深キ眠リニ現ヲミル

放浪の凡人、中庸の雑記です。
SSなど綴る事アリ。

一宿一飯の・・・

2006年09月29日 | 日記
 恩義とは良くいうけれど、先日私がその恩義に応えたのはちょっと珍しいことででした。
 先日東京に住む友人に泊めてもらいました。いつも朝飯をご馳走になっていたので、とりあえずドーナツを買っていきました。そんな感じで少しづつ返していきたいと思っていました。
 けれど、彼は恩義とか関係なしに(海のような寛大な心の持ち主である。)私に頼んだことがありました。
 
 彼の描いた漫画のペン入れでした。

 彼は夏休みの殆どを絵に費やしていました。夏休み前半は植物のスケッチなんかをしていました。春休み頃は一点・二点・三点透視図法等を用いて風景を描きまくっていました。最近漸く人物を描き始めたらしいです。
 そして、ついに漫画を描く事にしたということです。しかし、今までシャーペンで描いていたためGペンが上手く使えなかったとか。ペンタブはもっと苦手だとか。
 彼はこだわる人間です。一分野を徹底的に解剖・研究・実践していきます。今は一回絵を離れて、ストーリーの勉強をするために小説を読み出したらしいです。
それも鴎外の『舞姫』と向田邦子のなんか。舞姫って・・・。
 ひとつ突っ込んで置きたいのは、漫画と小説だと構成とか結構変わってくるから、むしろ漫画を読み漁ったほうがよいのでは・・・。
 この調子だと今度は映画とかまで手を伸ばして、ストーリーや絵コンテを勉強しそうです。
 
 まぁ、私はそんな友人の漫画の手伝いをする事になったのでした。
 ・・・ちょっと待ってくれ。自分にそんな技術ないから・・・。
 最初はGペンで、とのことでしたがなんとかペンタブでにさせてもらいました。(ミスったら大変だもの)
 
 いつかその友人の作品をHPで紹介したいと思います。

 では、そんな感じでおやすみなさい。

仲間

2006年09月26日 | 日記
久しぶりに部活にまともに参加した気がする。やはり、ちょっと特異な役だけあって、楽しい。しかし、気をつかわなければならない点も多いと思うから油断ないように練習していきたい。
まぁ、台詞はに気を使わずに、反応とか動きに気を使えていいね。
それと今まで共演したことのない人と一緒にやっていくっていうのも新鮮である。

ふと気づけば、十人くらいの人間が集まっていた。それぞれ時間の制約はあるけれど、その中で関わっていると思うとなんだか自分もやる気が沸いてくる。
十人というと、私が在籍していた時期では一番多い関連人数にもなろうか。
これもまた楽しいと思える。
ああ、もっと学生でいたい気分だ。ああ、明日は研修だ。
それもまた楽しいかも(笑)
不安はいっぱいだけど、そんなんで、楽しやきびしさを見逃しちゃいけないぜな。
って、あれ明日予定ブッキングしてないか?(独言)

それじゃあお休みなさい。全人類の数パーセント。

自分を見つめなおす

2006年09月25日 | 深キ眠リニ現ヲミル(自己哲学)
なんだか、道徳の教科書みたいなタイトルを冠してしまったなぁ。しかし、自分をみつめると言う事は、当たり前のようで、なかなか難しいのかもしれません。
自分では自分を分かっているつもりでも、実は分かった気になって自分を自分の思うステレオタイプにはめて生きている事もしばしばあるものだ。
そんな事に気づいた時はだいぶショックである。なんだ誰だ貴様はとか思う。
自分はこういう人間だった筈なんだ。と、そんな事を引きずって、今でもそうあろうとしてしまう。自分でも気づかないうちに自分に嘘をつくと言うことがどういうことか、最近良くわかる。

