いったりきたり

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ヨルダン・イスラエル・ドバイ Vol22

2015-02-16 | 海外旅行

第13ステーション イエスの遺体を引き取る

アリマタヤのヨセフがローマ総督ピラトの許しを得てイエスの遺体を引き取った場所とされています。
そして、ユダヤ人の埋葬の習慣に従い、香料を添えて亜麻布で包ん場所です。

イエスの遺体を置いて香料を塗ったとされる長方形の石台(塗油の石)がフロアに置いてあります。
多くの観光客や巡礼団の人々が取り囲み、キスをしたり、礼拝する人でごった返していますが、一瞬、人がはけて私も触ることができました!

当時十字架で死ぬような犯罪者たちの死体は、香料を添えて亜麻布で包まれることはおろか、埋葬されることもなく、当時動物の死骸も含めたゴミ捨て場に投げ捨てられたものだったらしいです。

イエスの死体もこのゴミ捨て場であったことでしょうが、ユダヤ人のみならず「まことに神の子であった」と告白したローマの隊長のように、イエスの死を神の業として受け止めた人がたくさんいたのでしょうか。

イエスが十字架につけられ、埋葬されるまでの時間はあまりのも短い時間の中で行われました。
通常、十字架刑というのは、長い時間をかけて死に至らせる処刑方法で、場合によっては数日かかって死んでいくと言うこともしばしばあったようです。

ところが、十字架に架けられたのが朝の9時で、息を引き取られたのが午後の3時頃ですから、だいたい6時間ぐらいでなくなっています。
それは、通常ではあまり考えられない早さだったのです。
だからこそ、アリマタヤのヨセフがイエス・キリスト様の遺体を引き取りたいと願いでたとき、ローマ総督ピラトは、イエスがそんなに早く死んでしまったのかと不思議に思い、ローマの兵隊の隊長に、本当に死んだかどうかを確かめさせたのです。

このように、ピラトが驚いたほど、人によっては、イエスは十字架の上で死んだのではなく、仮死状態になり、その仮死状態のまま十字架から降ろされ、後に蘇生して逃げたのだ!という人さえいるそうです。 

十字架の下に骸骨が描かれていますが、これはアダムの墓を指すものになります。
イエスの死後、地震が起きて地面が裂けイエスの流した血がアダムの骸骨に流れたのだとか。

亜麻布で遺体を巻かれ、まさに岩に掘られた墓に埋葬されようとするシーンです。

聖墳墓教会2階の第11-第13を降りると、その真下の1階廊下部分に、ゴルゴダの丘の岩がガラス越し見学できるようになっています。

イエスが死んだ時に雷で砕かれたという伝説のある岩