沖縄のくず餅ってご存知ですか?
亀戸天神の舟橋屋などで有名な、白っぽくて「ぶりん」とした食感のくず餅とは違います(これも好き)。こちらは小麦デンプンを発酵させて作るそうですが、沖縄のはわらび餅に似てぷるぷるで、色は黒くて透明で、くず餅部分は甘く、プレーンなきなこがまぶっています。
ずっと前沖縄で食べて以来ファンだったのですが、こちらでは見かけないですよね。
調べるとサツマイモ澱粉(沖縄ではうむくじ、とか、いもくず、と呼ぶそうです)と黒糖を使うそうなので、サツマイモ澱粉、買い込んでありました。
が、1回ほど作って以来ご無沙汰。
また食べたいけれど、以前どんな分量で作ったか思い出せません・・・・。
作り方を検索しても沢山はヒットしません。いくつか見付けたものは材料の分量がかなり違うし・・・。
今回は本にあった黒糖入りわらび餅の作り方を参考に作ってみました。
今回はカップで量るやり方でやったのですが、すり切り200ccの計量カップがなく、お米の1合カップを利用しました。(まあ20ccは誤差のうちかと・・・。あ、1割は誤差っていわないか・・・。水の分量を1割減らすという手もあったけれどしませんでした)
次回のために1カップの重さを量ろうと思っていたのに忘れました。なので後から計り直しました。
黒糖は、カップにぎゅうぎゅうに詰めたのか、ふんわりだったのか思い出せません。
(多分私のことだからふんわり気味だと思う)
私がやった分量は参考にならないかもしれませんが、原著、その他参考情報を載せておきましたので、よかったらお試し下さい。
ぷるぷるでおいしいです。
■■沖縄風くずもち
■材料
今回の分量 (重さ目安) |
原著 | 参考1 |
参考2 | |
いもくず | 1合 (118g) |
1カップ (原著ではわらび粉使用) |
150g | 1カップ |
黒糖 | 2合 (ぎゅっと詰めて98g軽く詰めて67g。 つまり140~200gの範囲) |
2カップ | 200g | 1.5カップ |
水 | 600cc | 600cc | 600cc | 4カップ(800cc) |
きなこ | 適量 | 適量 | 適量 | 適量 |
■作り方
(1)黒糖は固まりの場合はおろす。黒糖を鍋に入れ強火にかけ、水300ccで煮溶かす。アクはすくう。さましておく。
(2)いもくずを残りの水300ccで溶かす。
(3)いもくずを茶こしを通しながら冷めた黒糖液の鍋に入れる。よく混ぜる。
この段階ではミルクコーヒーのような濁った色です。
(4)これを弱火にかけ、全体が黒く透明になり、一度固くなったものがまた少し柔らかくなるまで15~20分、練り上げる。
とても力がいります。助手をひとり用意しておくとよいかと・・・・。
(5)きなこを敷いたタッパに流し込み、なるべく平らにならし、上にもきなこをふりかける。
(6)ひんやり冷やしたら、すぐ食べる。時間をおく場合は食べる直前に冷やす。
もし甘さが足りなかったら、食べるときに黒糖を少しふりかけても・・・。
工程写真、多めに撮ったのでご紹介しますね。
次回、重さを確定させて作ってみたいと思います。
私好みの甘さはお砂糖何グラムか、ちゃんと計って調べなくては。
我が家には、あとタピオカ澱粉と、レンコン澱粉というものがあります(片栗粉はあるけれど、わらび粉・葛粉はないです)。
これらで作るとどんな感じになるか、ちょっと興味があります。
とりあえず半量で試してみようかな・・・。
タピオカだと、とても粘りが出そう。
レンコンだとどうかしら。レンコン澱粉と和三盆を使った京都のお菓子に「西湖(せいこ)」というものがあったのような。確か1個300円前後とえらいこと高かったような・・・。似たものが作れないものだろうか・・・。
レンコン澱粉は高いので、タピオカやサツマイモ澱粉を混ぜたらどうかな?
