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felice-sakura の日々戯言

パチンコが大好きな理系人間。鉄道写真とプラレールの収集が趣味。あと、萌えも少々… そんなオタクな人間の日々の戯言。

小金治の火葬

2008-06-17 23:37:35 | 戯言
昨日の記事で書いた通り、大阪稲荷山動物霊園で小金治を火葬してもらった。
本当は悲しくて撮影どころの心境では無かったのだが、小金治の最期の最後を記録しないと記録としての意味が無い。
そう思い、シャッターを切って来た。

ここ大阪稲荷山動物霊園は、阪奈道路の下り線から直接入れる様になっている。


阪奈道路という事でも分かる通り、東大阪を見下ろす山の中腹の、緑に囲まれた長閑な雰囲気の場所にある霊園だ。


予め電話をしておいたので、駐車場に着くと職員の方が出迎えてくれた。
そして、小金治の入ったダンボールの箱をまず管理棟へ運び入れる。


小金治を預けたまま待合室へ案内され、葬儀の準備をしている間の数分をそこで待つ。
暫くすると、準備が整ったとの事で別室へ案内された。
こんな事までしてもらえるんだと、ちょっとした驚きと感動があった。

ダンボール製の棺に移された小金治。
中には好きだったおやつを幾つか入れてもらった。
テープによる般若心経が流れる中、焼香を済ませる。
そして棺の中に花を入れ、ここで最後のお別れである。
小金治の顔を見れるのは、これが最後なんだと思うと本当に悲しかった。。。


その後、隣接した火葬施設へ小金治の入った棺が運ばれる。


炉に入れられ点火スイッチが押された。
ゴォォーという音と共に、炉の覗き窓の隙間から見えた炎の赤い影が印象的だった。
動物に限らず人でもそうだ。
この中に入ってしまえば全ては終わり…



火葬が終わるまでがおよそ一時間。
そして骨が冷めるまでに30分程。
その間を園内をブラつきながら過ごした。
お地蔵様や合同供養碑。そして墓地敷地もある。



そして一時間半後に骨拾い。
この骨がどの部分だと教えてもらいながら拾う。
人と違い動物だとあまり形が残らないんじゃないかと思っていたのだが、案外残っているものだ。
もちろん火加減もあるのだろうが、ちょっと関心してしまった。
脚の方から胴、頭と順番に拾い、最後に喉仏を壷に入れる。
これで全てが終わった。

最後の最後まで私を慕ってくれた小金治。
とうとうこんな姿になってしまった。


家に戻り、いるはずのない犬小屋の方を見て、昨日の今頃はここで寝てたんだと思うと涙がこぼれた。

18年の間にお前から分けてもらった物にははるかに及ばないが、これが最後に私のしてやれる精一杯の事だ。納得してくれ。
いずれ私もそっちへ行く。
いつになるかは分からないが、その時はまた仲良くやろうな。小金治よ。