高野山

標高1000メートル前後の山々に囲まれた中に諸堂が立ち並んでる。
俗を拒絶するような威風があってふざけられないような、静粛な気持ちにさせられるのが心地よかった。

奥の院までの2キロに及ぶ参拝道には、諸大名の墓石や、祈念碑、慰霊碑が樹齢千年を超える杉木立の中に並ぶ。

名ある武将たちの碑の前で、心の中で彼らを呼んでみる。

彼らはゆっくりと頭を上げ、私を見つけた。
歌っているようにも見えたし微笑んでいるようにも見えた。
そしてそのままゆっくりと背を向け、すうっとうしろを向いて、そして遠ざかってゆく。

ピンと張った空気の中で、その波乱の歴史に思いを寄せ息遣いを辿ってみた。

フェイク

銀座のクラブで働くちょっと情けない新米ボーイ。
危ない仕事の片棒をもたされて…
一発逆転のチャンスをものにできるか！

殺伐としたミステリーと一線を画したこういう作品をコン・ゲーム小説っていうんだって。
暴力的な手段を用いず、知能プレーで大金をせしめようとする化かし合い。

アイデアの競い合いが知的な感じ。
それと、舞台が《銀座》ってことが、夜の銀座ってだけで魅せられる

お戒壇巡り

善光寺！七五三の子どもたちが晴れ着でオシャマ。

内々陣の奥、お戒壇巡りの入り口があります。
お戒壇巡りとは、本堂の下の真っ暗な回廊を巡るのです。
狭～い階段を下りていくと、本当に真っ暗なの。

中程の極楽の錠前に触れると、往生の際、お迎えに来ていただけるという約束をいただけるとか!!!??

入り口には、タイ国王より贈られたお釈迦様の遺骨とお釈迦様の像が御安置されています。