採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

巾着型バッグのプチ改造(カメラバッグ)

2015-04-28 | +縫い物

ファスナー式や巾着式ポーチは、最近余り好きではなくなってきました。
口の開け閉めがなんとなく億劫で・・・。
ぱっちん、と片手で、ワン・アクションで開閉できるがま口が最近の好みなのですが、がま口ポーチって結構高価です。
自分で作ろうかと、手作りがま口の本を図書館で借りてはみましたが、ミシンには寒すぎる気候だったため、着手には至らず・・。

手芸材料店のサイトを見ていたところ、ばね口金、というものがあるのに気づきました。 
これ、いいかも。
 

ばね口金

バネ口金というのはこういうもの。
金属製の板バネ2枚を使って、パカ、と口が開くようになっています。
上はカンなし。下はカンつき。
カンつきだと、ここに手提げヒモを通すことが出来ます。 

ばね口金

こういう巾着式のバッグが、ダンナサマの実家の片付けをしていたら出てきました。(ほぼ唯一の掘り出し物)
丈夫な生地で、仕立てもとても丁寧なバッグです。
これにバネ口金をつけてみます。

ばね口金

巾着のヒモが通っていたところに、丁度バネ口金を通すことが出来ました。
ぴったり閉じるので、中味がこぼれ落ちることはなくなりました。
カンには、巾着ひもだったものをくくりつけました。 

ばね口金

手提げヒモを内側に隠せば、ショルダータイプになります。 

ばね口金

バッグの全体像はこんな感じ。
沖縄の、八重山ミンサーという織物です。
素材は木綿、組織は平織り、生産地は石垣市と竹富町です。五つと四つの絣を組み合わせて、「いつ(五つ)の世(四つ)までも、末永く・・・。」という想いが込められているのだそうです。
織りもしっかりしていますが、仕立てが素晴らしい。ものすごく丁寧です。
どこも縫い直さずに改造できてよかったです。 

ばね口金

このバネ口金は、ぱかっと、小判型に開きます。
(普通は四角形に開きます)
中にはクッションボックス(インナーケース)をはめ込んで、カメラバッグにしました。
(しばらく前、中くらいの大きさのカメラを買ったのです。カメラについてはまたいつか・・。あまり使いこなせていなくて、この写真も昔なじみのコンパクトカメラで撮ってるし・・・)

パカっと開くカメラバッグ、とても使い易くて大満足です。
嬉しくて毎日持ち歩いています(カメラは、あまり取り出さないまま・・) 

ばね口金

カンの部分は、爪で指している六角ナットがストッパーになっています。
このナット、指でぎゅっと締めておいたくらいではすぐにゆるんでしまい、早速2個なくしました。 

ばね口金

換えのナットをホームセンターに探しに行きました。
同じサイズのナットもありましたが、ナイロンナットというものを買ってみました。
ピンの先端のネジ部分が隠れて、すべすべとして手触りはよくなりましたが、より目立つようになったかも・・。 

ばね口金

中に弾力性のあるものが仕込んであり、それに食い込むことで、抜けにくいという仕組みではないかと思っています。
(今度はペンチでぎゅうぎゅう締めておきました)

金色のナットが売っていればよかったのになあ、と(口には出さず)ひそかに思っていたら、ダンナサマは「それ、銀色のポイントで、いいんじゃない?」ですって。
ふーん。 好みっていろいろ。
私も、銀色でも気にしないことにしました。 

ばね口金

その後、実家の自分の部屋で、長年埋没していた革のショルダーバッグひもを発見。
これにぴったりなのでとりつけてみました。
更に使い易くなりました☆

ばね口金ポーチはとても使い易いです。
巾着ポーチで使えそうなものは、みなこの口金をとりつけているところ。
いくつか試してみましたが、てろてろと薄い生地(絹など)のものは、口金の強さに負けて布が弱ってしまいそう。
やや厚手の木綿生地に適しているようです。

ファスナー式ポーチはもう処分しましょうかね・・。

コメント
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