るんるんぴあの♪

ピアノレスナーERIKO。のつれづれ日記
大阪市都島区友渕町のピアノ教室です

舘野 泉氏のテレビ

2010-11-12 | 本・テレビ
NHKの「あさイチ」に舘野さんが出演されると
ツイッターで見て、あわててテレビをつける。

もう始まっていたけれど
いろいろ舘野さんのお仕事とか、
倒れたときどんな状態だったか
リハビリの様子などをお話されていた。

とにかく前向き。
いえ 前とか後ろとかいうのでなく、
今自分が向き合っていることをまるごと楽しんでしまうのがすごい。
リハビリでなくなった記憶が徐々に蘇ってくること。
左手だけで音楽するのが不便とは思わない、
だって左手だけで充分音楽出来るから。

両手でピアニストとして活躍されていた映像を見て
「ああ、よくやってるなと思いますよ。
でも だから今は寂しいとかどうとかは思わない。
あのときやっていたことは全部自分の身体の中に残っているから」

「左手だけで全部の音を弾くから身体をあっちこっちにむけて
大変なんですよ。
でも大変なことをやるって楽しいじゃないですか」

キーワードは「楽しい」

1曲 演奏してくださいました。
左手のアベマリア

手のことなんかわからない。
心のこもった音。
じーんと涙が。。。


『身は苦しみの集まるところ いかでこれを楽しみとせん』

という涅槃経の一節を、身を以て実践されている姿に
すごく明るく楽しく生きておられることに
朝から勇気をいただきました。

もう一つ嬉しかったのは
ママ生徒たちにメールでお知らせして
同時に番組を見てくれたこと。
同じ思いを共有できて今日のレッスン前に語り合えたこと。
それも嬉しかったことのひとつ。

作曲家の気持ち

2010-11-12 | レッスングッズ
かなりブログが空きましたけど
元気でやっています。
しかしあることで忙しくてなかなか手が回らずでした。
レッスンも平常通りだし私も元気です。


レッスンの中で簡単なコード分析をして
書き込んだりしながら
自分でコードを弾いてもらう。

たいがいはじめは和音そのまま
じゃーーんとならすブロックコードでOK
で、すこし慣れた頃にバイエルとか小曲がのっていて
自分でそこにコードを書いていくのが
なかなかいいタイミング。
クラシックの作曲家たちの気持ちが見えるところ。

エステン作曲「いずみのほとり」
初級曲集でよく載ってる曲で
左手の伴奏がアルベルティバスをころころ変化させているのが
ややこしいっちゃあ、ややこしいけど
そこがエステンさんの頭をひねりどころとわかる。
だってこの曲CとG7が交互にでてくるだけなんだもん。
コードを書かせて、楽譜通りに弾かせて
ブロックコードでも弾いてみると
「ああああ~~~!」と生徒にもエステンさんの努力が見える。
ただガチャガチャ動いているんじゃないってこと。

「ね、このままだと飽きちゃうよね、
でも何とかしてこのメロディを生かしたいから
左手もコードの響きを補いながら動いてるよねぇ」

弾きながら色々感じていくことを積み重ねていきたい。

スリーコードのなかに一瞬テンションがはいって
「おおっ!?」となるところなど
AMANEちゃんの今やってる楽興の時にも
一番最後にそう言う部分があって
ああ~ここもね!とわかってニコニコ、イイ感じ。
「いつもと違う和音だから弾きにくいなぁ」と思うのと
「ここの響きがしびれるのよね!わかるわぁ!」と思うのと
全然楽しさが違う。
シューベルトさんはここで工夫したのね、
ちゃんと味わって弾かなくっちゃって思うよね。


そういうのを感じて音に出せたらいいなぁ。
一足飛びにはいかないというのは
身を以て知っているので、私もこつこつ楽しみながらやっていきます。


両手になったら コードネームでひいちゃおう(1)~コードタウンの仲間たちとあそんでみよう~ 子どものためのコードネーム入門書
折田 信枝
ヤマハミュージックメディア



このテキスト年齢を問わず使えるので
うちの生徒にはよく持たせています。
勉強で忙しくてあまり練習出来ない生徒にも
楽しく使えるし、
普通に併用していくにも丁寧で使いやすいしわかりやすいです。
折田先生 ありがとうございます。