「わかったよ」
 いや、わかってないんだ。私は。全くわかっていないんだ。心のどこかじゃ納得できないでいる。でも、忘れたフリをしているのだ。そんな忘れたものを、私は時々、夢を通じてみるのである。自分の本当の姿。臆病で病んで死んでしまいそうな自分を見るのだ。
 だから、またそいつと向き合わなきゃいけないんじゃないだろうか。最近良くそう思う。ただ、純朴青年を気取って生きていくのか、否そう生きていかなくてはならないルールなど、どこにもありはしない。だったら、今のマンネリした自分をもう少し見つめてみたらどうだろう。
 みつめてみたらどうだろう。
 もっと欲張りに。もっと堂々と。少しでもいいから、変ることを選んだらどうだろうか。そして、なによりその臆病な自分をなんとか楽しませてやらなきゃいけない。満足させてやらなきゃいけない。
 今、自分の求めているもの、それはきっと多くの人と変らない。言い方次第で陳腐にもなる言葉。私がずっと偽物だと思ってきた存在。それは「愛」なのだろうか。まだ、判然としない。
 今、私は、もう一度考えて見なくてはならない。身の回りのこと、友達のこと、家族のこと、趣味のこと、自分のこと。
 そして、実践せよ。
 実践せよ!!
 革命の日は近し。。。

 おやすみ。

お祭り

2006年09月24日 | 日記
 今日は地元のお祭りでした。練習していなかったので、忘れているかと思いましたが、意外と平気でした。
 ほぼ一日中山車に乗っていたお陰で、身体がまだぐらぐらしている気がします。時折太鼓と笛の音が空耳でします。今日は梃子をやたらと入れていたので、ほんとうに身体がぐらぐらします。
 そして、久しぶりに地元の同級生と会いました。懐かしかったです。
 特に中学以来話していない人なんかと話すと過去にタイムスリップした気分になりました。それでも皆それぞれに変っていて新鮮な面もありました。
 僕は、全然変っていないって三人くらいから言われました。
 いいのやら悪いのやら。

 いいということにして置こうじゃないか。
 というか、話し方が子どもの日記風です。でも、今日はそんな気分です。童心です。
 それじゃ、夜の神社に行ってきます。

shadows of dreams

2006年09月23日 | 今日の一曲


曲名:「shadows of dreams」
歌手:「大野愛果」

 これらを見てピンとこない方もいるだろう。多分。そもそもカラオケで大野さんを検索しても出てこないから。どんな人かと一言でいうなら、倉木麻衣の曲を聞いてみるといい。
 何言ってんだ。といいたくもあろうけれど、彼女の実績の多くは彼女自身で歌われていない。その実績は歌詞カードの隅っこにきっちり残っている。
 そう、もともと作曲家なのだ。シンガーソングライターではなく、作曲家。自身はシンガー&ライターを目指していたらしいが。最初彼女のアルバムを買ったとき、聞いたことのある曲があってびっくりした。この人はどうして、他人のカバーばっかりしているんだろう。とか思っていた。

・・・・すいません、セルフカバーだったんですね。あんなに沢山の名曲を作った人だったんですね。

 そんなこんなで、自分の中で胡散臭い存在から、一転自分の中の作曲家ランキング(元々なかったので新設)で不動の一位を獲得する存在になった。私の勝手なランキングに本人は聊か不本意かもしれないが、ご寛恕願いたい。
 
 shadows of dreamsなのですが、なんだかとても切なくそれでいてとてもキレイな世界が見えます。英詩の理解がなかなか出来ず、多分私の解釈では六割くらいしかあっていないかもしれない。にもかかわらず、その音楽性だけで私のハートを鷲づかみ。最初のピアノでの入り薄っすらと面影を照らしている気がします。
徐々にハートがこみ上げてきて、サビへの入りが優しいながらも、強い思いを感じさせます。
 サビは本当に集大成ですね。大野さんの曲は本当に良く構成されていると思う。素人の私がいうから確かです(素人の癖にというツッコミをお待ちしています)。
たまにAメロはいいのにサビが映えない曲って耳にしますが、大野さんの場合全てがキレイにあって、その中でもサビがそれこそ見せ場って感じの音の構成をなさっているので、とても残りやすい。
普通サビを盛り上げるために、Aメロは目立たないようにしますが、そのせいで地味で耳につきにくくなります。
けれど、大野さんは目立たずにサビの前振りとして申し分ない上に、どこか心に残るメロディを紡ぎます。
特に今日紹介しているこの曲なんかは、なかなかにそう思いました。


そして、声がまたいいのです。倉木麻衣の曲にしても、本人とは違うし、だからと言って、倉木さんの二番煎じという気もしませんし・・・。寧ろ私は原曲より、彼女のバージョンを推しますね。儚そうな、それでいて幽玄な声が私をちょっと現実とは違う世界に連れて行ってくれる気がして。

