-17 | +ジャム・ピール(果物系保存食)
昨日勇んでペクチンを買ってきました。
アメリカ産の、56g入り粉末状ペクチンです。

SURE JELL というブランドの、PREMIUM FRUIT PECTIN (黄色い箱)です。


ペクチンペクチン
ペクチン  


作業工程は概ね把握。(日本語ラベルに説明がありました)
(1)ビン類の用意。
(2)フルーツ、レモン汁、ペクチン粉末を鍋に入れ、混ぜ合わせる。
(3)これを火にかけ、かき混ぜても泡が消えないほどまで煮立たせる。
(4)砂糖を混ぜ素早くかきまぜ、4分間煮立たせて火からおろす。
(5)瓶詰め・煮沸。

ふむふむ。砂糖を入れてからはたったの4分とは。
かなり短時間で作れそうだわ。早速作業開始・・・・

と思ったらそうもいかず。
外箱の日本語シールと、箱の中の英語レシピ、ペクチン1箱あたりのフルーツの量が両者で異なるのです。

カップとかポンドとか、色々単位が出てくるので、まず換算に苦労、で計算結果があまりに以外なので計算間違いかと何度も確かめてしまいました・・・。
衝撃の(?)計算結果は次の通り。

■いちごジャムの場合

箱についていたレシピ アメリカの1カップ250cc
日本の1カップ200ccで換算
英語

1 box pectin
5 3/4 cups crushed strawberries
1/4 cup fresh lemon juice
8 1/2 cups sugar

1 box pectin
1430cc crushed strawberries
60cc fresh lemon juice
(果実果汁の合計1500cc)
2125cc sugar

日本語

ペクチン 1/3箱
4 3/4カップ つぶしたいちご
3 2/5 カップ 砂糖
レモン果汁 果実1キロに対して1個

ペクチン1/3箱
950ccつぶしたいちご
約30ccレモン果汁
(果実果汁の合計約1000cc)
680cc砂糖
  ------------------
ペクチン1箱
3000ccいちごとレモン汁
2040cc砂糖

     フルーツの量が、日本語と英語で2倍も違います。
砂糖の量は概ね同じ。


■桃ジャムの場合

箱についていたレシピ アメリカの1カップ250cc
日本の1カップ200ccで換算
英語

5 lb. peaches (4cups)
2 lemons(1/4 cup fresh lemon juice)
6 cups sugar

1 box pectin
1575g 用意し、1000ccの刻んだ果肉
60cc fresh lemon juice
(果実果汁の合計1060cc)
1500cc sugar

日本語

ペクチン 1箱
1.5kg 桃を用意
レモン果汁 2個分
7 1/4 カップ砂糖

ペクチン1箱
1.5kg 桃
60ccレモン果汁
1450cc砂糖

     

桃ジャムの場合はフルーツの量・砂糖の量ともほぼ同じ。



英語の説明書きを読むと、「計量は正確に。作り方や材料を変更すると固まりません。砂糖を減らしたい場合はピンクの箱の、砂糖減量ジャム専用ペクチンを使用のこと」だそうです。

いちごジャムの日本語版なんて、全然違うじゃん!

何を信じてよいものやら。

日本語版は、砂糖控えめ用ペクチンの説明シールとの間違いかと思ったけれど、桃ジャムのレシピは英語版とほぼ同じ。ということはやはり間違いではなさそう。

日本語版のラベルを作った輸入商社が、日本のフルーツで試作してこの数値を出したとは思えないし・・・。

日本のいちごはアメリカのものよりもペクチン豊富?
いやそれは違うような。概して日本のフルーツは水分が多くてジューシーで、ペクチンや酸味は控えめのような気がするのだけれど。


あれこれ悩んでいたら、昨晩は作りそびれてしまいました。
今晩こそヤマモモジャム作ってしまいたいのに、どうしたものか。


乞ご期待。

(日本語とも英語とも違うテキトーな分量で、砂糖も減らして、で、固まらないに賭けるひと? は~い)

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