「足の爪切り屋」フットケアしろくま+α 爪切りぶろぐ

足の爪切り屋として、日々かかわっている足や爪に関することを書いてゆきます。

握手

2013-03-22 | フットケア
3年前に右肩をケガをしてから、手がうまく使えず足の爪が切れずに困っていた80代の女性ー

かかりつけの整形外科の先生に「足の爪を切って」と相談したら、フットケアを紹介されたそうです。

足の爪はひど厚く変形していました。
こうなってしまったら、肩の調子がよくても自分で切るのは大変そうです。
小指の爪も厚くなっていてとなりの指の皮膚にあたって痛くてつらいとのことでした。

はじめは「どんなふうにされるのかしら?」と、ちょっと不安そうな様子でした。
痛みのある部分も含めてすべての足の爪を切り整えると、ほっとした表情で、
「爪が伸びたらまた来てもいいのかしら?」と。

そして、次のフットケアの予約をして 帰られるときにすっと手を差しだされました。
「握手」です。
「これからもよろしくおねがいします」あらためてお互いに挨拶をしました。

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超高齢化社会といわれていますが、今の80代の方はとてもしっかりとされています。
腰や膝など体のどこかが痛くても、自分で歩ける方もたくさんらっしゃいます。

「足の爪を切る」というなにげない日常生活のなかのひとつのことができずに困っている方を
ちょっとサポートすることで 少しでも快適に、元気に日常生活を送れるのならば 
どんどんみなさんをサポートしてゆきたいと思います