浜松、中田島砂丘は日本屈指のアカウミガメの産卵場。
5月から8月にかけての母ガメちゃんが2~3週間おきに産卵を繰り返します。
ひと夏で500個の卵を産むそうです。
ただ、今は海岸での心無いレジャーが大きな環境問題を引き起こし、ウミガメや砂浜でコロニーをつくるコアジサシなどに大きな被害が出ていて、地元の「サンクチュアリ」というボランティア団体がこのウミガメの産卵と孵化の保護をしています。
私たちは、この孵化場で砂から這い出てきてくれたばかりの赤ちゃんを太平洋へ見送るのです。
この時は15匹を「いってらっしゃ~い」とうながしたのですが、私の子ガメちゃんは、逆走してみたり、横向いたり…モタモタ…モタモタ…
波に押し戻されながらも力強く次々海に旅立つ兄弟からずいぶん遅れをとったのでした。
「がんばれぇ~がんばってぇ…」まごつく我が子。
打ち返す潮の流れに何度も引き戻されキリキリ舞い、両手をパタパタさせるイタイケナ姿…
こっちが涙目。
トプンと海に姿を消すまで、自分でいうのもなんですが清々しいほど私、真剣でした。
黒潮に乗って東へ東へ。
アメリカ大陸を目指し、20年かけて再びこの地へ戻ってくるそうです。
この日はなんだか、野の草や名前も知らない雑木も陽光に萌えて見え、せわしなく鳴き続けるセミの様子も気に掛かる。どんなこともおろそかにしない、いちいち気づいていたいとそんな風に素直に胸を打っていました。
5月から8月にかけての母ガメちゃんが2~3週間おきに産卵を繰り返します。
ひと夏で500個の卵を産むそうです。
ただ、今は海岸での心無いレジャーが大きな環境問題を引き起こし、ウミガメや砂浜でコロニーをつくるコアジサシなどに大きな被害が出ていて、地元の「サンクチュアリ」というボランティア団体がこのウミガメの産卵と孵化の保護をしています。
私たちは、この孵化場で砂から這い出てきてくれたばかりの赤ちゃんを太平洋へ見送るのです。
この時は15匹を「いってらっしゃ~い」とうながしたのですが、私の子ガメちゃんは、逆走してみたり、横向いたり…モタモタ…モタモタ…
波に押し戻されながらも力強く次々海に旅立つ兄弟からずいぶん遅れをとったのでした。
「がんばれぇ~がんばってぇ…」まごつく我が子。
打ち返す潮の流れに何度も引き戻されキリキリ舞い、両手をパタパタさせるイタイケナ姿…
こっちが涙目。
トプンと海に姿を消すまで、自分でいうのもなんですが清々しいほど私、真剣でした。
黒潮に乗って東へ東へ。
アメリカ大陸を目指し、20年かけて再びこの地へ戻ってくるそうです。
この日はなんだか、野の草や名前も知らない雑木も陽光に萌えて見え、せわしなく鳴き続けるセミの様子も気に掛かる。どんなこともおろそかにしない、いちいち気づいていたいとそんな風に素直に胸を打っていました。