回遊草(KAI YU SO)

さすらいの乙男妄想オヤジの妄想ブログ。あらゆるジャンルのカワイイを中心に浮気中?でも、惚れてるのはやっぱり「ミク」かな?

スーパープレゼンテーション

2012-05-06 18:01:58 | my favorite(お気に入り)
4月の最後の月曜日、“そろそろ寝ようか・・・”と思いながらザッピングしていたら、「Eテレ」で『スーパープレゼンテーション』という番組をやっていました。

風呂上がりの体を冷ますために、なんとなくソファに腰を下ろしているという状態でした・・・


「プレゼンテーション(プレゼン)」と言えば、今の私の仕事(肉体労働)には無関係なことですが、よく「ドラマ」とかで聞く言葉です。


意味としては、「企画」とかを上司やクライアントに認めてもらうために提案・説明することで、いかに相手を「説得」するかが腕の見せ所でもあるようです・・・(聞きかじりw)


最近の「CM」でも、そんな「プレゼン」絡みのものが「2本」あります。

「ガルボ(チョコ)」と「ドコモ(タブレット)」で、テイストは「対照的」ですが・・・w



さて、私が見ていたのは「ハンス・ロスリング」という「統計学者?」で、【人口問題】についての「プレゼン」のようでした・・・。



日本の「人口問題」と言えば、【少子化】ですが、グローバルな視点で言うと、全く反対の【人口爆発】のようです。

彼は、まず「現状」を理解してもらうために、「格差」について話を始めました。

「先進国」「発展途上国」「・・・」みたいなものです。

それを説明するために彼が取り出した(使った)アイテムは、ホームセンターなどにある「プラスティックケース(ボックス)」でした。



1箱が「10億」を表していました。

全部で「7箱」ありました。(今の世界の総人口は「約70億人」)

(ちなみに、私が小中学生だった「1960年代」は、「20億人」だったように記憶しています・・・)

もう一つ、彼が使ったアイテムは、「格差」を象徴するために選んだ「移動手段」(交通手段?)を表すモノでした。

つまり、

★貧しい国々→サンダル→「歩く」(walking) 【20億人】

★発展途上国→自転車のおもちゃ→「2輪車(バイクも含む)」(cycring)【30億人】

★新興国?→自動車のおもちゃ→「自動車」(driving)  【10億人】

★先進国→旅客機のおもちゃ→「飛行機」(flying)  【10億人】


そして、「2050」の人口を予測しました。

その結果、途上国以上は人口は「増えない」のに、「貧しい国々」だけが「2倍」の【40億人】になるのです。

世界の総人口は【90億人】に・・・。そうなっては、「食料・水」などの様々な「資源」が足りなくなってしまうのです・・・。




そうならないためには、“どうしたらいいのでしょうか・・・?”


それを説明するために、彼が発明(開発)したのが、全く新しい特別な「デジタル的統計処理手法」でした・・・!

まず最初に、「1960年」のグラフがでました。

「縦軸」は、“女性が生涯に生む子どもの数”です。

「横軸」は、“(その子どもが)学校に行くまでの「生存率」です。

そして、「大陸別(地域別)」に「色分け」された「円」は、「大きさ」で「人口」を表しています。




そこからが、圧巻でした。


膨大な「統計データ」を(スーパー)コンピュータで処理して、「「2008年」までの(およそ「50年間」の)推移を【動画】として見せてくれました。

それは、まるで“生き物のように”「右下」の

  “出生率2人・生存率100%”

という「理想的」な【ゴール】目指して動いていったのです・・・。

本当に、それぞれの「円」に“意思があるかのように”・・・




「理想的」「ゴール」と言ったのは、そう思わざる得ないように、みんな(それぞれの「円」)がそこに“吸い寄せられるように”動いて行ったからです。

それぞれの「人口」は単なる「統計的数字」にしか過ぎないのに、「人類」というひとつの「生命体」のように思えてしまうのです・・・。

従来だったら、「1960年」と「2008年」のグラフを並べて、“何か気がついたことは・・・?”と問い掛けるくらいが関の山だったでしょう・・・。

それが、「動画化」することによって「時間」の経過を目の当たりにすることが出来るのです。


これこそ、「デジタル化」「IT化」なのでしょう・・・。




それと同時に、「ゴール」に向かわない(足踏みを続ける)「集団」があるのです。

それが、「貧しい国々」なのです。


彼らの多くは「出生率6人・生存率70%」なのです。それを掛け合わせると、残る子どもは「約4人」、つまり“人口が「倍」になる”のです・・・

子どもが無事に成長しない(途中で死んでしまう)「不安」があるから、子どもを「多く」産んでしまうのです。


だから、それを解決する(「ゴール」に向かわせる)ひとつの方法は、「生存率」を上げることなのです。(「100%」近くに・・・)

そうすれば、「2人」の子どもでも「安心」できるからです。


「動画」を見せられると、それを自然に納得させられるのです。

    ・・・・・・


ここで、先ほど述べた「2本のCM」に登場してもらいます。

「ガルボチョコ」の方は、単に「仲里依紗」ちゃんがカワイイだけですがw、「ドコモ・タブレット」の方は正にそういう「デジタル化」「IT化」を生かした「プレゼン」CMです。


「説得」というのは、いかに相手を納得させるかということですが、具体的な「モノ」を使ったり、「グラフ」にしたり、「絵(画像)」(完成予想図とか)をみせたりして、直感的に納得させようとします。

さらに、「タブレット」を使うと「3D化」により指で画面をなぞって「傾けたり」することもできて、より理解しやすくなることが表現されています。

そこで思い出したのですが、「iPad」が登場した頃、「文科省」と「ドコモ」がコラボして、「タブレット端末」を学校教育の現場に利用するという研究を始めたというニュースを見ましたが、今、どうなっているのでしょうか・・・?

今回の「プレゼン」を見て強く感じるのは、単に「タブレット端末」という「ハード」を整備するだけでなく、それらを「活用」するための新しい「使い方(ソフト)」の研究も重要だと言うことです。



私たちの子どもの頃は、「動画」的なものは「TV」(教育放送:今の「Eテレ」)でした。


例えば「理科」では、「植物の成長」とかで「コマ撮り」した映像を見て、種から成長する様子をイメージしたものでした。

勉強の「主役」は、「教科書」「ノート」「黒板」という「静止画」の世界でした。


例えば「算数(数学)」では、三角定規や物差しやコンパスを使って「静止図形」を何枚も描いていました。

もし「デジタル化」すれば、「三角形の面積」とかの問題も、底辺を固定して頂点を「平行」に移動して様々な三角形を「タブレット」に「指先1つ」で描いたり、移動したりできるようになるのでしょう・・・。


そう遠くない将来、【タブレット端末】が「教科書」であり、「ノート」であり、「資料集」であり、「Eテレ」であり、もしかしたら「テスト用紙」になっているかもしれません・・・。

あと何年かしたら、そういうふうに「デジタル化」「動画化」した【思考】をすることが「当たり前」になった子どもたちが登場してくるのかな・・・?


彼らこそ、「ニュータイプ」に違いないかもしれません・・・!w





「動画」を見つけてきました。「字幕」は、ありません。グラフが動き出すのは、「7分30秒」過ぎからです。

今日の「深夜」に「再放送」があるので、興味のある方は「録画」を・・・(私も、見とれていて録画できませんでした・・・orz)


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