そういえば、普通の片栗粉でも、わらびもちっぽく出来上がるのかな?
色々妄想が膨らんでおります・・・・。
黒糖も品切れてタイ産の同じようなものを使っています。
若干,違うだけなのに既に沖縄のそれでは無くなっています。
それも一考かと楽しんでいます。
沖縄風くず餅って初めて見ました! おいしそうです。
くず餅もわらび餅も大好きなので(きな粉も!)ぜひあじわってみたいな~^^。
片栗粉って最近はジャガイモのでんぷんで作っているらしいので、片栗粉でも似たようなものができるでしょうかねぇ? ちなみにロンドンの我が家では片栗粉の代わりにその名もポテト・フラワーと呼ばれているジャガイモのでんぷん使ってます。 コーンフラワーのほうが一般的ですが、とうもろこし入りのスープにとろみが付かないので(笑)。
タイにはもちもちした系統のお菓子沢山ありますよね。お米を使うものが多いのでしょうか。
タイに行ってスイーツ食べまくりたいです。
ヨーロッパに澱粉を練った系統のお菓子って見かけないですよね。特にこんなに柔らかいものは。
サツマイモ澱粉でなければタピオカでも作れるようなので、機会があったら是非☆ イギリスの方はびっくりするかもしれませんね。
しいて言えばギリシャやトルコのターキッシュディライトでしょうか? 牛皮みたいなのがローズウォーターなんかで味付けしてあるやつ。 私は苦手ですが、夫の好物(笑)イギリス人は結構好きな人が多いみたいです。
タピオカ粉、早速買ってきます!
そうそう、沖縄の黒糖ってきーんとするような涼しげな甘みですよね。
もう少し小さく切られた黒糖などは、疲れた時のお茶受けやおばぁのおやつになっていますよね。
沖縄の落花生の豆腐、じーまみ豆腐なども元々はさつまいもの澱粉で作られるようだけれど、多分今はタピオカ粉のほうが多いのではないかな。
スーパーなどでもさつまいもスターチよりはタピオカ粉のほうが沢山置いてあります。
京都の「西湖」、先日会社で頂きました!
甘みも上品でとてもおいしかった~。
最近丸の内にこのお店が出来たんですよ。
同僚が早速買いに行ってそれを頂いたのですが、お店の雰囲気も京都ーーーっ!って感じのちょっと敷居が高い特別なお店だったそうです。
と思ったら、昔むかし子どもの頃に片栗粉でこういうのを作ったことがあるのを思い出しました。
確認したら、『おばあちゃんのおやつ』という本にも「変わりくずもち」として、片栗粉で作るレシピが載ってましたよ。大阪のおばあちゃんのレシピでした。
でも昔の記憶によると、ちょっと弾力が強くてもちっぽかったような・・・。沖縄式に、サツマイモのデンプンの方が美味しくできそうです。
巷で「わらび粉」として売っている粉が、サツマイモのデンプンですよね?
ところで本来のくず餅が発酵食品だというのはつい最近まで知らなかった私でした。一口にくず餅といってもいろいろ、奥が深い?ですね~。
私はピスタチオナッツたっぷり入りのは好きですが、プレーンタイプはいまひとつ・・・。
イギリス人にとっては馴染みのお菓子だったのですね。そういえば『ライオンと魔女』にも出てきますものね。
今はタピオカが主流とは知りませんでした。
「西湖」召し上がったのですね!いいなあ!
原材料は何なんでしょうね。
レンコン澱粉、タピオカ、和三盆糖、トレハロース、あたりでしょうか。
似たもの、作れないかなあ。(オリジナルも食べず、それは無理か)
巷のわらび粉、実は買ったことないのです。
安いものは絶対わらび関係ではないはずですよね。
タピオカやサツマイモ澱粉を混ぜているのかな。
ならば尚更、わらび粉でもこのくず餅作れそうです。