深キ眠リニ現ヲミル

放浪の凡人、中庸の雑記です。
SSなど綴る事アリ。

中庸の日常④

2006年06月30日 | 日記
・今日は梅の収穫の手伝いであります。みかんと違って、面倒くさいです。実が小さいぶん、沢山捥いだ気がしない。おやじは僕の六倍くらいのスピードで収穫していきます。流石。僕はもう何年も手伝っていなかったから、素人も同然である。

・自宅の縁の下に猿が潜んでいたらしい。全く困ったもんである。

・昨夜は久々のカラオケに。だいぶマニアックな曲を歌いました。流行に乗ってオリコン五位を記録した「ハレハレユカイ」も歌ってしまった。いやはや、最近のアニメーションの楽曲はかつてに比べると、下手なポップスよりも余程いい。かつては声優の曲はかなりイロモノで(今もそうであることは変わりないが)あったが、最近の人気声優なんかは確実に歌が上手くなっている。そして、曲自体も格段の進化を遂げている。


ひなたの日常③

2006年06月29日 | 小説/SS

六月二十九日晴れ。
 どうやら露も明けて、ついに夏が到来しようとしている。こう暑いと体が弛緩して、いつも以上に眠くなる。外に遊びに行こうという気も失せて、僕は涼しい夜を待っていた。僕と同じようにひかるの方も足が重いのか、最近はめっきりと訪ねてこなくなった。時折、キョウコと遊んでいるらしく、楽しそうな声が聞こえてくるくらいだった。
 夏の夜は涼しさを楽しむ事が出来る。人間の考えたこの言葉も、夏専用の言葉らしく、冬に使う時は木枯らしに対する不平の裏返しだ。暑い日中をダラダラと過ごした僕は夜にその活動を開始する事がしばしばある。最近の散歩は、夜に行く事が多い。小学校に近い青白い電灯の下を通った時、僕はしばらく忘れていたあのときのことを思い出した。
 あの時というのは、僕はまだコウスケという人間のことをゆめにも知らず、小学校に陣取る三毛の連中とろくでもない遊びを繰り返していた頃のことだ。人間の時間間隔でいうと一年前とでも言うのだろうか、僕にとっては結構長い時間だった。

 ちょうど一年前のこの時期、僕には一番辛い時期があった。何日も食事にありつけないという緊急事態である。原因は簡単なことで、小学校の三毛の親分ジンザとけんかをして、食料の定期的供給場所となっていた小学校を捨てたがために放浪する羽目になったことにあるのだった。僕は最初、食事の確保を甘く見ていた。僕は生まれも育ちも裕福な小学校地帯だったために、今まで食事に事欠いたことは一度もなかった。甘ちゃんだったのだ。
 そんなわけで、僕は、ついにこの青白い電灯の下で、力尽きて蹲っていた。ここは時折猛スピードで車が、走り抜ける。その度に僕は危なっかしく、よたよたと道の端に寄った。みじめだった。
 眠いが為ではなく、空腹の為に瞼は徐々に重くなってきた。それどころか体じゅうがとにかく重かった。僕の頭には、小学校の用務員室の庭で食べたミートソースの事を思い出していた。次に、ジンザの姉妹たちを思い出した。あの気の荒いジンザに似ないおしゃまで可愛らしい三毛の雌たち。ピロティで連中とたむろしていた時の事を思い出しながら、僕は眠りにつこうとしていた。最後の。
 その時だった。キキーッ。耳障りな高い金属音とともに、僕の身体を大きな影が覆った。
「おい、お前こんなところでどうした」
  それがコウスケだった。今では考えられないような猫なで声だった。まともに返事できないでいる僕を見かねたらしく、やつは僕が抵抗できないのをいいことに、僕を自転車の籠の中に押し込めて、自転車を漕いだ。
 大変だー猫さらいだー!
 などとは言わなかった。今思えば、そう言って抜け出していた方が、幾分かましな人間に保護されたかもしれない。冗談である。
 考えているうちに学校の周りの道を一周した僕は、また青白い電灯の下に戻ってきた。小学校の方を一瞥してから、僕は向き直って歩き出した。
 さて、今日も帰ろうか。

中庸の日常③

2006年06月29日 | 日記
晴れ。
 今日は中央図書館に調べ物をしに言った後、夕刻、大学の劇団海星館の公演を見に行く。題名は
「下僕戦隊ゴホウシ5~ちょっと待ってよご主人様~」
 いろいろツッコミどころ満載の素晴らしいエンタテイメントでした。しかし、僕の趣味からは離れていたかな。僕は昔からヒーローものと言えば、戦隊ものや仮面ライダーシリーズ、ウルトラマンなどではなく、時代劇のヒーローだったから。それに、どうせだったら、最初から戦隊ものっぽさをいかんなく発揮したもっとお馬鹿な話が良かったな。演出としてどこまで戦隊もの特有の大袈裟さとか、セオリーを辿ったのか分からないけど、それにしても不完全燃焼の感が否めない。
 実際見ていた私は幾度か集中が途切れてしまった。台詞が全然はいってこない、という場面がしばしばあった。役者陣は僕より全然芸達者な人が勢ぞろいしていたけど、少し首をひねってしまいました。……早く展開進んでくれよ、とか思うシーンがあったり、え!それだけで終わり?みたいなシーンが消化不良をもたらしました。
 などと、不平を述べるのは簡単ですが、自分がそれを克服したものを作れるか?と言われたら、冷や汗をかいてしまうくらい難しいと思う。それに、この劇を見ていて、僕が1年の頃にやった「屏風ヶ浦で会いましょう」を思い出して、懐かしい気分に浸ったりしましたよ。まだまだこれからさ、彼(←脚本演出の人)は。今後も頑張ってくれ!

