深キ眠リニ現ヲミル

放浪の凡人、中庸の雑記です。
SSなど綴る事アリ。

強盗

2006年08月31日 | 日記
今日、歩いて数分のd信用金庫に強盗が入ったらしい。ヘリが飛んでたり、パトカーが何台も家の前を通過したりしていた。全く物騒な事だ。そもそも……(中略)……というわけで、先日画像の書籍を購入しました。

値段は50円です。

古本屋でセールだったので、田中彰『小国主義』とともに買いました。あわせて100円。普通に買ったら2000円くらいはしたろうな。

・・・でこの本なのですが、何が載っているかと言えば、変な猫が沢山載っているのです。コスプレをしていたり、妙なポーズや顔をしていたり・・・。不思議な連中もいたもんだ。一番のヒットは、両前足を差し出して「さっさと手錠をかけなさい」という字が入っているのが面白かった。
暇な時にぱらぱらやると、楽しいですね。まぁ、この話と強盗の話がどう繋がるかはご想像にお任せします。

それではまた・・・。

久しぶりの更新

2006年08月27日 | 日記
本HPを更新したのは一ヶ月ぶりくらいでした。一応進んではいたのですが、なかなか書き終えられずに、苦闘していました。そして、ついに「ふたりの少女」六話も本日脱稿したので、近くお届けできることでしょう。
 いや、それにしてもシナリオは一応予定通りに進行しているのだけれど、文章がいくら気を付けてもズレてしまう。時間の経過による変質が大きいところなのだけれど、やはり合わせていきたいとは思う。三話くらいのノリがいいのだけれど、なかなか上手いリズムが作れない。難しいものです。
 とりあえず、シナリオ自体は中間点を越して、終わりの目途がたちました。九月中に完結させる事を目標に頑張りたい。思えばもう半年以上書いてるな・・・。手直しやらを含めると十月半ばに完成版をアップできたらいいなと、思います。

 「その心の旅路」も大方設定とプロットはあるので、それに沿って完成に向けていきたい。こっちは年内という事で。「ふたりの少女」の進行状況次第でしょうか。

 明日は月曜日です。

 では、おやすみ。

映画鑑賞『ゲド戦記』

2006年08月26日 | 日記

 本日友人に誘われ、ゲド戦記を見に行った。レイトショーで若干安かったのが、財布に嬉しかった。夏はやっぱりいろいろと出費も多いしね。特に夏の終わりは夏の思い出を作りたいわけで…。学生最後の夏とあっては、その思いはひとしおであるわけで…東京の不夜城は今日も眠らないわけで…私たちの人生は綱渡りみたいなわけで…。

 閑話休題。そげなことはどうでもよか!と左右上下からツッコミがあったところで、本題に入りたいと思う。
 やはり一番心に残ったのは、歌(「時の歌」のほう)でした。作品自体に関してあまり突っ込むとネタバレになるので、触れない程度に。
 前半は若干眠かった。ところどころにアクセントが効いていてはいたみたいだけど、総合的にはちょっと眠気を誘った。これは寧ろ私の問題か?
 ヒロインとの触れ合いがもうちょっと欲しかったな。そうなると、やはり、もう少し早く出会って欲しかったという点も述べておきたい。登場人物が少ない分もうちょっと、彼らの交流を描けたと思うのだがね。と私は何を偉そうに言っているのだ。でも、二人の交流の核たる部分の描写は美しかったと思う。そういう意味じゃ、あんなもので良かったのかもしれない。
 悪役もなかなかよろしかった。無理がなかった。その分若干無難な香もしたけれども、あんましキモくてもやなんで、ちょうど良かったかな。

 全体でいうと、それぞれのシーンにちゃんと見るところがあって、アクセントが効いていて、つまらないとは思わなかった。若干構成が一本調子だとは思った。それが素朴で、それはそれでよかった。
 音楽はやっぱりあの歌が良かった。映像とあいまって、心にくるものがあった。

