開業医の妻のたわごと

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少し心が折れまして・・・

2011年11月11日 23時35分24秒 | Weblog

今一番の関心事はTPP。

野田総理には腹が立つ。イヤ、彼にだけでは無い。賛成している奴ら全員にだ。

TPPは色んな問題をはらんでいる。

 

農業だけでは無い。(万一戦争が起こったら、我々は餓死だ)

医療の分野もその他、多岐に渡っている。

 

その事に関して書きたいが、今日は身近でもっと腹立たしい事が起こった。

一国の問題と我が家族の問題とを「もっと」という言葉で比較するのはおこがましいので

別の次元の事として取り上げたいと思う。(だからTPPはまたの機会に・・・)

 

あ~あ、私が怒っていた(今はかなりおさまっているので)のは父母の事。

この年で父母が元気で生きていてくれること自体は実に有り難いし

父母が存在するからこそ、今日の私が居る。愛情も十分もらい、色々と

感謝の念はある。

 

お家騒動(そんなエエもんとちゃうが)をブログで曝すのは、品性が無いし

アホな事だし、他人にとっては大した事では無いのは分かっているが

聞いてもらえる人もいないので(兄には言ったが)私の心のもやもやが晴れず、

胃もキリキリと痛むので、書いて、書きまくってスカッとしたい。

(さて、スッキリするかどうか・・・)

 

父母は価値眼が全く違う(何度かブログに書いたが)。

 

父は汚くて平気(うちの夫のお古の運動靴を洗わないまま10年以上履いている)で

ドケチ。外出嫌い。瞬間湯沸かし器のごとく誰にでも怒るので隣人とのケンカが絶えない。

綺麗な新興住宅地に住んでいるが、父母ともに掃除ができないので父母の家だけが

玄関から荒れ放題で、木々は隣の家に覆い被さり、前の道に突き出ている。

 

隣人さんは綺麗好きでしばしば注意しに来てくれるが、父は烈火のごとく怒り

追い返す。(母はその点では常識人なので、おろおろするが、父が怖くて、人に

木を切ってもらうことも頼めない。)

おまけに父は病院(医院)、薬など大嫌い。飛行機も怖くて乗った事が無い。

(父の具合が悪くなった時もどうしても病院に行かないので、母は困り果て

私にHELPのSOSの連絡をしてくるが、病院に関しては私の力も及ばない。

「行くぐらいなら、ここで死んだほうがマシ。」と言うのだから)

 

母はオシャレ命。おしゃべり命。体裁命。生け花命。ご馳走命。

旅行&病院通い大好き。買い物大好き。父と真逆の事に価値を見いだす。

 

父は最近まで囲碁教室を自宅と別の所でやっていたので、母は父が居ない間に

かなりの自由時間をもてた。だから毎日色んな人と会い、色んな所へ出かけていた。

が、一年ほど前に父が自分の囲碁教室を閉め、週一回だけ他の囲碁教室へ行くようになった。

で、一週間のうち6日間は家に居て母を見張っている。

 

母は父から「外出禁止令」が出ても、以前はかなり出歩いていたが、最近は

その父の不在の週一回ぐらいしか出られなくなった。

で、毎日鬱々としてくらしている。

 

このごろ母は痴呆が入ったかと思う程、ボ~っとしているが

電話も禁止(父いわく、時間とお金がもったいない)

TVも禁止(父いわく、作り話に泣いたり笑ったりするな)、

訪問者との玄関での立ち話も禁止だからである。

(全くの禁止かというと、そうでは無く母がつい長話をするので、それが癇に障る

らしい)

 

そういうイザコザをここ数年繰り返し、その度に母が私に「死にたい」とか

「離婚したい」とかの電話をかけてくるのである。

 

ここ10年ほど、何度そういう母の嘆きを聞いたか・・・。そのたびに慰める。

シンドイ体に鞭打って、母をたまに外に連れ出す。

 

とここまで書いてくると父が全くの悪人のようだが、母は(最近こそなくなったが)

買い物好きで、花瓶、洋服、食器、寝具、観葉植物など色んな物を買っては

うちへ送ってきて「『あんたにもらった。』と言うことにしてね。お父さんに取りに

言ってもらうから。」と電話してくる。

父は母に「おまえは嘘付きだ!」と怒る。(私が言わなくても見破られるのだ)

 

ま、こんな風に、父母は諍いを重ねて暮らしている。

 

私は父母に「悪い所ばかり見つけて争わないで、せっかく夫婦になったのだし

今まで一緒に生きてきたのだから、仲良くして欲しい。ふたりの仲が悪いと

私の具合がまた悪くなるし・・・。」と延々と諭すのだが、その場では

ふたりは分かったと理解を示すものの、またもとのもくあみ。

 

今日は母が「胃の調子が3週間程前悪いから医院へ行きたいのだけどお父さんがダメだと

言うのでなかなか行けない。」と言ってきた。

父に「行ってもよい」との許可をとりつけてやった。

 

母はとにかく外出したい。着飾って外出したい、例えそれが病院でも。

 

疲れた。

父母の諍いの仲介をするのに疲れた。

もう何度、諍いの仲裁をしただろう。もう何度諍いの仲裁をすれば良いのだろう。

 

母に「私は闘病中だから、母さんより胃が悪いと思うから、そちらで解決して欲しい」

悩みがある時は兄(大阪在住)にも相談して欲しいと

何度もお願いするのに、また忘れて私に助けを求めてくる。

 

父母が困った時に助けるのは当たり前だ。

分かっている。

しかし、今日は父母の諍いで、ランチを吐き、今もお腹が痛い。

 

価値観の全く違う、相容れない夫婦って何だろう。

人生は一度きりなのに・・・

どうしてお互い譲歩できないのだろう・・・。

 

医院をやってなければ、私の大事な夫と息子が居なければ、

大好きな父母だけど、両親の居ない人や今介護で苦しんでいる人には申し訳ないが、

父母から遠く離れた海外に逃亡したい・・・

 

今夜は

痛む心と胃腸をかかえて、泣きながらお夕飯を作りながら、そんな風に思った夜だった。

 

コメント (10)
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