「足の爪切り屋」フットケアしろくま+α 爪切りぶろぐ

足の爪切り屋として、日々かかわっている足や爪に関することを書いてゆきます。

メディカルフットケアJF協会の研修に行ってきました

2014-11-29 | フットケア
練馬区役所でメディカルフットケアJF協会の研修がありました。
個人的にはいくことのない練馬区ですが、練馬区役所は20階建で
夜景もキレだそうです 

今回研修に参加したいと思ったのは、
東京医療保健大学 教授 山下和彦先生
の講演があったからです。
初めて先生とお会いしたのは10年ほど前で、まだ先生は学生でした。
そして、今は教授です。とても、前向きな方で、まだ、しっかりとした
エビデンスもないままのフットケアを「大切だ!」と賛同してくださり、
データをとるなど協力をしてくれています。
そんな先生が集めてくれたデータをみると「論文書こう!」と思うのですが、
不慣れなこと、業務に追われてしまうことなどを理由に、なかなかかけず、
とても申し訳なく、反省…な気持ちになります 

今回の演題は「これからの健康支援活動のためのフットケアとその効果」で、
2年前にも公演を聞かせを聞かせていただき、その続き…のような内容でした。
すべてのことが 大切!と思える内容でしたが、そのなかからいくつかを
ピックアップします。

*認知症の方)イギリス60万人・オランダ50万人・日本460万人
 これに対して、ヨーロッパでは国をあげて認知症対策を行っている。
 そして「認知症予防・対策には、運動がよい!」とされているが、
 足の状態がどうかは、足のケアはしているかどうかは確認していない。

 日本では、認知症の方に対して、在宅支援を強化しよう!としているが、
 自宅で日常生活を送りながら…となると、歩けることが大切だが、
 足の状態がどうかは、足のケアはしているかどうかは確認していない。

・歩行における足の重要性=足先の機能がUPすれば、歩行機能が上がる。
 → フットケアが大切なのではないか

*転倒しやすい人)
 ①80歳以上の方
 ②女性
 ③足の筋力が弱い人
 ④病気の方
 ⑤薬を飲んでいる方
 → 唯一、③だけは、今からでも改善できる!
  その方法の一つが、フットケアなのではないか

*医療費の削減につながる対策)
 ①足の役割、構造を知っていただく
 ②足のケアをしてもらう
 ③運動をしてもらう
→ 糖尿病と膝関節症の方にフットケアをしたら、医療費が削減された。