 とまぁこんな感じでした。いやー最後の飛翔がよかったなぁホント。

追伸
 どうでもいいことなんですが、今日あるDVDを見てて思ったことがありました。メイキング映像で、アイデアが出てこないある人に対してテロップで「どうやら煮詰まったようだ」と入ったが、これって違うよね?
 「煮詰まる」っていい意味じゃなかったか。この場合、煮詰まるといったら、いいアイデアが出てきそうってことじゃないんでしょうか。
 この場合どういう言葉が適当なのでしょうか。「煮え切らない」でしょうか。これは違いますね。多分。どうやらなかなか適当な言葉がないようだ。(私の語彙力では)
「どうやら袋小路にはいったようだ」とか?これはぼちぼちあってそうな感じではする。ただ、もうちょっといい表現がありそうな気がする。
 誰か、私にコトバを下さい!!
 あー疲れた。 

 おやすみなさい。
 

長い一週間

2006年08月25日 | 日記
私にとっては久しぶりに充実した一週間であった。最近少しずつではあるが、重い腰をだいぶ軽く出来たような気がする。それはこの長い一週間が証明する所であるだろう。
 先月までは何をやっても一瞬に感じた。今日一日何をしたのだろうか、と思うウェイストした時間が沢山あった。
 ふと最近もう自分にとっての学生時代がもう全然残されていない事を、重く自覚し始めた。だから、今のうちにできることを沢山やっておきたい。遊ぶ事と、勉強する事・・・・・・。
 ふりかえれば、いつの時代よりも一瞬だった気がする大学時代。私は成長しただろうか?私自身では着実に進んでいるのではないかと思う。(ホントに思うだけで、退化した部分も多々あるのだが)何にもできない世間知らずから、少し捻くれた大学生くらいにはなれただろう。
 さて、もう夏も終わりが近い。そろそろ素直に泣き笑う思い出を残して生きたいとおもう。

 おやすみなさい。

「魔法使いは最後に笑った」設定資料1

2006年08月24日 | アイディア
○重要事件年表(今後の変更もあり)

トルクメニア大陸年表(近代)
・統治国家:①トードラ=サルバル王国 ②未定

L・D 1647年 ラグスター戦役
1650年 休戦協定締結
1655年 ショコルタン戦役
1657年 休戦協定締結
1668年 ロウリーダ家にケイティアールが生まれる。

   (中略)
1687年4月 マラカンシュ戦役はじまる。
1688年1月 (ト王国側)大魔兵器「夕闇の雷」発動。魔法の滅亡。国土の殆どが、焦土と化す。いわゆる黒土海の地盤完成。
1688年3月 (未定国側)生物合成科学兵器「アーミクロン」による疫病。黒土海拡大。及び隔絶区域指定。法的な黒土海が認定される。
1689年  両国とも疲弊。未定国側閣僚の病死。統一サルバル王国誕生。
1723年  プロジェクト サーヴェイ発表。
1735年  プロジェクト首魁ノウル博士変死。
1737年  サーヴェイ 落成。稼動開始。
1868年  シーリサルア誕生……?
1887年  サーヴェイ150周年……。そして、アヤシの登場。


 今のところここまで考えました。また変更もありえますので、なんとも言えませんが、本当にゆっくり進行中です。


オンラインゲーム

2006年08月22日 | 日記
 先日、オンラインゲームを始めた。ホントに何気なくはじめていた。基本的に他のRPGと同じようにプレイしている。ただ、画面が結構綺麗でよろし。最初オンラインにビビッていたけど、それほど面倒そうでもなさそう。
 今度スクリーンショットでもとって、私のキャラクター「ロバート・田中」をご覧に入れましょう。結構イイセンスしていると思うので(ある意味)
 オンラインが面白いのは、他の人がプレイしている姿を見れることである。ゲームという孤独な遊びに囚われつつも、その中に現実世界とは違う世界があって、なんだか不思議な感じ。「ワイヤード」みたいな感じ。