とにかく、今までの曲のなかで、一、二を争うくらいオススメなので、どうぞ。
ちなみに私は何故か、新品を105円で購入しました。(合法的な製品ですモチ)なんかとても申し訳ない気がしてしまいます。印税が・・・。
現在二枚のアルバムしかだしていないみたいなんですが、いずれまたCDを出して欲しいなと思います。そして、もし同盟とかあったら入りたいな。大谷幸さん並にほれ込んでます。とりあえず、彼女が作曲した曲でも収集してみます。。。

○雑録
どうも、最近更新をさぼっていました。ずっと3D酔いでした(嘘)
なるべく更新していきます。ネタは沢山あるんで・・・。あとは時間が欲しい。まぁ、なんとか作るしかないでしょうね。
就職先はきまったけれど、研修で四苦八苦そうです。


3D酔い

2006年09月17日 | 日記
最近のゲームは当たり前のように3Dである。個人的には3Dはきつい。特にリアルすぎたり、動きが激しかったりは苦手。何故なら、3D酔いするからである。
 さきほど、天星(天皇ぽい字だな)というアクションゲームをやったら、もう気持ち悪くてしょうがない。グロテスクなシーンじゃなくて、激しい3Dの動きに脳みそがグルグル…。なんだかんだで15ステージ位クリアしたけれど、そろそろ限界。もうやめたい。
 いつもはPCでも目がすぐに疲れるが、今日は3Dから離れられて丁度いい。バス酔いのがまだましだ・・・。

秋の夕暮れ

2006年09月13日 | 小説/SS
 夏休みが明けて、前期末のテストが迫っている。そんな時期。僕は普段から真面目に授業を受けている珍しい部類だったので、それほどに切迫して勉強漬けになることもなかった。けれども、部活が休みの期間に入ってしまった為に、放課後の消費に頭を悩ませた。
 できれば、家にはあまり早く帰りたくない。何にもないから。だからといって友人と遊びに行くという状況でもない。みんな普段置いている教科書を一斉に持ち帰って、勉強している。
 僕は放課後の校内をふらふらと歩いた。みんなの帰った廊下はやたらとしんとしていて、居心地が悪かった。いつもは教室いっぱいに声が反響し、猥雑なくらいなのだが、今日はまだ日が明るいのにとてもしんと静まり返っていて、まるでパラレルワールドにでも飛び込んでしまったかのような不思議な好奇心が芽生えた。
 現実を映し出した鏡の世界・・・。もし、そこにもう一人の僕が存在しているとしたら、一体どんなやつなんだろうか・・・。ちょっと気になるところだ。
 数学の小林先生が向かいから歩いてきた。
「おや、まだいたのか」
「はい」
「テスト勉強は・・・って君の場合はそんなに困らないのか」
 先生は気づいたように言って、少し笑った。
「暇だったら、ちょっと教材を運ぶのを手伝ってくれないか」
 僕はやっと退屈から、開放された。

