採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

那須の床下補修

2015-07-02 | +実家・那須

6月19~21日と、那須に行ってきました。
壁の塗装も気になるところですが、今回の目的は床下。
家ができてから初めての経験です。

今回は母も来てくれることになったので、父と私は工事に専念出来て、楽です。
(おかずをどっさり多めに作ってもらい、それを持ち帰って数日楽させてもらいました)

金曜日は母がまず私の家に寄り、我が家のDIYの状況なども見物してもらった後、那須へ。
この日は天気も悪かったため、のんびり向かいました。

金曜日に買い物に行き、土曜は朝から工事開始! 

床下修理

床下の問題はこれです。
ベニヤがかぱーっとナナメに垂れ下がっているのが分かるでしょうか。
こういうのが数カ所あるのです。右下にはベロベロに裂けたベニヤの断片が見えます。 

床下修理

床下の構造はこんな感じ。
仰向けに寝転がって上を見た写真です。
4cm厚さの根太が一定間隔で配置されており、その隙間にはびっしり発泡スチロールの断熱材が詰めてあります。
ベニヤは、根太にかぶせるように釘でとめつけてあったのですが、経年変化で釘の頭が錆び、ベニヤも腐食して、外れてきてしまったという訳です。

床下がこんな構造になっているとは父も知らず、補修の方向性にも迷います。

・このベニヤは、何のためのものなのだろう?
 断熱効果でいったら、分厚い発泡スチロールだけで十分では。
・このベニヤは外気温がマイナス何十度にもなるところ用のしくみかも。だとしたら日本程度ではなくてもいいのでは?
実際、ベニヤがちゃんと張っていなくて、隙間が数センチ、またはもっと大きく開いているところもあるし(手抜き工事だったのかしら)、あってもなくてもいいような・・。
(建築に詳しい方、何かご存知でしたら教えて下さい)
・でもまあ、ある程度ベニヤでふさいでおけば、発泡スチロールの劣化防止にはなるかも?


・ベニヤをつけなおすとして、厚さはどうしよう?
 もとのは5.5mm厚でしたが、これだと重さがかなりある。
 とりつけ作業もしにくいし、一箇所釘が外れたら、自重で落ちるのも落ちやすいのでは?

・剥がれ落ちるほどではないけれど、結構釘が腐食しているところもあるようだ・・。


という訳で、補修の方針は次のように。

・交換用ベニヤは、もとのよりやや薄くして、厚さ4mmに。8枚購入。

・ところどころに、補強用の細長い木材をうちつけてみる。約2mx10本購入。

・もともとは恐らく鉄製の釘だけれど、釘をまっすぐ打つのは、例え作業しやすいポジションでも、私には無理(まして仰向けの姿勢では・・)。なのでネジにします。
 下穴がなくてもドリルで使い易い、コーススレッドの中から、錆びないように奮発してステンレス製を選んでみました。
 タッカー(ホチキスの大きいもの)を仮止めに使えないかと、わざわざ実家から母に運んで来てもらいましたが、垂直面に立てかけて固定する程度いけそうでしたが、自重を支えるように固定するのは無理でした。
 

床下修理

まずは壊れたベニヤを剥がします。
釘が錆びているので剥がすのは簡単ですが、根太に残った釘が厄介。
錆びていて抜くのは不可能なので倒してめり込ませました。

意外とサイズがまちまちなので、定型でないものは、父にカットしてもらいました。

 

床下修理

床下は砂で、意外と清潔な様子。ここに父が大きなブルーシートを2枚、敷いておいてくれました。
これでだいぶ動きやすくなります(でも所々に石が。青あざのもと)。
床下全面に敷くには足りないので、作業場所がかわったら、ずりずり移動させます。
家の周囲には蚊取り線香、床下には照明器具、延長コードと電気ドリル。

床下修理

床下作業担当は私。
(父がいま五十肩で腕が上がらないため)
ベニヤを両足と左手で支え、そしてドリルでネジ留め。
ネジ1本目は、「とうっ!」って感じで気合いがいります。一箇所留まってしまえば、あとは結構楽。
(脚が太く見えるのは、ズボンがだぶっとしているからですよ!) 

床下修理

釘が弱っているようなところは、細長い板(1x4材)をかぶせるようにしてネジ留めしてみました。 

もし充電式ドリルがあれば、コードがなくて便利だったかもしれませんが、かなり長時間の作業だったので、結果的に電源式のドリルでよかったかもしれません。  


便利だったものは、枕。
固めの枕にビニール袋をかぶせたのを母が用意してくれました。
これがとっても便利。
頭がちょっと高くなるだけで、ドリル作業などが格段に楽になります。

ゴーグルも用意して、最初のうちは使っていましたが、私は眼鏡をしているので、なくても何とかなりそうで午後は外してしまいました。
眼鏡をしていない父は、ゴーグルなしで作業したら、後から数日間、目が痛かったそうです。
ゴーグルをつけると視界が悪いので作業性が落ちますが、眼鏡をしていない人はつけた方がいいようです。

むしろ必要だと思ったのがマスク。
口を閉じておけばいいのですが、ずっと口を閉じて作業していると、なんだか息苦しいです。
マスクをすれば、十分呼吸ができます。
(なので土曜日の午後に買いに行きました)
(手ぬぐいでの覆面は、寝転がってずりずり動くので、すぐに外れてしまってダメでした)

フードつきパーカのようなものを来て頭もカバーすればよかったです。
帽子だと、ずりずり動く際にすぐに外れてしまってダメでした。
夜に髪を洗ってシャンプーを流したところ、雑巾をゆすいだかのような灰色の泥水が・・・。おおぅ。

ずっと寝転がって、移動もずりずりと四つんばいなので、私的には楽でした。
(普段からタテよりはヨコになりたがるタイプ)
壁のペンキ塗りよりは、翌日の筋肉痛は断然少ないです。
うなじ辺りの首筋背面が少々と、あごの骨のちょっと内側(首側)。
普段存在を意識しないパーツですが、ものを噛むときに使う筋肉だということが、筋肉痛になって初めて分かりました。
あと、背中の一番下、おしりのちょっと上あたりが、両脚をあげてベニヤを固定したため、打ち身感がありました。 マタギの人が着ているみたいなクマ皮の背当てがあるといいかも?


ベニヤ自体が古びてカビっぽくなっているけれど、落下するほどでもない、という場所もありました。
こういうものは、「これをばっちり固定するよりは(数年後)交換した方が・・?」 という心の迷いが出て、補強が中途半端だったかも。
でもまあ、やり方はなんとなく分かったので、またベニヤが落っこちてきたら、または板が崩壊するようだったら、新しいのをつけ直せばよさそうです。
今回留め直したものについては、 10年くらいは大丈夫じゃないかな。

今回直したことで、この冬の防寒性能に違いがあるのだろうか? 
(多分ないな) 

コメント (6)
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