岡崎直司の岡目八目

歩キ目デス・ウォッチャー岡崎が、足の向くまま気の向くまま、日々のつれづれをつづります。

狩浜の段畑風景、その二。

2007-02-21 13:33:20 | 土木遺産


宇和海に面したミカン園地に、穏やかな雰囲気が広がっている。
農道が斜面の起伏に応じて延びていて、上がり下がりしながら全体の光景を見渡すと、ここのスケール感が味わえるのだが、一枚の写真からその臨場感を伝えるのは至難の技だ。
やはり一度現地に立って、そこで実際に目にするほか、本当の感動は得られそうに無い。

狩浜の段畑風景。

2007-02-21 13:24:49 | 土木遺産


もう既にご覧の如く、段畑は春だった。
あたり一面に菜の花が咲き乱れ、二月半ばにこの装い。
南予の数ある段々畑でも、石灰岩の石垣はここだけで、いつ見てもそのスケール感を前に、気分が爽快になる。
全国的情報レベルでは、まず外泊(そとどまり・愛南町)の石垣が有名で、その次に最近脚光を浴びている遊子(ゆす)の段畑があるが、何故ここの石垣群が知られていないのか、不思議なくらいである。
この日は、残念ながら春霞のようなぼんやりした空気感だったが、もしも雨上がりに太陽が差し込んだようなシチュエーションだと、空気の透明感と相まって、白い石垣がクッキリと風景を際立たせ、その反射光と共に、また得も言われぬ光景となる。