 まぁ、そんなこんなで今日はどうしようかな。やろうかやるまいか……。
 時間を決めてやろう。
 じゃ、そんなわけで……。

 おっと、因みになんのオンラインゲームかというと、ベクターのmicmacオンラインです。では、みなさんもしお会いする事があれば、いきなり斬りかかってくることはせずに、軽くチャットを仕掛けてください。慇懃無礼でない限り、喜んで応じましょう。

 では、また明日……。夢の旅路の果てでお会いしましょう。

 おやすみなさい。

地震

2006年08月21日 | お題

gooの「お題」が自分に合わないので、自分なりのお題にしていきたいと思う。いや、合わないというか。つまらない事になってしまいそうだから。

・今日のテーマ
「地震がきたらどうするか?」

 いや~。きたらペチャンコかな。シャレになりませんね、ホント。どうするかなんて、そんなこと考える時間は多分ない。
 なんでこんなお題を、突然持ち出したかと言うと、私の住む一帯(関東圏)はそろそろ地震が来る頃ではないか、という噂がある。私も小学校の頃から、念入りに防災訓練をしていたものだ。
 ちょうど小学生の頃に関東南部に大地震がくるという、予想があった。かの関東大震災から年数を計算すると、そのくらいなのではないかというものだった。
 ・・・・・がしかし、あれから十年余。地震はきていない。
 ふと、今日の帰り道に、今地震が起こったらどうなるか…なんて事を考えた。自分の知り合いの10分の位1くらいはいなくなりそうだな、とか。自分は運悪く地割れに飲み込まれるかな、とか。
 まぁ、仮に生き残ったとしたら、まずどうしよう。携帯は使えるのか?(やば、電池切れそうだ。充電器は必携だな)ラジオは?(携帯についてるやつで平気か)水は?(海水を真水に変える技術を身につけておこう)食べ物?

 そんなことを考えてたら、防災対策をしておこうと思いました。早めに必要なものでも集めておこうか。
 一秒後に地震がくるかもしれないから……。

<持って行くもの>
・水
・財布
・通帳
・ギター
・上着(寒くなるかもしれない)
・携帯電話

・・・・・・・
 こんなもんですかね。
 もし、自分だったら、こんなん持ってくという人はコメントにでもどうぞ。

 さぁ、いつ起こるかわからぬ天災に備えて準備しよう。
 因みに私の勘は、自慢じゃないが当たった試しがない。





私信
 先日ライブも見に行った、filmの曲の採譜をしております。いまは丁度「名もなき花」と「more than happy」を大体とりました。合ってるかは別だけど。この前、実は手元に注目して確認していました。後者の方は結構引き語れそう。
 次は人気ナンバーワンの「薬箱」を採譜しよう。



久々の読書感想

2006年08月20日 | 感想
久々に


①ヘミングウェイ『誰がために鐘はなる』(上)
これは読むのに時間がかかるな。ハードボイルドな文体って、こんなんなんだ。それにしてもスペイン人が「~~だでよ」とかいうと、何だかイメージが崩れる。
話は、スペインの内戦の頃のパルチザンの話。ロバートとマリアの恋と迫り来る橋爆破の日……。どうなるんだ!!上巻終わり。
あと、パブロっておっさんが食わせ物だな。駄目人間ぽいけど、昔ファシストを残虐に殺させたりしていたり……実はかなり賢い。
 

②③小野不由美『黄昏の岸 暁の空』(上)(下)
なんか、だいぶ前の気がして覚えていない。が、戴国の話だったな。国というのが、なかなか上手くいかないのがわかる。どんなに賢明な王だろうと、どんなに信望があろうと国は滅びる。
祖国を思う劉将軍がいい。というかこの人が主人公か。ラストも甘っちょろい結末ではなく、シビアぽくてそれはそれで良い。
この巻で天の存在が少しづつ明らかになった。最後の方の泰麒が格好よかった。


