学びて時にこれを習う

「習う」ことは「学んだこと」を実践すること!

梅の実

2008年05月07日 | 薬膳
梅の実を見つけました。
五行で五化で生・長・化・収・蔵とありますが、梅が花が咲き終わって実を付けているということは、季節的にはもう夏が近づいているということですよね。

この時期に、もうこんなに大きくなるなんてちょっとビックリしました。
今まで何気なく見ていた植物ですが、薬膳を勉強して自然の変化に敏感になりました。
私は、毎年梅ジュースを作っています。
作り方は…

(1)保存瓶にヘタを取ってよく洗った梅を入れて、そこに梅がかぶるくらい蜂蜜を入れます。
(2)そのまま放置!蜂蜜に梅のエキスが溶け出してドロドロからサラサラの状態になったら飲み頃。

注意:冷暗所に置いて保存してください。

夏の暑い時に、冷たい水で割って飲むと格別です。
ぜひお試しあれ。

【梅の効能】
クエン酸が胃腸の調子を良くして食欲を増進をさせ、血中に溜まった乳酸を分解するので、疲労回復に役立ちます。

by yamauchi

そら豆の花

2008年05月05日 | 薬膳
近所の畑でそら豆の花を見つけました。
八百屋さんでは、もう1ヶ月半くらい前から出ていますが、露地ではまだこんな状態です。

私は昔からそら豆が大好きです。
そういえば、ドクター・スランプ アラレちゃんに空豆ピースケ君っていましたよね。

中医学の勉強をするようになってから、なぜ私がそら豆好きだか分りました。
そら豆の効能は、補中益気、健脾利湿です。私は元々、消化器系が弱いし、運化水湿が悪いタイプなので、自然とそら豆のような効能を持っている食物を欲していたんですね。
自分の体質がわかると、体が欲しがっている食物の理由が分ります。

by yamauchi

富山・研修旅行

2006年11月21日 | 薬膳
11月19、20日に富山へ研修旅行に行ってきました。
日本食養学会主催の研修旅行です。



富山大学(富山医科薬科大学)の和漢和漢医薬学総合研究所内にある
民族薬物資料館ではたくさんの生薬標本を見ることができました。


これは、「鹿茸(ろくじょう)」です。

資料館を見学した後の昼食は、池田屋安兵衛商店でいただきました





旬の食材をふんだんに使った薬膳料理で、
すべてのお味がほどよく、盛り付けも素敵でした。

生薬や薬膳の奥深さに改めて気付かされた、実りある
研修旅行でした。

烏骨鶏のスープ

2006年08月28日 | 薬膳
今日は烏骨鶏のスープを作りました。
見た目はかなりグロテスクですが、とっても滋養のあるスープが作れるんですよ。

臭み取りのために、葱の青い部分と生姜を何片か入れてコトコトじっくり
時間をかけて煮ていきます。

そうすると・・・

こんなに澄んだスープが出来上がります。
スープそのものの味がとても美味しいので、塩と胡椒、葱だけで十分。

烏骨鶏は体に潤いを与え、元気をつけてくれる効能があります。
また、女性ホルモンに働きかけるともいわれていて、まさに女性のための
食材です。なかなか機会がないかもしれませんが、是非お試し下さい。

梅雨の薬膳

2006年06月17日 | 薬膳
前回、梅雨の薬膳には芳香化湿利湿が効果的という話を紹介しました。
今回は、上記の効能のある食材を組み合わせた料理を紹介します。

鰹の香り野菜のせ
作り方はとっても簡単。
鰹のたたきに細く切った紫蘇、茗荷、セロリを乗せて醤油ドレッシングで頂きます。
旬の鰹を香りの良い野菜(=芳香化湿)と一緒に合わせることによって、美味しく食べることが出来ます。
食材の効能は以下の通り。
紫蘇辛/温胃・腎発汗解表
茗荷苦甘/寒肺・大腸・膀胱清熱解毒、活血消腫
セロリ甘/寒肺・胃浄血、消腫解毒

体を冷やす食材を入れる時には、温める食材もプラスしてバランスをとります。
また、この時期は、温熱性食品、油もの、甘いものは避けたほうが良いでしょう。