


フーチ・バー
西蓬
西蓬の名前は読者の69歳のラブレターさん
のコメントで知りました。普通の蓬とは種類
が違うようです。ありがとうございます。所
で西蓬は共通語では「にし=西」蓬と読んで
いるようですが、元々は「イリ=西」蓬だと
推測できます。この点については後ほど述べ
たいと思います。
今日のお昼ご飯は近くの
新山そばでフーチーバソバ
を頂きました。色々な具を
混ぜたジューシーの上に
フーチーバーを乗せて貰い
ました。この部分はオマケ、
只だと言ってくれました。
沖縄方言のシーブンです。





道端に生えているフーチバー
と名護市営市場で売っている
フーチバー
6月24日、東江区と城区
蓬の沖縄方言はフーチ・バーです。
その語源が分りました。風知草の
「ふうち」と同じ意味です。フウチ
への当て字には風地、風致、風潮
などがあります。お灸を吸えるの
お灸の原料が「フーチ・バー、艾、
ヨモギ」である事を念頭におくと
フーチ・バーのフーチの意味が推測
できます。
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語源散策は以下の通りです。
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フーチバー、風地、風潮
世の中の殆どの人は流行には「勝てない」ようです。
流行に素直に従う人が多いです。流行は「風潮」とも
言います。世の中には「風地」の考え方に左右される
人が多いようです。蓬は「とても良い」薬草、壮健剤
としても使われている事で知られています。この蓬の
沖縄方言は「風地」と同じ音を含む、「fhty=フーチ」
バーです。「futi=強い」と推測しても良さそうです。
「f=p」の変化は普通に起りますので、「phty=fhty=
フーチ」になります。「天=pt」から雨が降って来る、
「phty=プティ」「クン=来る」のは「神の力、神の
仕業」であると推測できます。今年の梅雨は「強烈な」
雨だけでなく「霰」も降っています。「雨霰のような」
「物凄い力」を「天」は持っているのが分る梅雨時です。
雨の力は物凄いです。「強烈」です。今日は「雨が降って
いるので何も出来ない」と表現する場合があります。名護
方言では「雨=アミー」「プティ=phty」「ヌン=nun=nn」
ナランと言います。
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プーチ、風潮、風致、風地
家を建てる場所や家の向きを考える場合には
「風致、風地」を考えるようです。なぜそれを
気にするのでしょうか。 多分それらの漢字も
当て字と推測できます。似た音の言葉に「風潮」
があります。殆どの人は、特に若い時にはその
時々の「流行」に弱いようです。 殆どの人は
流行に染ります。皆と同じ事をしたがります。
流行は「phty=fhty=風地、風致」と同じ音の
「phtyo=fhtyo=風潮」です。「抵抗し難い程
のとても強い力」への当て字が、「風地、風致、
風潮」と推測できます。 「p=f=h」の変化は
良く見られます。
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雨プトゥン、プター、雨が降っている、蓋、天蓋
容器などを閉じる為に物の上に置く物は蓋です。
西洋のベッドには蚊が入り込まない様に「天蓋」が
あります。なぜ天蓋というのか今朝分りました。雨
は「天」から「降って」来ます。 雨が天から降って
いる」の名護方言は「pt=putu=プトu」ンです。蓋
の名護方言は「pt=puta'=プター」です。 天蓋は
「天=雨が降っている=プトゥン=putun=pt=蓋」
と推測できます。「天=上にある物=pt=蓋」です。
同じ意味の二種類の言葉を並べた言葉が「天蓋」です。
ヒエログリフとギリシャ語のアルファベット表記
は次の通りです。
ヒエログリフ 日本語 英語
ギリシャ語 (G)
pHty 体の強さ (physical)
体力 strength
神や王の力 power
(of god, king)
男の力強さ virility
強い strong
力強い mighty
強力な powerful
pt 空 sky
天 heaven
覆い cover
天蓋 canopy
potamos (G) 川 river
ヒエログリフ辞典
の参照ページ
359
987
キプロス・ネット
の英語・ギリシャ語辞典
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以下の文はフーチー・バーをなぜ「よも」「ぎ」と
言うのかフーチ・バーの語源を調べた時に、同時に
調べていました。沖縄の蓬が「西」蓬であると知ら
されて、追加・修正した文は以下の通りです。
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蓬、黄泉、ヨーミー・イッチャン、
ヨミタン、読谷のヨミの意味
沢山ある時には「山」の当て字を使っています。
一つの村の有力者は「沢山の財産」を持っています。
読谷は読谷山と言われています。 それを考えると、
「yomi=沢山=山ほどある財産=有力者=力」と推測
できます。「yoma」行音の言葉には「yomo=ヨモ」「ギ
=毛=萌え出る物=草木」があります。 「yomogi=
蓬」は沖縄では「薬草、身体を壮健にする、強壮剤」と
して使われてきました。親の小言は「多過ぎて」「読も
うにも読めない」と沖縄民謡のティンサグ・ヌ花では歌わ
れています。星の数は「読み=yumi」バ「読ま=yuma」
リシガ、親の言うし事は「読み=yumi=ユミ」ヤ・ナラン
と歌われています。「yumi=多い、沢山、力がある」と
推測できます。 蓬の「yomo」も「力強い」状態を表して
いると推測できます。 「力が尽きる」とあの世行きです。
あの世に行くのは「入滅」です。「入り」の当て字の為に
「部屋への出入り」だけが頭に浮かび易いですが、「iri」
の音は「入り=西=弱くなる、動かない、死ぬ、見えなく
なる」状態を表す事が分ります。 缶詰の「kan=缶」は
「見えない」状態だと述べましたが、人間も死ぬと「入棺」
します。入棺は「入り=iri=力が尽きる、死ぬと見えなく
なる=入滅=入棺」と分析できます。 入棺も同じ意味の
二種類の言葉を並べた言葉である事が分ります。「力が弱く
なる」、「ヨーミー」イッチャン」ならば「yomi=黄泉」は
近いでしょう。「iru=入る=無くなる、消滅する」ですので、
その過去形「itta=haitta=入った」は「力=yomi=ヨーミー」
「イッチャン=ittian=haitta=消えた」になります。病気
などで最近「体力が落ちた、体力が消耗した」と言う時には
名護方言では「yomi=ヨーミー」「イッチャン=入った=
消滅した」と言います。以上から考えると「iri=西」蓬は
「西=iri=苦みが消えた」蓬と分析できます。「yomi=沢山、
力がある状態」であるのは、あちこちを行き来した人がする話
は「yomo=四方」山話と言う事でも分ります。読谷山は物産が
沢山できる地域だと推測できます。
今日は思いで話をしに参りました。
長崎県の佐世保市にいる時、夫が沖縄では
ヨモギをお汁に入れるのだと話してくれました。
「あら!こちらもお団子なんかには欠かせないよ。」
友人たちとヨモギを取ってお汁に早速入れてみました。
とても食べられません。どぎつくて、思わず皆で
「うぇっ!」と。
沖縄では栽培された、苦味のない、全く別物であると
知りました。
検索すると、沖縄のフーチバーは、日本本土のよもぎとは違い苦みの柔らかなにしよもぎという種類です。と書かれていました。
知らないこととはいえ、長い間同じもので、気候や風土の
せいだと思っておりました。
言葉…の意味をちゃんと理解できれば、本当に植物から
も根源が解り、なんだか生きていることが楽しくなる
だろうなぁ…と、あまり人様を羨ましく思わない私
でしたが、つい、つい嘆いてしまいます。
嘆く暇に一度でも余計に読むことですね。
有難うございます。