るんるんぴあの♪

ピアノレスナーERIKO。のつれづれ日記
大阪市都島区友渕町のピアノ教室です

母のお見舞い

2010-08-14 | 介護
発表会の晩に椅子から滑り、尻餅をついて骨折した母。
手術して今はリハビリの真っ最中。

一昨日相談員さんとリハビリの療法士さん2人と面談。
もう自宅介護は無理と思われるので、
退院後はいれる施設を積極的に探すようにと言われた。

もう家に戻れない??

ある意味、予期していた事かもしれない。
でもそれが本当にそうなると宣告されると
家にあるいろんなモノ、母の好きな可愛いモノも
父との思い出もあるこの家で
もう暮らすことが出来ないのかと思うと
可哀相で仕方がない。

毎日 朝から晩までに目薬投薬、
デイサービス送迎に注射。。そしてレッスン
と私は忙しく通っていたが、
そうすることで母のためには幸せな日々だったのに。

入院中にさらに認知は進み、
思い出話も、自分が幼稚園に勤めていた年代のこととか
自分が小さかった事などが主になっていて、
母の世界では父もペットのビーグル犬もちゃんと生きていて
家で待っていることになっているし、
母の両親も生きているように話をする。


でも今日は今まで居たマンションのこと、
ピアノの部屋のことなど、話しているうちに思い出してくれた。
「早く家に帰りたいわ~」
「うん、ご飯いっぱい食べて、リハビリ頑張ってさっさか歩けるようになってな!
あと1ヶ月くらい頑張ってもっと歩けるようになってもらうって
リハビリの先生が言ってたよ。」
「うん、がんばるわ!
お姉ちゃんにそういわれると、勇気が湧いてくるわ」

私が病室に入っていくと嬉し泣きするし、
「じゃぁもう帰るね、お洗濯してまた持ってくるから」というと
またさめざめと泣く。
私も泣きそうになるのをぐっと眼の底でこらえて
笑って、母の肩を抱いて、
頭もくりくりとなでまわして
「また来るやンか! ずっとここに居る訳じゃないんだから、
リハビリ頑張ったらお外に出て家に帰れるからね!!」と言い聞かせて
じゃあばいばい、またねと手を振って出てくる。
「また来てね~来てね~」と手を振る姿が、痛々しくて。。
でもそれも現実。

施設のことは本人に言ってもしかたないので
とにかくあっちこっちに申込書を出していく予定。
今日は1つ、割と近くのところに申し込みをしてきた。

あんなに弱々しくなってるけど
私よりもばりばりと元気に仕事してきた人なんだから。
でもそれでも老いはやってきて、弱っていく現実。

どうしたら母が一番いい状態で、楽しく心身に負担なく過ごせるでしょう。
またこれから変化していく時期のようです。
ここしばらく母のことや私の心のあり方で
いろいろ思い巡らすことが多くなりそうです。