開業医の妻のたわごと

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@妄想女なり

@人間万事塞翁が馬

ねえちゃん、車に乗っていかへんけ~

2008年12月26日 21時14分30秒 | Weblog
今日の夕方,

いつものスーパーの帰り道、

私は民家が続く狭い道の左側を白いダウンコートを着て、

耳当てと手袋をして、颯爽と歩いていた。


すると、

1台の車が徐行して私に近づいて来た。


気のせいかな・・・と思いつつ、

無視して、再び、ひたすら家路を急ぎながら歩いた。



が、

白い車が徐行どころか・・・

私の横で止まった。


何よ~、

アタシは忙しいけんね!(何弁やね~ん?笑)


「ねえちゃん、お茶飲まへんか?」って誘われても、

絶対無視してやると思いつつ、車の運転手の顔をのぞいた・・・。



な、何だ・・・

父ちゃん・・・。(私の両親は私の家から車で約10分の所に住んでいる)


アホらし~。


家まで徒歩3分の所で「乗るか?」と問う父に

「アホ、ウォーキングしてるんやんか。」と言い残し、

再び私はサッサと歩いた。



そこで思い出した・・・

あれは○○年前の事。


はるか、昔(笑)、高1の時の事じゃった。

高1から、すでに下宿生活をしていた私は毎朝、朝寝坊し、

その日の朝も遅刻しそうになりながら、

学校への道(徒歩約15分)を急いでいた。


公立高校だったが、私服だったので、

高校生かどうかワカランようなオシャレな(?)格好をいつもしていた。


小走りの私に、1台の車が徐行して近寄って来た。


アヤシイ・・・。


当時、私には

車を運転するようなボーイフレンドも

知人も近くには居なかったので、無視してドンドン歩いた。


が、車は徐行を止めず、再び私に近寄って来た。

怖かった。


私は走り出した。

その車は私を追い抜かしたので、ヤレヤレと思ったら、

また私を待っていた。


こ、コワイがな、

アカンて。いやや~~~。


左右に民家のある車の1台ぐらいしか通れない細い道、

私は逃げ場が無かった・・・。


どうしよう、学校遅れるやんか~~~・・・・・

私の無視にもかかわらず、その車は執拗だった。


5回目ぐらいに私は観念し・・・

というか・・・何事か???と思い、車の中の運転手の顔を見た。

ん?

誰だ?

何か見た事ある???


ハテ???


私が運転しているオッサンに向かって

「あの~?」と言いかけたら、

そのオッサンが

「お前、○○高の生徒やろ?乗っていけ。遅れるで。」と言ったのだ。


もしかして、私の高校の先生???

そんな気がしたので、車に乗ってしまった。


車の中でそのオッサンと話をして、

そいつが私の兄(4歳年上)の担任の先生だったことも判明した。

(大好きな兄が入った高校へ私は担任が「無理やぞ」と反対したのに
頑張って入ったんだ。)


洋服をはぎ取られる事も無く、

どこかへ連れ去られる事もなく、数分後、無事、学校へ着いた。


始業にも間に合った。


男の誘惑には

結構慎重なあたしが男の車に乗るなんて・・・

今ならあり得ない話・・・。


その先生の顔も名前もすっかり忘れてしまったが、

古き良き時の

(イヤ、昔でも、今から考えたら、かなり危ない事ではあるが)

あの日の出来事を、

今日の父が思い出させてくれたんだ(*^_^*)。

コメント (4)
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