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口内炎<Part1>

2006年06月05日 | 中薬
今回は、口内炎と症状改善に用いる中薬について3回に分けてご紹介しようと思います

口内炎とは口腔内の粘膜や舌面に生じるびらんや潰瘍で、通常は赤く痛みを伴います。
中医学では「舌瘡」(ぜっそう)といいます。

舌瘡は、大きく分けて心火・胃熱・気陰両虚の三種類に分けることが出来ます。
今日は、「心火タイプ」の舌瘡に用いる中薬「山梔子」を紹介します。

心火タイプの人は、心労などの精神的ストレスが原因で口内炎が出来てしまいます。
治す時には、「清心瀉火」という方法をとります。
分かりやすく言うと、”心の熱を取って火を体から出す”ということなんですが、山梔子の効能はまさにこれ。清熱瀉火や除煩などの作用で心火を消します。

色もキレイ!

山梔子はお正月の栗きんとんを作るときにも使うクチナシのことです。
煮出してそのまま飲んでみましたが、飲みやすかったです。
ちなみに、心火タイプの口内炎には、緑豆、蕨、百合根、キーウィー、スイカ、浅利などの食材がオススメです。

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2 コメント

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山梔子 (YABU)
2006-06-06 00:25:44
なるほど・なるほど。

勉強になりました。

口内炎も3種類に分かれるんですね。そういえば昔はよく口内炎になったけど最近はなった記憶がないなぁ~。っていうか薬膳勉強してからほとんど病気してないです。花粉症にもならなくなりましたし。アレルギー性鼻炎だったことも今、思い出しました。う~~~ん、こう思うとやっぱり中医学は偉大ですね。
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Re:山梔子 (皿×皿)
2006-06-07 09:39:13
YABUさん、コメント有難うございます



YABUさんはどのタイプの口内炎になっていたんでしょうね。

私は体質的に口内炎とは無縁なのですが、本当に辛いみたいですね。

ひどくなるとしゃべるのも大変とか・・・



花粉症とアレルギー性鼻炎が治ったなんてすごいですね。

薬膳って結果が出るのが嬉しいですよね。
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