いったりきたり

いつも通りの日をまじめに過ごしながらにっこりしたりきゅんと身にしみたり

重力ピエロ

2006-10-28 | Weblog
…できる限り、軽々しく言った。「本当に深刻なことは陽気に伝えるべきなんだ」
まさに今がそうだ。ピエロは重力を忘れさせるために、メイクをしたり、玉に乗り空中ブランコで優雅に空を飛び、時には不恰好に飛ぶ。
胸にきた件。

「まさにこの『今』」という時を私は何度もやり抜ける。
現実の重さとは程遠い、気の抜けた一言。
わざと外した「その程度?」しか籠もらないような気の抜けた返事をしてしまう。

もっと文句を言ってもよかったろうことや、本意な思いを恐れずに、ままならず隠したりせず、問いかけたりすればいいのだろうけど。
明るく演じてしまうことばかりだ。

宮古島

2006-10-16 | Weblog
1年ぶりのダイビングで憧れの島
沖縄から40分飛行機の乗り継ぎを併せると、ほぼ一日がかりの移動。
10月なのに真夏のような暑さ。日本は南北に長いから、おもしろい。

気候の変化が激しく、それによって人の暮らしが風土が、生きる形が違ってくる。
肝心のダイビングは、海が少し荒れていたせいか透明度が悪かった。残念。
ただ、人は人に悪意を抱くけど、自然のそれは人の抱く悪意とは異なるから、自然はそのままを受け入れてあげないといけないな。

流燈

2006-10-05 | Weblog
茨城県近代美術館に行ってみました。

花は桜 山は富士  画家は大観

横山大観って水戸出身だったんですね。
美術にあまり造詣が深くないので知らなかったけど。


「朦朧体」と呼ばれる、線なしの絵を描いたとか。
いくつか展示されてた作品があったけど、私は「流燈」が美しいと思いました。
インドから帰ってすぐの作品だそうです。

衣裳の色や文様が華やか。
三人女性の仕草は慎まし気で聖女を思わせるんだけど…
眉・眼・唇がうるるんとして、ちょいエロス官能的なんだなー

理想の美なんでしょうねー