「お疲れさん」
 30分後に仕事は全部終わってしまった。僕はまた暇な放課後のパラレルワールドへと溶け込んでいった。このまま消えちまいそうだな、と思った。
 僕の身体が半分くらい空気に溶けそうに退屈が充満してきたとき、廊下に陽光が斜めに差し込んでいる様に僕は目を覚ました。
 夕方になると校舎の教室側に光が射してくる。けれど、閉じられたドアのため、今までどの教室の前でもこんなにきれいに陽光が斜めに差し込んでいるところはなかったのだ。影と教室の隙間から漏れる美しい陽光に誘われ、僕はその教室に入っていった。
 だけど、そこは教室じゃなかった。図書室。人影のない図書室だった。
 隅っこの方に一人だけいた。陽光を後に背負っているから、どんな人かはわからない。髪もオレンジ色に見える。一心に本を読んでいる。自然そっちの方に歩いていく。どうせ、本棚もそっち側のほうが充実していたし、この校舎に残っていた物好きなのが誰なのか見ておきたくもあった。
 僕はいきなり顔を覗き込むなんて変に思えたから、まずはわざと足音を上げて、本棚の方に歩いていった。本を手に取る。はじめて手に取る冒険小説。そうか、たまには読書もいいな。漠然と思った。
 僕はいきなり本棚をでて、どっかと先客の目の前に座った。最初はずっと直接に相手を見なかった。目が合うと気まずいからだ。
 本を開いて目を落とす。読み始める。なかなか面白そうだ。プロローグで僕は決め込んだ。
 そして、そろそろいい頃かなと思って、先客の方に顔を向けた。
 びっくりした。向こうもこっちを向いている。女の子だ。平凡だけど、とても目が可愛い。女の子は、僕が目を向けたまま何も言わないためか、不思議そうにじっとこちらを見ている。
 何か言わなくちゃ。
「やあ、勉強?」
 彼女は首を振って、彼女の手元にある本を示した。装丁がとてもしゃれた本だ。今時のではなくて、昔風のシンプルでしゃれたのだ。
「それ、面白い?」
 彼女の方も言葉を生成したみたいだ。短くそういったのには、すごく暖かさがあった。
「うん。はじめて読んだけれどなかなか」
 彼女は笑った。何かおかしいことをいったっけ。
 二、三言かわして僕たちはまた僕たちの世界に戻っていった。窓から涼しい風が入ってきた。
 ちらと彼女を見る。まだ本に目を落としたまま。緩やかな風が、彼女の肩口の少し纏まったかみをわずかに揺らした。なんだか僕には勿体無い光景みたいだ。
 また、本に目を落とした。面白い内容の続きが楽しみでしょうがない。いよいよ主人公が、やる気を出して盗賊たちをやっつけようとするところだ。
「あの」
 不意に控えめな声が降ってきた。
 僕は顔を上げた。彼女は何かを言いたいような微妙な表情を繰り返してから、ゆっくりと口を開いた。
「ダイヤモンドってなんで輝いているんでしょう」
「どうしてだろう」
「どう思う?」
「わからない」
 けどきっとずっと輝いているわけではないでしょう。僕は言えなかった。
「そう」
「うん」
 今度は勢いのある風が、彼女の肩にかかる髪を殆ど全部揺らした。翻る時にちかちかと、つやのある髪はきれいに反射していた。
「太陽は?」
「うん」
「どうでしょう?」
「頑張っているよね」
 僕は良くわからない事を言っていた。どうしたのだろう。透き通る真空みたいな彼女の声は、僕を不思議な気分にさせていった。
「うん」
 彼女は少し笑って、また視線を本に向けた。
 僕もそれに倣った。本の白地がさっきよりうこんぽくなっている。主人公の活躍も夕日の中の出来事みたいに感じた。今日はもうおしまいにしようかな。
 僕はその一節を読み終えると、本を戻しに行った。
 席に戻ってくると、女の子は帰り支度を整えていた。
「また、くる?」
「うん」
 彼女は小さく頷いた。
 斜めの光も段々群青色に近づいてきた。
 もう今日はゆっくりと。ゆっくりと。
 僕は彼女と少し距離を置きながら図書室を出た。
 校門でまた明日、と彼女と別れた。
 もう今日はゆっくりと。ゆっくりと。
 日常のパラレルワールド、ゆっくりと。また明日。

夏目漱石『吾輩は猫である』

2006年09月11日 | 感想
 これを読むのはだいぶ時間がかかりました。なにしろ別のものと平行しながら、暇潰しで読んでいましたから・・・。
 これはストーリーはないようなものですね。最初は猫の関係が中心の展開でしたが、途中で迷亭や寒月、東風、独仙、三平、鈴木、金田なんて人たちの観察へと傾いていく。むしろ彼らの議論の内容が中心にきていながら、猫くんがその人間の抱える滑稽さを見事に皮肉っている。
 しかし、この頃から「個」が強くなってきた世の中だから窮屈なんだ、みたいに言っていたというのは非常に興味深い。辛くも、彼の予言通りこの世は結構窮屈になっている気がする。維新以来「私らしく」「自分らしく」と個性を求めた人間が膨張して神経衰弱に陥る経過がいいところをついている。
 確かに今の世は精神を病むことが非常に多いですよね。うつ病などがかなり身近になった気がします。近頃はニュースで聞く話から人づてに聞く話に変って、自分のほんの近くに、精神の闇が迫っている感じです。
 
 そんな感じで、小説というよりはなんだか妙なエッセイでも読んでいる気分であった。
 これを読んだのは「ひなたの日常」を書くにあたって、やはり参考にしておきたかったがためである。参考にはあまりならなかったが、猫を主人公にすると、どうしてもストーリーに限界が出てくる。あまり人間的にしすぎると猫である意味が問われるし、人間的でないと読んでいてつまらないし・・・。
 

