良い機会なので、ネタ切れ(笑)ついでに新カテゴを張って、禁断の領域に踏み込むことにしましょう。
私が普段お世話になってるディスクレヴュー仲間の大半が絶賛しているギタリストSteve Morse(スティーヴ・モーズ)師匠のネタでございます。
本日は、彼が率いたバンド“Dixie Dregs(ディキシー・ドレッグス)”がメジャーデヴューを果たした記念すべき1st作“Free Fall”を選んでみました。
これはインスト・ロックの部類になると思います。
personnel:
Rod Morgenstein(d,per)
Andy West(b)
Allen Sloan(e-violin,viola,strings)
Steve Morse(g,g-synth,banjo)
Steve Davidowski(synth,kb)
当時、モーズ師匠はマイアミ大学に在学中で、同時期にはPat MethenyやHiram Bullockなども居てたようです。
そんな学内で結成したバンドがディキシー・ドレッグスだったちゅうことですね。
特にベースのウエストとはハイスクール時代からの盟友だったとのこと。
多分、メンバー全員がマイアミ大生だったんでしょうね・・間違ってたらごめんなさい。
彼らが出した自主制作盤が話題を呼び、幸運にもメジャーディールを得たのでした。
実は後々、このマネージメントには苦しめられることになるのですが・・。
tracks:
1.Free Fall
2.Holiday
3.Hand Jig
4.Moe Down
5.Refried Funky Chicken
6.Sleep
7.Cruise Control
8.Cosmopolitan Traveler
9.Dig The Ditch
10.Wages Of Weirdness
11.Northern Lights
メジャーデヴューということもあって、かなり力が入ってたんでしょうね。
このバンドの売りの一つですが、かなりヴァラエティに富んだ音楽性なんですね。
しかしながら、節操が無いだけでは決してなく、メンバー全員の高度なテクを十二分に発揮したプログレッシヴな意図が一本通った感じといえば良いのかな。
揺るぎない一本の芯がはっきりと感じられるんですよね。
ジャジーでケルティックでファンキーでハードでダンサブルでクラシカル・・やっぱ、節操ないのかもね。(笑)
要するに“ごった煮”なんですよ。
煮込んで煮込んでエッセンスを混ぜ込んで創り込んだ、激うまスープみたいな、ね。
これは素材の美味さに寄るところが大なのは言うまでも御座いません。
そして、その味付けもね。
音楽性の基本はやっぱカントリーな訳で、この辺はヤンキー、特に南部人のサガみたいなものなんでしょうな。
#2“Holiday”なんかはまるでKansasみたいだし、#5“Refried Funky Chicken”#8“Cosmopolitan Traveler”#9“Dig The Ditch”なんてファンキーこの上ない展開ですが、カントリー丸出しなんですね。
で、#4“Moe Down”なんか、案の定ポルカです。(笑)ただね、普通じゃないところが彼ららしいんですね。
この辺と対極を成すのが、ラスト#11“Northern Lights”や#6“Sleep”でしょう。
#11は生ギター&ヴァイオリンのデュオによるクラシカルな小品で、#6はモーズ師匠の十八番であるケルティックな逸品です。
特に#6は次点でしょうね。
また、ジャジーで変態的な展開の#10“Wages Of Weirdness”も捨てがたいですね。
同率次点です。
で、一押しは、やっぱ#7“Cruise Control”で決まり。
この曲はDream Theaterもミニアルバム“A Change Of Seasons('95)”でサワリをカヴァーとして披露してたりします。
途中、まるでQueenみたいな展開があったり、尋常ではない高速ソロ廻しなんかがあったりと、実にプログレッシヴな逸品なんですよね。
間違いなく、この作品のハイライトを飾ってる曲だと思います。
モーズ師匠のギターも、まだどこか青くて隙だらけなのが初々しいですね。
ギターがどうのこうのというより、バンドサウンドとして楽しめる作品じゃないかと思います。
インスト・ロック好きなら是非聴いておくべき作品のひとつじゃないでしょうか。
私が普段お世話になってるディスクレヴュー仲間の大半が絶賛しているギタリストSteve Morse(スティーヴ・モーズ)師匠のネタでございます。
本日は、彼が率いたバンド“Dixie Dregs(ディキシー・ドレッグス)”がメジャーデヴューを果たした記念すべき1st作“Free Fall”を選んでみました。
