るんるんぴあの♪

ピアノレスナーERIKO。のつれづれ日記
大阪市都島区友渕町のピアノ教室です

生き残った者はなにをすべきか

2008-09-06 | レッスン
この人生観につながる重たい大命題を、
1年生の子どもに説く。

初めての身内の不幸。
明日はステップ。

おじいちゃんの思い出とお別れの悲しさと、諸事の疲れと、。。
小さな心はくたくたに疲れているはず。

考え方は2つあるよ。
おじいちゃんとのお別れが哀しくて、とてもピアノを弾く気にならない。
ステップに出るのはやめておく

お別れしたのは哀しいし、二度と会えないけど
魂になったおじいちゃんは自由に飛びまわれるようになった。
「今からピアノ弾くから聴いて」っていうと
すぐそばに来てくれるようになった。
だから落ち込んでいる様子もがんばっている様子も、みんな見ている。
いつまでも悲しんでばかりいたら、逆におじいちゃんが心配するから
「おじいちゃん、私のピアノを聴いてね」って思ってステップに出る。


決めるのは○○ちゃんが決めたらいい。
どちらでも先生は「いいよ」って言うから。




。。。。。。。。



「ステップに出る」


「そう、自分で決めたね、えらかったね。
ピアノは今まで練習していたんだから大丈夫。
きっと弾けると思っているよ。
おじいちゃんに聴いてもらおうね」


人の死に接して心が重たくなるときに、本番があって、
考えてみればキツイ。
出られなくても当然、誰にも何も言われないし、
出なくていいよとこちらから言うのは簡単。

でもこれも経験。
誰にでも訪れる悲しみからどう立ち直っていくか。
小さくても向き合った○○ちゃんに拍手!
明日はちゃんと起きられて、いつものように弾けたら、
それでよし。


今日は美味しいものをいっぱい食べて、早く寝てね。
一番に聴いてもらうのはおじいちゃんだよ。