深キ眠リニ現ヲミル

放浪の凡人、中庸の雑記です。
SSなど綴る事アリ。

参院選挙

2007年08月03日 | 政治論
もはや、遅まきすぎる話題ではあるが、本日は参院選などなどについて私の思ったことを少しかいてみたい。
 まず、結果は予想通りだったといえる。概ね民主勝利は目に見えていた。なにしろ失言や農相事務所費問題なんかがすごいタイミングであったしね。世論の流れとしては当然でしょう。
 そして、安倍現自民党総裁が総理を辞任しないことも当然かなと思った。各メディアはかなり叩いているみたいだけれどもね。やるだけやればいいさ。その分国民は厳しい審判を下すだろうから。しかし、いずれにしてもここを乗り切らなければ、彼にとって不名誉な人生となるだろうことは明らかだ。
 私は政治家という存在をかなり嫌いな人間である。もっと私が政治家の存在を許せるような嫌いだけども信頼できるような国づくりを目指して欲しい。
 ところで、選挙にまつわる話では、投票用紙にアニメキャラの名前を書いたり、アニメキャラで選挙速報作ったりと色々あったらしいが、こんなことになっているあたり、日本という空間はもう10年前とは違う。
 進んだ針は戻らない。私たちは現状に悲嘆にくれている場合ではない。次に針が刻まれる前に、未来を見ることだ。一人ではいけない。みんな全ての人がもっと未来に思いを馳せなくてはいけない。
こういうことを書く自分がかなり不安を抱いていることはmiemie。

二世議員禁止?

2006年07月22日 | 政治論
 先日TVをみていたところ、爆笑問題の太田が二世議員廃止を提案しておりました。
 全く彼はかなりウィットに富んでいますね。これはかなりイイ線じゃないでしょうか。先日友人と似たような話をしておりましたし、私にとってもなかなか面白い話でした。
 まず、私の意見をはっきりさせて置きましょう。私は彼の提案に賛成です。

 この提案は実現自体は今の所の政治家にはできないでしょうな。何せかなりの二世議員がいるんですから……。
 
 賛成の理由ですが、簡単です。民主主義の原理から言って、今の二世議員多しの現状は誠に左の原理に矛盾してはいまいか、ということです。そもそもどうして君主による政治権力の世襲を禁止したのか。世襲による弊害が大きかったからではあるまいか――暗愚な世継ぎ、一部特権者による統治の限界。
 にもかかわらず実態はどうであるか。昔ながらの政治家の系統譜は続いている。
戦後になって日本は民主主義になった、といわれる事はしばしばだが結局は封建遺制となって現代でも政治界に残っているではないか――マスコミが政治家を紹介する時に、やれ吉田茂の孫だの(漫画というのがミスマッチだな)、近衛の孫だの(最も彼はいまや隠居だが)、福田の倅だの(彼は個人的に結構ツボだが)、小渕の娘(急に格が変ったな)だの言っている現状を見よ。

 昨日の議論の中で、二世議員の禁止は「職業選択の自由」(22条)に抵触するといった議員がいたが、果たしてそうであろうか。議員はそもそも職ではない、ということを忘れていまいか。職業ではなく国民の代表なのである。よって、上記の憲法違反は発生しないのではないか。議員の子が議員をしたいという自由をどうするのかという問題なのだろうが、ここは「公共の福祉」のために受忍せらる範囲ではないだろうか。
 政治は高度な国家的活動である。それに対して、他の一般職と同等の自由を認めては、逆に不合理ではなかろうか。
 そう、別に芸能界なんかはいい。別に我々の権利を侵害することはないに等しいのだから、しかし政治はどうだろうか。法律によって我々の権利を制限もしくは義務を作る。そんな大事なことは一世一代の責任でやって欲しい。
 官僚にも同様な事が言えると思うけどね。ここまで政治が踏み込んでいくのは何百年後か。実際の思想を実現していく間には相当のタイムラグがあるよね。

>>私信
 珍しく政治問題に触れてみた。いやぁ、ウェブログにこんな事を書くのは気が引けるね。これぎりにしよう。こんな論議は政治学者に任せておこう。ただ、凡人でも政治くらい考えていることをアピィルしたかったのさ。
 詰まるところは私はどちらかというと左に寄っているのかもしれぬ。憲法に易姓革命くらいは盛り込んで欲しいと考えているしね。ん~、こんな事言っていると公安に睨まれるか。ああ、怖い。内心に留めておこう。読んだ人は早く忘れてくれ。
 こんな事書くより、ひなた君の今後でも考えていた方が私にはいいもんだ。
 にもかかわらず、書いちまうのは学生の性ってもんかな。