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初鹿 史典の熟成を楽しむ!

年輪を重ねるように人も会社も着実に成長している、醸造の歩み。

【第3748回】現状をしっかりと分析出来ているか...

2025年02月14日 | 経営を考えるものとして
過去の成功体験が忘れられない人が、

かなり多いのではないか、と最近思います。


ローコスト層の顧客は、昨今の物価高の中、

毎月の生活に追われていて

マイホームを建てるような心境ではない

というのが相場だと思いますが、

過去、ローコストで成長してきた会社や、

ローコスト住宅の販売で結果を出してきた

営業マンや経営者はライバルよりも安くする

ことで選んでもらえる、と考えがちです^^;


一方で今、家を建てようと動かれている方は、

それなりに所得が高く、良いものを

見てきているので、例えば外壁や床材などは、

イミテーションではなくホンモノの材料を

使った方が良いと思われております。


お手入れ楽で価格も安い窯業サイディングを

採用はしないのてすね、


ここを読み違えてしまうと

今の市場にわずかしかいない、

ローコスト層のお客様を同じような

ローコスト系の会社と奪い合う、

というレッドオーシャンンの領域

で、悲惨な戦いを強いられます^^;



今、住宅事業で成長するのであれば、

アッパーミドル層の顧客のニーズに

合う商品を開発し、その層の方たちが

情報収集をしているところで

その価値を伝えていかなければ

いけないのに、悲しいかぎりです...


過去、安さの訴求で多くのお客様を集客し、

スピード感ある契約をバシバシ

していた時の経験が忘れられないのでしょう、


また、センスの良い規格住宅を扱うことで

効率よく契約し、成長した住宅会社も、

その時の経験が忘れられなかったりします、


今のお客様はInstagramやYouTubeで

いろんな建物の動画や平面図を沢山

ご覧になられているので、ご自分なりの

要望をかなりお持ちですから、

自由設計に対応しなくては

今後、難しくなる、ということが

理解できない方達も残念ながらおります。


過去の成功体験が忘れられず、

今のお客様の要望に対応しなければ、

それは集客や受注が下がるだけなのです。




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