 帰り道、駅の出口でティッシュ配りの兄ちゃん。受け取らずに頭を下げて、かわすと、突然舌打ちして、怒声をあげて、ティッシュを地面に投げつけました。
 逆切れか?と首をかしげながら、無視して道を行く。
 そこで、ニンマリと微笑む余裕シャクシャクの大悪党は結構好きだが、残念ながらそれくらいで気を散らしてしまう小物にはうんざりする。どっちの方向でもいいから、もっと大物になってくれ。

中庸の日常③

2006年06月27日 | 日記
さきほど昼食を済ませたわけであるが。今日は私にしては珍しく、学食へと出向く。一ヶ月ぶりくらいかな。そこで見かけた衝撃メニュー

    「欧州風ドイツカレー」

・・・・・・・・
いや、どう突っ込んでいいものやら。ワールドカップに乗ったのはわかるが、だからってカレー?普通ソーセージとかにしない?そして「欧州風」ではないドイツカレーはあるのか?和風ドイツカレーもあるのか?カレーってのはそこまで複雑怪奇な系図を持っていたっけ。「**風」とか気取ったつもりだろうけど、そうはいかない。子供だましにも程がある。
シンプルに「ザ・ジャーマン・カリー」とかにしたほうがいいんじゃね。
そんなことを思う日常。

中庸の日常②

2006年06月23日 | 日記
W杯見るために四時起床。流石に眠い。
試合は残念な結果だが、私は今日一日を充実させようと思う。
W杯はスペインを応援しようと思っています。日本負けちゃったし。
本ページを更新できない日々が続く。日曜が終われば少しは時間が出来そうです。

徒然に①

2006年06月22日 | アイディア
※ただの個人的なメモなので、意味がわからないと思いますが、ご了承下さい。

・エルフレイン=キュールツフ
帝国宰相―隠棲―共和国首相。
共和国政治体制は一党優位体制。エルフレイン率いる革新与党「共和の未来」及びその派閥が政権をとる事が多かった。
「共和の未来」の各会派「ロミニア研究会(中道穏健)」「平和会(革新穏健)」
「リューイン=コベルト(革新強硬)」「ゼムル=エル(革新穏健・最大派閥)」によって行われていた。当初はエルによる強力な指導体制であったが、後にエルの死去後は、各会派が党内選挙によって首会を決め、政権担当を持ちまわった。各会派はエルの弟子や腹心がそれぞれ創立。ラヴレ朝の再興まで。

中庸の日常①

2006年06月20日 | 日記
なにげない一日。
甥と図書館。
落書きをした。
凹んだ。
喜んだ。
一日は終わる。
さあまた明日。

この世界の誤りは、人をして真理をば探させる。しかし、そこは『太陽の国』に等しい。そして、真理世界と過ちの世界の実在こそが、人の世。
どちらも欠けることなかれ。

ひなたのモデル?

2006年06月14日 | 日記
昨日、猫を拾いました。真っ黒で黄色い目の。子猫じゃありません。
なんだか目茶空腹だったみたいで、私の夕飯の四分の一くらいをあっというまに
食べてしまった。飼う気はなく、飯だけ食わせて野生に帰しました。
元気でな……。

こんなに私になついた猫は初めてでした。ちょっと嬉しかった。野生に帰した後ちょっと後悔。……たまには来てもいいぜ。

ちょっと気まぐれで調子いい感じが、ひなた君に相応しいということで、今度からは、こいつを思い浮かべて書く事にするさ。

先日アップの一件

2006年06月12日 | 伝言
先日アップした作品を加筆修正いたしました。どうも締りが悪くて。
で、このシリーズ続くかは不明です。一応次書きたくなったための
予防線ということで。
いい曲のモチーフが浮かばん。ああ、神よ、髪よ、我が感性よ!

嬉しい知らせ?

2006年06月04日 | 日記
さてさて、今日も元気が漲りそうで漲らなかったといえども、幾許かは励まされたお陰で、漲っているかもしれない中庸です。

こんな妙チクリンなテンションなのには訳があります。なんせ、昨日ふとメールをチェックしていると、「はりこ」からメールが来ていて、上演許可願いが届いているじゃあありませんか。慌てたね、相当慌てた。それ以上に嬉しさ500キロジュール。
上演許可をお願いされたのは、「少年時代」でどうやら、明星大学の演劇部の方のようです。私は近郊に住んでいて、しかも公演日は日曜なので、見にいけるかと思いきや、その日は大事な試験日なのでした。うう、残念。試験土曜にやろうよー。
そしたら、誰か誘って行けたのにーー。

そんなこんなで嬉しさ500キロジュール。残念オーラ5ケルビン。寒いよー。