天草諸島

キリシタン殉教の地、天草…
美しい緑の島と対岸の島原を舞台に繰り広げられた天草・島原の戦いは伝説と謎に包まれた16歳の少年、天草四郎を総大将として革命を求めた戦いでした。

富岡城などを攻撃後、落城寸前まで追い詰めますが撤退。有明海を渡って島原半島に逃れるように移動したのかなぁ…ここに島原と天草の一揆勢は合流して島原城に押し寄せます。しかし島原城の堅牢な防備に苦戦し撤退し、その後島原領民の居城であった廃城、原城址に篭城、その数3万7千人。
幕府軍は兵糧攻めを行うとともに海からの砲撃を行い一揆勢を弱らせ、落城に持ち込みます。そして最終的に幕府軍の総攻撃によって老若男女3万7千人全員が虐殺され戦いが終わりを遂げます。

キリシタンの殉教物語として語られるけど、それらはあくまで一面で、領民の酷使や過重な年貢、理不尽な拷問への反乱のようでした。
何も持たない領民百姓が、死を読み取れるその恐ろしさに、もはやなにであろうが助かるまいという断末魔が聞こえてくるような気がしました。

中世の日本に思いを馳せながら、旅は中盤。五和町、イルカウォッチングへ。
海を知り尽くした江上さんの漁船にて10分、そこは素敵なイルカの世界！
目の前でピョンピョン遊泳する、野生のイルカちゃんたち。30頭程の群れが…
感動、興奮しっぱなし。
イルカが生息する沖合…なんて素晴らしいんだろう。
伊勢志摩も、もうこれには完敗。