便乗値上げは勘弁してよ…

牛丼の吉野家が消費税のUPに合わせて来月1日から値上げだそうだ。
各メニューそれぞれ10円から20円の値上げとなり、その値上げ額は増税分を超える。
これについては原材料の高騰や長引く円安を理由としているが、我々消費者の立場からするとどうしても便乗値上げに見えてしまうのだ。

まあ、原材料の高騰や長引く円安が値上げの理由というのは理解できる。
しかし、その分を増税分にプラスした値上げ額がキッチリ10円単位というのが、いかにも切り上げて端数調整してますよって風にしか見えないのだ。
端数調整するにしても端数を切り捨てる訳は無いので、やっぱりこれって便乗値上げなんだよなぁ。

値上げ自体は仕方ない事だとしても、この増税に合わせてってのが私は気に入らない。
原材料の高騰や円安でヤバイってのなら、ヤバくなった時点で必要分だけ値上げするのが筋だと思う。
何も増税にあわせる必要は無いだろう。
もし4月の増税が無ければどうするつもりだったのだろうか。

2015年10月に消費税が10%になった時にも同じ理由でキッチリ10円の値上げですか？
そんな疑問まで湧いてくる。

ニュースにもなっていたのでたまたま吉野家を挙げたのだが、同様の例が他にもたくさん発生するのは間違い無い。
増税を機にこんな形の値上げが幾つもあって、我々の懐からは増税分以上がこれまでより余分に出て行くのだ。

ホントにこれで景気が上向いて庶民の生活水準が上がるのか。
エライ人は自信満々にそう言ってるが、怪しいものである…