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沖縄での一人暮らし

延べ8年間、沖縄で一人暮らしをしました。歴史・自然・文化を伝えます。

花粉症の医療費負担を森林へ

2005-05-21 | 生活
薬を飲まないようにしていたが、耐えられずに医者に行った。診療3千円、薬7千円で合計1万円なり。
健康な人間を治療する花粉症対策で1万円とは、本人負担3割とはいえ多額だ。国民の10%が花粉症だから1200億円。2-3回医者に通えば3000億円になる。高齢化社会で膨大する一方の医療費の公的負担に拍車をかけている。

薬を飲むと眠くなるし、だるくて仕事の能率は落ちるし、医者は混んでるし、薬は次第に利かなくなるし、副作用が怖いし、そもそも対処療法に過ぎなく、このままでは将来がない。

抜本的な対策を検討し、3000億円はスギを広葉樹に植替え、動植物が豊かな森林環境を再生するなど、花粉を押さえてほしい。

一般的に植物は弱ってくると子孫を残そうと花を咲かせたり花粉を飛ばすといわれているが、これだけ花粉が多いのは、手入れされない森林が弱って悲鳴を上げているのではないか。

R.カーソンと清少納言

2005-05-21 | 環境教育
「センス・オブ・ワンダー」は「沈黙の春」を著したレイチェル・カーソンの遺作です。
森や自然にふれた子供(甥)が、その神秘さや不思議さに目を見張る感性を失わないようにしたい、という願いがこめられています。

高校時代に読んだ「枕草子」の一節が思い出されます。
子供の「不思議さに目を見張る感性」を、清少納言が巧みにとらえていると思います。

二つ三つばかりなるちごの、急ぎてはひ来る道に、いとちひさき塵(ちり)のありけるを目ざとに見つけて、いとをかしげなるおよびにとらへて、大人などに見せたる、いとうつくし。(枕草子 うつくしきもの)