④魔法遣いに大切なこと』(1)―夏と空と少女の思い出―
ベタな話ではあった。どういう「遺産」なのか僕は結構前から予想は出来ていたが、それゆえにじいさんに感情移入しまくって、挙句後半で何故か泣きかけた。
キャラクターがすごいアニメぽくてちょっととっつき辛かったところはあった。普通そんな台詞言うかみたいな。


⑤『魔法遣いに大切なこと』(2)―真冬の夢の静寂に―

映画の話。普通の話だったけど、ぼちぼち楽しかった。ユメの求める「大切なもの」とは一体なにか・・・。そちらの話のが大事な気がした。




帰宅

2006年08月19日 | 日記
私がこれをかいているのは、表示されている時間の5時間後くらいのことだろう。よって、今はとても眠い。本日は代々木laboに行った。3マンバンドでどれも、素晴らしかった。
 特に今日気に入ったのはBigBirdというバンドだった。どの曲も自分の心を捉える剛速球並の威力だったので、CDを買おうと…手持ちはは900円。100円借りてぎりぎりで一枚CDを買った。やっぱライブで聴くほうがすんごいけど、CDでも全然素晴らしい。因みに私が買ったのは「呼吸」というマキシシングル。三曲入り。
 声も曲も私は一気に気に入ってしまい、近くのCDショップで他のCDも取り寄せてもらおうかと画策中。

素晴らしき夏の魔法

2006年08月11日 | 小説/SS
 もともと、私は「魔法」が使えるなんてこと知らなかった。

 私はこの世の中には、とても多くの迷信があると思っていた。「魔法」もその一つだった。授業かなんかでは、昔の人が何かを正当化するために使うものだと言っていたような気がする。
 私はその説に感銘を受けたわけでもなかったが、それ以上に日常に魔法がある事のほうが信じられなかったので、抵抗せずに受け入れた。ほとんどの人間がそうであるように、私もそうやって、魔法を迷信として全く相手にしなくなった。
 時々、神頼みに似た感覚で魔法を渇望したことはあるにしても、その時に何かが変るなんて思わなかった。
 私が「魔法」を知るきっかけとなったのは、とある午後に駅前のカフェの白いパラソルの下で、キンキンに冷えたカフェ・ラテをひたすら吸い込んでいた時だった。


 全く暑い事この上ない。頼んだばかりのカフェ・ラテの氷がもう半分解けてしまっている。ノースリーブにしたところで、この暑さから逃れる事が出来ずに、逆に日焼け対策に追われる羽目になっただけだった。
 こう暑いとムシャクシャしてくる。目の前に数学の遠藤がいたら、もはや氷も解けて温くなったお冷をかけてやりたい。よくも、追試にしやがって、断罪に値する。この私を追試にするなんて。NASAが許しても、この私が許さない。
 ん?何故、NASAなんだ?
 暑さで頭がおかしくなってきたみたいだ。このお冷は、寧ろ自分の頭にかけるべきかもしれない。
 ふぅ。
 頭の体にたまった湯気を吐き出そうと、私が上を向くと……。
「む」
 ☆▲■○▽□◎★
「む……し?」
 血の気が一気に引いていくのをこの身体に感じた。
「ぎゃぁぁぁあああ」
 あろうことか、私は夏の昼間っから、かわいそうなホラークイーンが斧に頭をかち割られる寸前のような声を出してしまった。

