≪バリバリの「トップ」が“卒業”するということ≫
「AKB」が昨年末「レコード大賞」まで手に入れ、日本の音楽グループ(「大人」も含めて)の「頂点」まで登りつめた時、先を読むクセのある人々の脳裏に次のような思いが浮かんだのではないでしょうか・・・?
“そろそろ、「誰か」が辞める(卒業する)んじゃないかな・・・?”
そして、
“だとすると、歳から言って「麻里子様」くらいかな・・・?” (「麻里子様」ごめんなさい!)
とか・・・。
これは、今までの「アイドル」の「常識」でした。
簡単に言うと、「アイドル」の魅力の重要な要素のひとつが「若さ」であり、ある程度年齢が上がると「身を引く」という「不文律」が存在していた?からです・・・w
今回の「あっちゃん」の「卒業」が大きなインパクトを与えたのは、ひとつは20歳という「若さ」であり、さらに誰もが認める「AKB」の「No.1(トップ)」であるからでしょう・・・。
「優子」や「麻里子様」だったとしたら、やはり「驚き」はあるでしょうが、心のどこかで“まぁ、歳だから、そうなのかな・・・?”みたいになんとなく「納得」してしまうところも否定できないでしょう・・・。
(「優子」様、そして重ね重ね「麻里子様」には、ごめんなさい・・・m(_ _)m)
仮にそうだったとしたら、「AKB」も従来のアイドルと同じ路線を辿ることになってしまうのです・・・
だとしたら、“年齢と共に魅力が減ってしまう”という「マイナスイメージ」を固定してしまうことになってしまうでしょう・・・。
そうなれば、今後も“次は誰が卒業するのだろう・・・”という(マイナスの)余計な思いが頭から離れなくなってしまう恐れがあります。
「あっちゃん」が発したメッセージは
“「AKB」を卒業するのは、「ステップアップ」のためである”
ということです。
“「卒業」とは(アイドルから退場する)「出口」ではなく、(次のステップアップの)「入口」なのである”
実は、過去にも「ステップアップ」のために「卒業」していったメンバーもいました。
けれど、残念ながらあまり「注目」されませんでした。
(過去の多く「先輩アイドル」たちも、「建前」ではそうだったかもしれませんが・・・w)
“「AKB」の顔”“絶対的エース”“不動のセンター”しかも、弱冠「二十歳」という若さの・・・
「あっちゃん」ですから・・・!!!
これ以上の「アナウンス効果」は、有り得ないでしょう・・・!!!
これまでも、「選抜総選挙」や「じゃんけん選抜」など、アイドル界の「タブー」を次々と破ってきた「AKB」は、今回も今までの常識を破る新たな「伝説」を作ったのです。
“バリバリの「トップ」でも、ステップアップのためには「卒業」もある”
という・・・。
それにしても、いくら「異端」のトップであったと言えども、あまりにも「見事な」引き際だけに、もしや「秋元」さんの筋書きではと疑ってしまう自分がいます・・・www
また、視点を変えると
“バリバリの「トップ」でも、ステップアップのためには「卒業」を認める・許す”
ということも、忘れてはいけません。
それは、「大人の事情」(「AKB」自身だけでなく、「事務所」や「CM」などの外部との関係)から、従来なら絶対に「ストップ」がかかっていたはずの「重大事項」だからです。
「あっちゃん」は、「AKB」の絶対的な「目玉商品」であると同時に、「最大の功労者」でもあります。
今までだったら、「後者」は無視され、「前者」の論理によって、「希望」は踏みにじられ「闇」に葬られていたかもしれなかったでしょう・・・。
数日後、「秋元」さんはそういう「大人の事情」について、事前の根回しをしなかったことを関係者にお詫びすると共に、あくまでも「あっちゃん」の為を考えて敢えてそうしたことを明かしました。
その対応について、珍しく、「非難」の声は挙がっていないそうです・・・
≪その時の「優子」と「たかみな」≫
本当に「対照的」でしたね・・・
以前に打ち明けられていた「たかみな」は、「あっちゃん」のただならぬ様子から全てを悟りました。
「2回目の大きな決断」を言い出す前に、緊張のあまり言葉が出てこない「あっちゃん」の肩に手を置いて、落ち着かせようとする姿は二人の絆の深さを感じさせてくれました。
そのあとの「号泣」は、「あっちゃん」のマイクにも入るくらいでした・・・
一方の「優子」の「驚き」とも「困惑」とも言えないような複雑な感情の入り交じったな表情も印象的でした・・・
もしかしたら、
“なぜ、私には打ち明けてくれなかったの・・・?”
