今更留学記 Family medicine

家庭医療の実践と、指導者としての修行も兼ねて、ミシガン大学へ臨床留学中。家庭医とその周辺概念について考察する。

久しぶりの名古屋

2010-08-31 15:56:28 | 教育
8/30 月曜日は大阪の領事館でビザ更新手続きを行った後,名古屋に立ち寄りました 

所用をすませ、古巣の名古屋大学医学部 総合診療部に挨拶に伺い 

ついでにミシガンでの研修医教育についてスピーチをしてきました

内輪の簡単なものかと思っていましたが

知らないうちに,大学院の基盤医学特論の講義という,だいそれたものになっていました

テーマは「総合診療医の育成 ミシガン大学家庭医研修プログラム」(scribd)

自分が受けている教育を8つのポイントにまとめてみました

  1. オリエンテーションの充実
  2. 水曜カンファレンス
  3. Standard of Careの強調
  4. 相互評価の徹底
  5. メンタルケア
  6. Webの活用
  7. シニアプロジェクト
  8. レジデント主導による研修の改善


相互評価の徹底では,実際に指導医評価のまとめ例を提示して

その指導医が翌年いかに変わり 

その指導医に対する評価が大幅に改善したという例を提示しましたが

Web上での一般公開のためScribdでは割愛させて頂きました


古巣の皆が大変元気そうで、励みになりました


研修医室にある,各研修医の大量の蔵書を見て


アメリカの研修医があまり本を買わない and 読まないのと

対象的だと思いました

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