外来魚ひとりがたり

滋賀県立大学近江楽座学生団体
滋賀県大生き物研究会の活動あれこれ

秋深まる神上沼へ出陣!!

2011-11-10 18:40:52 | 活動記録
こんにちは!
おひさしぶりです!
つーです

2011年11月10日、久しぶりに
神上沼に調査しに行きました!

世間はもう秋。
少し肌寒かったです!

そんななか10人も参加でした




まず到着してお魚キラーを設置。
1時間後にお魚キラーを引き上げ、
投網を打っていくといういつものパターンです!


結果はというと、、、

お魚キラーは、ギルのみでした(・。・;

投網ではバスが多く捕獲できました!
ギルの数をはるかに上回っていました。
その数、なんと約80匹!


また、投網でモツゴがたくさん採れました(^・^)
あとフナ、カネヒラもぽつぽつ捕獲できました♪

そして、驚いたのがワカサギが採れたことです!
いるんですねー、神上沼に。。。


胃の内容物の調査では
在来魚やエビ類が多く見られました

↑オイカワ


↑スジエビ


↑胃の中のアユ!!(グロ注意)

これからは寒くなりますが
神上沼での生物の季節変化を
継続的に観察していきたいものですね~



今回の駆除量は7.7㎏でした!!大漁大漁☆

ノーバスネットへの新規参入!!

2011-11-09 22:22:55 | イベント
 リーダーです☆
11月6日に滋賀県大BASSER'Sが全国ブラックバス防除市民ネットワーク(ノーバスネット)に新規会員団体として登録されました

先日行われた岐阜県博物館での魚類自然史懇親会においてノーバスネットの事務局長さんとお話しする機会があり、新規参入を希望しておりました。
私たちの活動について知っていただくことができ、ノーバスネットに参加させていただくことになりました

これによってメンバーのモチベーションもさらに上昇し、今後も継続して調査及び外来魚の駆除活動を行い、神上沼の環境を守っていく意欲が高まりました


これからは「内湖において外来魚の駆除を行うことで、在来種の生息量がどのように変化するのか」といった方面で調査していきたいと思っている次第です




ナガエツルノゲイトウ駆除活動 in 不飲川

2011-11-06 20:55:41 | 活動記録
 こんばんは、環境生態一回、滋賀県大BASSER'S隊員の稗です。(#^.^#)
 
 2011年11月6日10:00~12:00、我らが滋賀県大BASSER'Sは悪名高き外来植物ナガエツルノゲイトウの駆除活動を行いました。今回の活動は滋賀県の「エイリアンバスター」という事業で、県と企業、自治会と共同で行いました。

 
 ナガエツルノゲイトウとは、ヒユ科の水草で、南アメリカ原産の帰化植物です。茎断片などからでも盛んに栄養繁殖を行い、その圧倒的な繁殖力ゆえ、特定外来生物に指定されております。
 
 今回の駆除活動の区域は、滋賀県彦根市にある不飲川の河口域周辺(実質琵琶湖)です。そこは、滋賀県にて同種が初めて確認された神上沼からの水が合流する場所でもあります。
  
 湖畔からの眺めはすばらしく、故郷を離れた湖国の人にとって、思わず郷愁に浸ってしまう風景であるといっても過言でないものであります。しかし、悲しいことに、こんなかけがえのない風景でさえも、侵略的外来種の脅威にさらされているいるのです。河口域の水際には、既にナガエツルノゲイトウが繁茂しており、在来種に生える余地を与えません。 
 
と、いうわけで、早速駆除の開始です。(^^)/

 ナガエツルノゲイトウは、コンクリートブロックの割れ目の小さな間隙にも侵入し、深い根を下ろしていました。
 それを駆除するマッキー隊員。小さな断片や、深くまで下された根を慎重に取り除いてゆきます。
 奇麗に除去できました。終盤、マッキー隊員の技は、職人の様相を呈していました。

 続いて、同種が大量繁茂している河口の右岸での駆除です。人海戦術での作業は「刈る→袋づめ→運搬→指定位置に安置」の順で流れるように行われます。しかし、効率よく流れてよいのは駆除作業だけで、ナガエツルノゲイトウの断片を決して流してはなりません。その断片がどこかに漂着し、そこからまた生えてくる恐れがあるからです。それでは駆除の意味を成しません。それだけに、この種の駆除は非常に難しいのです。

 2時間に及ぶ駆除の結果がこれです。

 なんと、総重量約500㎏にも及びました。\(◎o◎)/
 
 中には、同じく外来種のチクゴスズメノヒエも混ざっているとはいえ、大量です。
 
 この後、乾燥させ、枯死してから回収にあたります。
  
 今回の駆除活動で、流出の危険性が高いナガエツルノゲイトウは、大分除去できました。
 
 とはいえ、まだまだ余談は許されません。継続して駆除を行うことが重要なのです。

 継続こそ力なのです。<(`^´)>