 次に私に襲い掛かったのは、蝉の合唱つきの深い沈黙。ありがとうセミたち。あなたたちの事は、忘れないから。
 自嘲気味にセミたちに賛辞を送っていると、近くに人の気配を感じた。
「大丈夫ですか?君」
 安定感のある中低音が、蝉の大合唱の中から飛び出してきた。
 というか、丁寧語を使っているくせに、「君」なんて代名詞使うか?どこの気障野郎だ。
「へ、平気でーす」
 とぶりっ子で答える。これで、きっと私は劇画調で雄たけびを上げた若いくせにやたら顔の濃い女じゃなくて、さながら可愛い悲鳴を上げた萌えな女子高生に見えるはずだ。多分。
「そう、ならいいんだけど」
 男は長身でストライプの入った青めのYシャツを着ていた。私が見上げると、長細い縁なし眼鏡を、中央のブリッジでくいと上げた。気障な……。でも、結構タイプかもしれない。
 ここはちょっと弱みを見せて、なんとかかんとかでメアドでもゲットしといたほうがいいかもしれない。
 よし、作戦変更といこうか参謀長。
「あの」
 と、私が口を開く前に男はちょっと間の抜けた声を上げた。
「え?」
 私もとっさに素に近い声で答えてしまった。
 と、男は言葉を続けることなく、急に身を屈めて私に身体を接近させた。ゆっくりと光のようにまぶしい右手をゆっくりと私の方に伸ばした。
 ちょ、ちょっと待った。それは急すぎる。まだ心の準備が……。
 男の体が私のパーソナルスペースの奥に進むほどに、私の鼓動は早くなる。
 いや、やっぱりだめだ。こんなところで……。それにまだ出会って間もない。もうちょっと、あなたの事を知る時間が欲しい。
 この際私の心臓の音に驚いて、彼が後に飛び去ってくれたらいいのに。
 いや、待て待て。こんなチャンスものにしなくてどうする。私にもついに来たんだチャンスが。
 男はゆっくりと、手を私の後頭部のほうに回していく。目を瞑ろう。
 ああ、なんか夢を見ているみたい。さっきまでの苛立ちが嘘のようだ。私が私じゃないみたいだ。研ぎ澄まされて、なんだか何でもできそうな気がする。
 唇に僅かに力を加える。
 そして、私は高鳴る鼓動を喉の奥に押しとどめながら、まだ触れぬ彼の唇の豊かな感触を待った。

  ……
  …………
  ………………
 まだ!?
 私は目をかっと開いた。
 枝豆?いやそれにしては毛が深い。
 それにうねうね、うねうね………
「これで一安心です」
 男は生きた毛虫を私の前でつまみながら、笑顔を送った。
「きぃゃぁぁぁぁぁ」
 私は夢中で叫んだ。叫びまくった。他になにも覚えていないくらい叫んだ。
 だから、私が目の前の眼鏡男の眼鏡が5メートル吹っ飛ぶほどの平手打ちをしていた事も覚えていない。

     ○       ○     ○     ○     ○     ○

「ごめんなさい」
 心から謝った。本当に反省しています。ああ、殴り返されるかな……。
 怖くて頭をあげられないよ。
「……」
 ぽん、と頭の上に手を置かれた。何だろう。
「これでおあいこってことで」
 顔を上げる。目の前には柔らかな笑顔をたたえる青年。この笑顔のどこが気障なのだろうか。私は間違っていた。後悔が押し寄せる。勝手に妄想して、勝手に彼という人間を曲解して……。
「ごめんなさい」
 気づいたら、私はもう一度頭を下げていた。どうしてもこうしなければ、私は駄目な気がした。どうしてだろう、こんなに苦しいのは。
「だいじょうぶだから」
 髪がゆっくりとなでられている。眼鏡の向こうの目には複雑な色が混じっていて、彼が何を考えているかは分からなかった。同情、慈悲、偽善、それとも別の何か。いや、それらが絡まりあっているような気がする。
 
 夏の太陽に照らされた深い茶色の虹彩は、確かにありふれた「魔法」を放っていた。それは、私が今まで信じる事のなかった、ささやかな真実。たしかなる理由もないのに人を好きになる事、それは確かに素晴らしき夏の「魔法」だった。
 ああ、なんかすごく照れくさいこと言ってない、私。もう今日はどうかしている。
 今、私は何をすればいいのか。
 目の前にいる「気障」な眼鏡のせいで、何にも出来ないかもしれないけど、とりあえず、まずはメアドから知っていこうと思う……。