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口内炎<Part3>

2006年06月09日 | 中薬
口内炎にまつわる話、第三弾です。
今回は気陰両虚タイプの舌瘡を紹介します。

このタイプは、飲食の不摂生・過労・慢性病などで食べ物がうまく栄養にならず、体に必要な栄養を含んだ水分(陰液)が供給されない為に、脾気、脾陰不足により舌に栄養が届かなくなることが原因で口内炎が出来ます。(ちょっと難しいですね

症状としては、食欲不振・元気がない・疲れやすい・口の乾燥・手足のほてり・下の色は紅く、苔は少ないか剥落します。

治す時には「補気健脾・滋補脾陰」などの方法をとります。
意味としては「気を補って消化促進する・元気をつけて脾に水分を補う」
こんな時には、人参、百朮、薏苡仁、山薬などの中薬を使って治します。

人参(根の部分)元気が無い時など、このまま煮出して飲んでいます

気陰両虚タイプの人には、胡麻、山薬、黒豆、龍眼肉、白木耳、黒木耳、アスパラガスなどがオススメです。

今日の話は少し難しかったですね。
でも、これで口内炎のお話はおしまいです。

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