人間交差点

2006年09月08日 | 日記
同名の漫画がありますよね。それも結構好きなんですが、今日語るのはもっとわたくしに身近な世界の話。本当に結構ありふれた体験なのだが、わたくしの感じたことを素直に書きたいと思う。

 先月くらいから、登録制のバイトをしている。会社の研修が始まるまでの中継ぎである。例の有名なとこである。CMとかでみるとホントに軽いイメージがある。私はその企業自体は、しっかりした会社ではあるが好きじゃない。登録制の説明端折すぎ。

 と、そんな事は本筋とは全く関係ない。

 私はそんなにカツカツに入れていなかったので、そんなに対して経験も積んでいないのだが、「支店」にはさまざまな人間が集まっている。もちろん、わたくしのような学生から、シニアもフリーターも・・・。
 意外とシニアの人が多いのが私には新鮮だった。結構多いものなのだな。と思った。実際今日話したおじさんなんかは、営業一筋25年で、今は自営業の傍らバイトをしているらしい。就職を控えた私に、いろいろアドバイスを下さいました。勇気付けられました。
 その他にも、一癖二癖ある人が沢山いました。普段のわたくしの生活では接触がないであろう人たちもいました。
 私はこの数年間大学という小さな世界にいることを実感する瞬間でした。
 そこの場所には、十人十色の人生がある。
 わたくしと同じ就職を控えた学生。夜の世界を知るフリーター、熟練パートのオバチャン・・・一人一人がとても違っている。その人間が一つの作業を、一緒にやっていく。というのはなんだか不思議なこと。
 勿論普通の仕事や、バイトだって同じかもしれない。けれど、登録制で、毎回人が入れ替わったりする、現場は普通のバイトには見えない体験があるものだなぁ、と感嘆しました。
 本当に一瞬まじる。交差点ですれ違うように、出会いまた通り過ぎていく。本当にそんな感じがします。
 石森章太郎のHotelではホテルを通りすぎる人間を観察する老人がいましたが、わたくしもまさにそんな感じでした。本当に貴重な体験をしているな。と素直に感じました。
 漫画の人間交差点みたいに深いものはないかもしれないけれど、そこには十人それぞれの人生がある。悩みがある。幸せがある。そう考えると、とても自分がそれに関われてうれしいと思う。

 そんなことを思う。今日この日。

 それじゃ、おやすみなさいませ。ごしゅじんさま。

レインボー

2006年09月07日 | 今日の一曲


曲名「レインボー」
歌手 Round Table featuring Nino

 本日紹介する曲はコレ。なんか、毎回紹介する形式が変っている気がする。申し訳ない。どうにも、気分の浮き沈みが激しいみたいで。

 はじめて聞いた時に、これは・・・と思った曲でした。私が「これは・・・」なんて思うことなんて、滅多にない。どれくらい滅多にないかと言えば、両手を広げても全然足りないくらいで、hardlyといえばカタがついてしまうくらい滅多にない。あれ?seldomだっけ。まぁ、いいや。
 なにが「これは・・・」なのか。まずはイントロ。アコウスティックでとても綺麗に流れるんです。これが。私は元来こういう「生」に近い音が好きなので、とてもしっくり来ました。

    手のひらの上に そっとのせた

    やさしさを あたためて そっと

    口ずさんだ秘密のメロディー
  
    歌ってよ 行くあてもないけど

 と歌い出します。Ninoの声がいい。とっても暖かい気持ちになれます。

    でも 降りだした雨も
    
    気にしない ずっと傍にいるから

 Bメロが続きました。なんか凄い勇気がでちゃいそうですな。というか、なんとなくそういう気分になります。

    いくつもの虹 越えて行けるよ
    
    ふたりでオーバーザレインボウ

    小さな光 星に願いを

    叶えてよ きっと 青い鳥

 歌詞も曲もとてもキレイ。聞いていると、近くにある全てのものが、輝きだして、色づきだして、素敵が一杯です。私は幸せが詰まった曲のほうが全般的に好きみたいです。一番落ち着く。音楽に関しては落ち着くもの材料になる事が多いせいでしょうか。

 まぁ、そんなわけで紹介しました。是非一度聞いてみることを薦めたい。と思うよ。ジャケットのNinoが美人です。薬指のリングが・・・。

 そんなわけで、おやすみなさい。また、明日。