おまけの時間

仕事に追われて過ぎゆく日々の“しおり”として。

記憶の想起と“におい”

2005年11月01日 01時48分35秒 | なんでだろう?
視覚からくる記憶の想起は直接的です。

何かを思い返すときに真っ先にイメージするのは視覚からくる記憶。

視覚によって呼び起こされる記憶はあまり期待を裏切りません。

それとは対照的に、ふいをつく想起もあります。

嗅覚から思い起こされる記憶です。

どんなに思い起こそうとしても、普段は触れることのできないような記憶を呼び起こすのは嗅覚な気がします。

それは、潮風だったり、布団の干した匂いだったり、夕餉のにおいだったり…

今回、記憶を呼び起こしたのは…


“鼻血”です。


今日、久しぶりに会社で鼻血がでました。

別に鼻をいじくっていたわけじゃないのですが、ツツーッと垂れてきたのです。

それとともに鉄錆のにおいが。

不思議なものです。

そこで思い起こしたのは、はじめて鼻血をだした小学校のころの記憶。

2段ベッドの2階でビックリして母親を呼んでました。

次に思い起こしたのは、やはり小学校の頃に転んで、擦りむいた自分の膝をなめている記憶。

さらには、ブランコで靴飛ばしをさんざんしたあとに、鉄サビで茶色くなった手のにおいをかいでいる記憶。


“五感”って簡単に言うけれども、人間の感覚って不思議だ、と思った日でした。




コメント (4)
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