ソロツーリストの旅ログ

あるいはライダーへのアンチテーゼ

振り返ってみるとオートバイがいちばん好きだった

2024年 年頭所感 など

2024年01月08日 | R100Trad (1990) クロ介


何となく、

今年はよい事あるごとし。

元日の朝、晴れて風無し



年が明けて元旦が穏やかに開けると

いつもこの啄木の歌を口ずさんで深呼吸する

そして本当にそうであれば良いのにな

と、少し切なくもなる

夕べ遅くに降っていた雨もすっかり上がって

空はすっきりと晴れ渡った今年の元旦

今年はどんな一年になるのかな

いやいや

今年はどんな一年にしようかな、で過ごすことにしよう



でもね

「よい事」なんて普通はあまり訪れない

第一、よい事に出会うようなそんな生活してないしね

だから毎日淡々と暮らせれば

そして毎日淡々と勤しんでいければ

他に何もいらないのだとも思う

他人ごとに期待して落胆するほど暇じゃあないし

悪いことにもたまにはお目にかかるだろう

そんな時こそいつもどおりにやれば良い

禍福は糾える縄のごときものだし

人間万事塞翁が馬なのだ

そして、とどの詰まりは

人間到る所青山あり、ということだ



さて、今年は「旅」の一年にしたい

久しぶりに北の方へ行ってみようと思う

おもむろに書棚から引っ張り出した地図は

なんと2006年版

 

仕方なく大判の一枚地図を新たに買い求めた

結局こういう全体図が一番役に立つ

ツーリングに出掛ける前に

四六時中目の隅に入れておくと

地名とその位置関係がおのずと頭に入る

実際に走りに出るとそれだけで案内標識を見れば一日走れてしまう

あとは県道(道道か)とか市町村道で面白そうなルートを探す

それを繋いでざっくりウェイポイントを決めれば十分だ

あまり決めすぎると窮屈になるし

行動がそれに縛られがちだ

道を間違える

何処にいるのかわからない

通行止めで通れない

店がやってない

寒くてやばい

温泉で変なおじさんに絡まれる

どれも、どんなことも楽しい

予想以上期待以上なんていらないし

ネットで調べたとおりなんて意味すらない

楽しさや充足感は走る距離に関係しないし比例もしない

本当は遠くへ行かなくても良いんだけど

何日も一日中オートバイのことだけ考えてる

ツーリングというそんな状況に引かれるのかもしれない



もうひとつ挙げれば

「日本100名道」かな

ボクも以前(若いころね)は走ることに意味を持たせようと

あれこれ工夫していた時期があった

「日本一周」なんていうのもありきたりだけど

やっぱり魅力的で

何をもって日本一周と定義するかは自由なんだけど

何か縛りがあった方が充実するかなと思っていた時

たまたま「日本100名道」っていう写真集が目にとまって

直感的に「これいいかも」くらいの感じで

そこに載っていたルートを走破しながら日本を回ることにした

「日本100名道」は写真家の須藤英一氏の写真集で

2002年から2013年まで内容を見直しながら3版を重ね

最近ではweb版も公開されている

柄にもないが

ボクにとってはある意味ライフワークにもなっている

今となってはもうどうでも良くなってるんだけど

折角未踏破があと20ルート位まできているので

可能な限り走破していこうと思う

でもね、さすがに残っているルートは遠方が多くて

全部埋める自信はとてもない

桜島の火山の中腹にある湯之平展望所へ向かう道なんて行けるかな?

長崎鼻も佐多岬も都井岬も行ってるのになー



という訳で取り留めもなく

年頭に当たっての所感は以上

ですね

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