今更留学記 Family medicine

家庭医療の実践と、指導者としての修行も兼ねて、ミシガン大学へ臨床留学中。家庭医とその周辺概念について考察する。

地域病院でのローテーション終了と今後の課題

2008-08-31 09:52:36 | 臨床留学
週末の割と楽な当直をもって、地域病院でのローテーション終了です

週明けからは、大学病院の家庭医療科病棟

再来月は循環器病棟

徐々に負荷が増します


大学病院の家庭医療科は、入院患者数も多く

上級レジデントから離れて、ぱっぱと仕事をこなすことを要求されます

プレゼンも、チンタラしていては日が暮れます

それでも一応、メンバーは身内なので寛容ですが

循環器病棟ではよそ者なので、役に立たないと判断されたらクビです

別に、レジデンシーをクビになるわけではありませんが、その病棟では「要らない」と研修打ち切りです

「マジ」です

どの程度そういう前例があるかは知りませんが、

前ディレクターに「そういうこともあるから、来月中に自分に負荷をかけて、スピードアップできるように慣らしなさい」と警告されたので、間違いないでしょう

ミシガン大では、IMGレジデントを殆どみかけませんから、IMGに対する特別配慮など期待できません


これまでは上級レジデントと同じように、ちょっとしたアンチョコだけでその場のアドリブでプレゼンをしていたのですが

やっぱり無理があって、どうしても詰まりがちです

勿論、言語の問題もありますが

学生の時から毎日システムだったプレゼンをして、型を身につけていることのほうが大きいと感じています

感覚的なウエートとしては言語:型への慣れ=40%:60%ぐらいでしょうか?

つまり、仮に同じプレゼンを日本語でしたとしても、そこまで上手にできるとは思えません

日本でプレゼンを多用する前職場に入った頃には、自分はどちらかというと指導する側になっていたので

常にプレゼンされる側

相手のプレゼンの問題点を指摘することはできますが

厳しい環境の中で自分がいざプレゼンするとなると

アドリブではやっぱり難しいのです

ある程度分かっていたことですが、ちょっと本腰を入れて努力しないとヤバいです

つまり事前の準備

労働時間に抵触しない程度に、早めに出掛けて準備しないといけません

実際、アメリカで臨床研修をしている先生の話を聞くと、殆どの方がそうされてきているようですし

それをやらずに、すまそうと思っていたのはやはり甘かったです

みるみる日照時間が短くなっていますので、先週の段階で朝起きると薄暗かったのですが

これからさらに早起きなので、出掛ける頃は真っ暗の

抑うつにならないように、週末は太陽の光をしっかり浴びておきたいと思います