これはインスト・ロックの部類になると思います。
personnel:
Rod Morgenstein(d,per)
Andy West(b)
Allen Sloan(e-violin,viola,strings)
Steve Morse(g,g-synth,banjo)
Steve Davidowski(synth,kb)
当時、モーズ師匠はマイアミ大学に在学中で、同時期にはPat MethenyやHiram Bullockなども居てたようです。
そんな学内で結成したバンドがディキシー・ドレッグスだったちゅうことですね。
特にベースのウエストとはハイスクール時代からの盟友だったとのこと。
多分、メンバー全員がマイアミ大生だったんでしょうね・・間違ってたらごめんなさい。
彼らが出した自主制作盤が話題を呼び、幸運にもメジャーディールを得たのでした。
実は後々、このマネージメントには苦しめられることになるのですが・・。
tracks:
1.Free Fall
2.Holiday
3.Hand Jig
4.Moe Down
5.Refried Funky Chicken
6.Sleep
7.Cruise Control
8.Cosmopolitan Traveler
9.Dig The Ditch
10.Wages Of Weirdness
11.Northern Lights
メジャーデヴューということもあって、かなり力が入ってたんでしょうね。
このバンドの売りの一つですが、かなりヴァラエティに富んだ音楽性なんですね。
しかしながら、節操が無いだけでは決してなく、メンバー全員の高度なテクを十二分に発揮したプログレッシヴな意図が一本通った感じといえば良いのかな。
揺るぎない一本の芯がはっきりと感じられるんですよね。
ジャジーでケルティックでファンキーでハードでダンサブルでクラシカル・・やっぱ、節操ないのかもね。(笑)
要するに“ごった煮”なんですよ。
煮込んで煮込んでエッセンスを混ぜ込んで創り込んだ、激うまスープみたいな、ね。
これは素材の美味さに寄るところが大なのは言うまでも御座いません。
そして、その味付けもね。
音楽性の基本はやっぱカントリーな訳で、この辺はヤンキー、特に南部人のサガみたいなものなんでしょうな。
#2“Holiday”なんかはまるでKansasみたいだし、#5“Refried Funky Chicken”#8“Cosmopolitan Traveler”#9“Dig The Ditch”なんてファンキーこの上ない展開ですが、カントリー丸出しなんですね。
で、#4“Moe Down”なんか、案の定ポルカです。(笑)ただね、普通じゃないところが彼ららしいんですね。
この辺と対極を成すのが、ラスト#11“Northern Lights”や#6“Sleep”でしょう。
#11は生ギター&ヴァイオリンのデュオによるクラシカルな小品で、#6はモーズ師匠の十八番であるケルティックな逸品です。
特に#6は次点でしょうね。
また、ジャジーで変態的な展開の#10“Wages Of Weirdness”も捨てがたいですね。
同率次点です。
で、一押しは、やっぱ#7“Cruise Control”で決まり。
この曲はDream Theaterもミニアルバム“A Change Of Seasons('95)”でサワリをカヴァーとして披露してたりします。
途中、まるでQueenみたいな展開があったり、尋常ではない高速ソロ廻しなんかがあったりと、実にプログレッシヴな逸品なんですよね。
間違いなく、この作品のハイライトを飾ってる曲だと思います。
モーズ師匠のギターも、まだどこか青くて隙だらけなのが初々しいですね。
ギターがどうのこうのというより、バンドサウンドとして楽しめる作品じゃないかと思います。
インスト・ロック好きなら是非聴いておくべき作品のひとつじゃないでしょうか。
それから、運よく、楽器フェアで、デモ演奏しているモーズ先生を目撃しました。やたら、ピックアップがたくさん付いてて、やたら早弾きしてたことぐらいしか、印象には、残ってませんけど。それから、知らないうちに、有名になった、っていう感じです。
・・魚ネタはまた追々ってことで。(汗)
モーズシンパの重鎮登場ですね。(笑)
実際、私が彼を知ったのはかれこれ20年くらい前で、社会人デヴューした当時だったかと思います。
とにかく情報が少なかったですね、何にしてもね。
今のネットで氾濫しすぎな状況なんて、夢のまた夢って感じです。
守備範囲外なんで、また色々ご指摘下さい。
よろしくお願いします。