という想いもあったかもしれません・・・
私は「あっちゃん」の心情を、こう想像します。
“もし、「優子」に打ち明けたら、きっと、誰よりもみんなのことを考える「優子」は「私も一緒に辞める。それよりも順番から言って、私が先に辞めるから、「あっちゃん」は残って」と言うだろう・・・”
“それでは、「辞めたい」と思っていない人、「辞めるべきではない」人が辞めることになってしまう。それは、正しいことではない。”
“ここは、私が「悪者」になろう。そうして、私が先に辞めることを決めてしまえば、絶対「優子」は、「AKB」のことを考えて「辞めない」だろう・・・”
・・・・・・
ちなみに、「麻里子様」は、まだ「卒業しない」と明言しました。
それにつけても、「あっちゃん」が最後の決断すると決めた時に、隣りの「たかみな」にそっと言った
私、言うね
は、大げさに言うと日本の芸能の歴史の扉を動かした重い「ひと言」ですね・・・
≪次の「センター」は・・・誰?≫
最後に、新しいステップに進む「あっちゃん」のためにも、前向きに考えます。
まず、「6月6日」の次回の「選抜総選挙」(「あっちゃん」は出ないでしょう)で「誰」が次のセンターになるかについて、「世代交代」が進むのか、それとも、「あっちゃん」卒業のショックを和らげるために「現状維持」的なものになるかについて考えます。
私は、おそらく「後者」だと思います。たぶん・・・ねw
たぶん、センターは「優子」だと思いますが、ここでひとつ重要なことを再確認します。
「あっちゃん」は、「絶対的エース」「不動のセンター」とか言われていますが、客観的に言うと、「AKB」は決して「あっちゃん一人」のものではありません。
正確には「あっちゃん」と「優子」の【2大スター】【2枚看板】だと言うべきだと思います。
「あっちゃん」の「首位」も「僅差」のもので、二人は「3位以下」とは図抜けています。
全くタイプの違う「二人」が切磋琢磨してしのぎを削っていたから、相乗効果で「AKB」全体の底上げにも繋がっていたのだと思います。
だから、「総選挙」の注目は
“「2位」は、誰か・・・?”
ということに尽きるでしょう・・・
その子が、「時期エース」の一番手になるんじゃないでしょうか・・・?
では、誰が・・・?
ここらは、全くの当てずっぽうです・・・
本命は・・・「まゆゆ」?
対抗は・・・「麻里子様」?
あとは・・・「ゆきりん」?
・・・電撃移籍の「じゅりな」?
大穴で・・・「カヲル」姫?
全く、わかりません・・・Y(>_<、)Y
ちなみに、去年の「あっちゃん」の票「13万超」がどこへ?と、どこかのキャスターが言ってましたが、それは間違いだと思います。
「あっちゃん」の“卒業”で「AKB」から離れてしまうかもしれないし、「あっちゃん」だから「複数買い」だった公算が大きいからです。
実数(浮動票)は、もっと少ないはずです。
逆に、“チャンス!”とばかりに「攻勢」をかける陣営が出てくるかもしれません・・・
ところで、「ツインセンター」のひとりが突然“卒業”して「存亡の危機」が囁かれるって、どこかで聞いたことがありませんか・・・?w
そう、「EXILE」で「TAKAHIRO」という「救世主」が現れるという奇跡も起こりました・・・
状況はかなり違いますが、「AKB」にも予想外の「奇跡」が起こるかもしれません・・・(^^♪
最後に、「あっちゃん」の“卒業”によって、別の「問題」もクローズアップされました。
実は、「あっちゃん」の“卒業”より、「重大」な問題かもしれません。
それは、「たかみな」の“卒業”です。
たぶん、当分しないと思いますが、なんせ「サプライズ」がつきものの「AKB」ですから・・・!w
誰もが言うでしょう・・・!
“「たかみな」の「代わり」は、いない!”
と・・・
わたしも、ずっと悩んでいました。
けれど、「あっちゃん」の“卒業”によって、あるひとりの「人物」が浮上しました・・・
将来、“「AKB」の魂”とも言える「たかみな」が「卒業」したら、誰が「キャプテン」のバトンを受け取るのでしょうか・・・?
「あっちゃん」の「卒業」というファクターによって、今まで全く考えもしなかったメンバーが、私の脳裏に浮かび上がってきました・・・。
・・・・・・
それは、【じゅりな】です!!!
「センター」(今年は、「No.2」)は、実に「人材豊富」だと思います。別に、「あっちゃん」の「真似」をする必要はないと思います。
自分の好きなようなセンターになればいいのです・・・
そこで、改めて「キャプテン」を考えてみると、「たかみな」は実はすっごい「プレイング・マネージャー」なのです。
うしろから、“あれやれ、これやれ!”と指図するような「横着(なまけもの)」ではありません。
『RIVER』『Beginner』など、「ヴォーカル」で重要なパートをやっています。
「ユニット」も、やってますしね・・・。
とにかく、“全力で先頭を走っていく”「澤穂希タイプ」なのです。
それができるのは、「AKB」全体を見渡しても【じゅりな】しかいないんじゃない・・・?